今回は冬ということで、前回真夏に背の高い雑草に生い茂られていた所が少しではあるが見ることが出来た。レール跡のそば、右の写真の左端に「一時停止線」の看板が残っていた。ということはここは小さな踏切跡だったのだろう。向こうに見えるのは筑豊本線の遠賀川を渡る鉄橋。左が小竹側。
一旦道路に戻り、線路道に沿って歩いていると、枯れた雑草の中にレールが残っているのが見えた。真夏では踏み込むのも困難な雑草地だっただけに、この発見はかなり嬉しかったね〜。まさか残っていたとは!
そのまま線路道を並走するとレールは雑草の奥へ消えてしまった。その先を予想しつつ歩いていると、保育園の手前にある砂利道を奥へ進む。すると一見ゲートボール場のような広い空き地が見えてきた。奥には意味有りげなコンクリート壁と石積みの壁と朽ち果てたベルトコンベアー。例によって「アヤシイ」と睨んだ私は期待に胸ふくらませながら近づいてみた。そこにはまとめられた4本の廃レールと枕木も残っている線路眠っていた。
↑を角度を変えて見たところ。写真の右側から砂利道を通って来た。
枕木の上にしっかりと残っているレール。ここらへんもやっぱり夏になると雑草に埋もれてしまうんだろうな。廃線探索をするにはやっぱり冬がいいですな。草木も枯れて比較的見やすい状態にもなるし、ヘビも出らんし、虫もいないしね。
レール跡を辿っていくと、ちゃんと終端部分も残っていました。この区間は一体何者なんでしょう?調べてみると廃止後もある事業者の専用運炭線として使われていたようです。その後の経緯も調べてみると何やら興味深い話になってました。通称「勝野線」と呼ばれてるそうです。