昨日・一昨日の続き。
●筑肥線旧線(虹ノ松原〜山本)/3 【久里〜山本間】
久里から先、松浦川までは堤防のレベルまで高度を上げてたようですが、跡らしい跡は見つけられませんでした。線路跡は畑になってしまい、トレース不可能でした・・。
ここでもう一度、久里駅の空中写真。
★印はその2の最後で紹介した自動車修理工場があります。
畑側から見てみると・・・
↑写真中心の白い建物がその工場。まわりの建物と比較すると、そこだけ向きが斜めになっています。
線路跡に建てられたのは間違いなさそうです。建物と畑の間には用水路があったように見えましたが、遺構があるかどうかは未確認です。撮影場所から山本側を見てみると・・・
畑のド真ん中でございます。線路跡は既に自然に帰ってました。
松浦川の堤防付近はどうなっているのか見たかったんですが、ちょうど護岸工事中で進入禁止でした。残念。一旦、久里駅跡へ戻り、道路を下って山本方面へ向いました。
ここでも、道を間違えて住宅街の中に・・(汗) グルグルしてる間に山本駅横の小さな踏切に出て来ました。とりあえず、トイレ休憩で山本駅へ・・・。
ここで山本駅周辺の空中写真の確認。
※ここからは探索方向が山本→久里方面になります。古い駅舎に感動しながらトイレへ向うと、ニオイが強烈!! 「便所」と言った方がお似合いの「トイレ」でした。しかし、そうそう駅の便所はこれよ〜。と懐かしくも感じたり・・(笑)
時間の都合で駅の中には入りませんでした。
探索再開ということで、駅前の信号待ちをしていたら興味深い杭を発見。
「鐵道用地」と掘り込まれた用地杭がありました。いつの時代のもの? まさか唐津興業鉄道時代!?
再び先ほど迷って出てきた踏切へ。(空中写真/丸5)
久里方面を見たところ。非電化区間はイイですねぇ!
写真中心のマンションを境に左側が唐津線、右側が筑肥線跡になります。
山本駅側の写真を撮り忘れたんですが、やはり、筑肥線・唐津線・岸嶽支線が集まっていただけあって、構内はかなり広く感じました。松浦川側の構内の一部は宅地化されていました。
次にマンションの方へ行ってみると・・
↑空中写真/丸4の踏切(現在は廃止)から久里方向を見たところ。
マンションが線路跡に沿って斜めに建っています。この配置に思わずニヤリ(笑)
↑空中写真/丸3のマンションの久里側から見たところ。写真右側に唐津線が通っています。
空中写真が撮影された当時は、写真を左右に貫いている道路は無かったようです。
この場所から久里方向を見てみると・・・
左端に唐津線、右端の砂利道が筑肥線跡。この砂利道を進んで振り返ってみると・・
↑イイ感じにカーブを描いています。奥には唐津線が見えています。
ここから久里方向へさらに進むと・・・
空中写真/丸2
崩れかけた台形断面、転がり落ちてるバラスト、土留め、藪化した盛土・・・完璧です(笑)
横の細道の先では盛土が切れた感じで曲がっている!! 橋台来るか!? 久里側は何も無さそうだけど・・。
所々にバラストが見えるこの細道をダッシュで進み、横を見ると・・
あった〜!! やっとまともな遺構に出会えた〜!!
空中写真/丸1
昭和初期に開通してるからコンクリート製なのかな。
久里側には橋台はありませんでした。しばらくココを観察。
ココまでザッと探索してみて、特に構造物の遺構が無く、物足りなさ・疲労感がありましたが、最後にこの橋台に辿り着いたことで、一気にテンションUPとなりました(笑) ココから松浦川の堤防まで盛土が続いていましたが、工事中だったので行けませんでした。
橋台をマジマジと観察して帰ろうとした時、土留めにヘビの抜け殻を見つけてしまい、猛ダッシュで車に戻ったことは秘密です(汗)
●おまけ
唐津線の煉瓦構造物。やはり、明治生まれの路線はイイ!!
おわり。
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