幸袋線 090329｜phoblog de otchee

遺構へ行こう／幸袋線（2009年3月29日）

■小竹〜目尾

小竹駅から少し目尾側へ進んだところに「小竹保線支区」の表札がある建物があります。
そのそばから線路を見たところ。手前に２線分の煉瓦橋台跡があります。
奥から筑豊本線下り・上り・幸袋線跡・塩頭貨物支線跡かな？

若草の中に眠る分岐器。ここから目尾手前まで断片的にレールが残っています。

雑草が生い茂る真夏でもレールが確認しやすい場所。

新多口踏切より。幸袋線跡にはトラフガーダが残っています。
この右隣には塩頭貨物支線の煉瓦橋台が残っています。
一番右の障検の形状に時代を感じます。宇宙人の目玉みたい(笑)

煉瓦橋台の第二の人生は警報機を支えることでした。

こっちは小竹側。こっちの方が見やすいですな。
こういった小さい煉瓦構造物もレンガスキーにはたまりません(笑)

学校下踏切より。ここもよくレールが残っています。
学校が近くて人通りが多いのかレールが光っています。

こちらは小竹側。列車はまず通れない。軌道自転車でもダメでしょうな(笑)

少し進むと以前にもＵＰした謎のキロポストがあります。

「20」なんですよ。だけどココは32〜33kmの間なんですよね。
20マイルをキロ換算すると・・・1,609.344km×20=32.18688km
本当に哩ポストならば、メートル法施工1930年(昭和5年)なので、それ以前から建ってることに・・。
それにしても状態が良過ぎるような気がしますが。

新堤踏切より。ここの１つ手前の踏切は拡幅されたためレールは剥がされてました。

こちらは目尾側。ここから山の谷架道橋手前まではレールが確認できます。
ここにもデカ目の障検が(笑)

■目尾・二瀬

目尾駅跡付近でアヤシイ動きありです。
4月7日現在、ロープの範囲が広がっていました。何するんだろう・・。

幸袋線跡の設備を使った専用線のレールは、目尾駅跡の先、保育園の裏側へ続いています。
前はこんな感じでしたが、今は藪が酷くなってました。

藪を見慣れた貴方・貴女？ならレールが何処にあるかすぐにわかるはず！(笑)

二瀬駅ホーム跡です。途中、幸袋・新二瀬付近は特に何も無いので（工はあるよ）、そのままスルー。目尾から一気に二瀬に飛びます(汗)　数年前、通路を新設する際、律義にホームの形に補修してるのには感動したもんです。枕木も使ってるし。ポイント高過ぎ！

昔の資料を見ると、新二瀬駅もこのような形状のホームだったようです。

この先、二瀬〜枝国間の民家の玄関前に残る「工」も健在です。

コメント(5)

4月16日／おっちー

>ちくまえ。さん
了解です。隅々まで見てチェックしときますね。

>倫堕さん
久しぶりの全線トレースページになりました。
ここ数年は部分的に探索することが多かったですしねぇ。
以前よりも写真のコメントを打ち込む量が落ちているような・・(汗)

4月15日／倫堕

力作２連発、サンキューです。
幸袋線、廃止になってから４０年も経つのに、これだけレールが残っているとは素晴らしいものです。
筑豊本線との並行部も、電化の時も撤去されなかったし。
今後に期待！？

二瀬駅ホーム跡を初めて見せて貰った時の感動を思い出しました。
結構寒い、夕方だったと思います。

4月15日／ちくまえ。

有難うございます！
おそらくその捲揚踏切は吉隈炭鉱二坑の捲揚のことだと
思います。
残念ながら現在は老人ホームとか宅地になってますねぇ．．
その先の笹尾橋も橋じゃなくなってますし。

おっちーさまの気が向いたら捲揚という名称の踏切を
教えてくださいませ。
可能な限り捜索してみます

4月15日／おっちー

>ちくまえ。さん

炭鉱跡探しには微妙なところですねぇ・・・。「日吉捲揚」の例があるので探してみたら・・。
上山田線の平恒〜臼井間の踏切に「二塚捲揚」という名称の踏切があったようです。
場所はおそらく↓ここだと思います。
http://map.yahoo.co.jp/pl?type=scroll&lat=33.58065211&lon=130.69861678&sc=4&mode=map&pointer=on&home=on&hlat=33.60022083&hlon=130.66300083

4月14日／ちくまえ。

答え判りました(^ ^)
新たな武器を入手されたみたいですね、炭鉱跡探しにも
使えそうですか？？
私は各炭鉱の坑外図が欲しくてたまりませんです。

息子が閏野の高校へ行ってるので二瀬あたりは頻繁に行きますが
未だにエ杭を見つけた事が無いです。
歩かんと判らんですかねぇ．．．

幸袋線 090329