3線跡を往く IX〜遠賀川橋梁〜

Category:レンガスキー コメント(4)
●遠賀川橋りょう #1

筑豊本線における「キング オブ レンガスキー」は、やっぱり遠賀川橋梁の煉瓦構造物群でしょう。煉瓦の組積美・アーチ曲線美・井筒基礎の円形美・一直線に並んだ橋脚の連続美、どこから見ても美しい構造物だと思います。え、私だけ?(笑)
残念なことに煉瓦橋台の上流側(開業時の線→複線時下り→3線の中線→旧上り)は、現上り線開通直後に取り壊されて、現上り線橋脚にくっついた状態の下流側(複線時上り→3線上り→線路撤去)のみ残されています。橋脚だけに目が行きがちですが、残った橋脚と取り壊された橋脚、それぞれに繋がる煉瓦橋台が残っています。

・筑前垣生側の橋台(2A)

近くで見るとその大きさに驚きます。奥に見えているのは現上り線。
全体的にコンクリートで補修されていて煉瓦はパラペット部分と側面ぐらいしか見えません。中間側の橋台には笠石があるので、もしかしたらこちら側にも付いていたのかもしれませんね。画像左の隅石上部から線路側にかけて斜めになっている部分は中間側も同じ形状になっています。そこにも笠石が積まれています。

onB_2A_1.jpg

中間側(後日エントリーします)の床石は1段なのに筑前垣生側だけ2段重ねになっています。

onB_2A_3.jpg

↓3線時代の橋台群。手前から上り線・中線・下り線。1923(T12)年に開通した下り線はコンクリート製の橋台です。

onB_2A_2.jpg

↓橋脚(11P)のアーチから見た筑前垣生側の橋台跡。

onB_11P.jpg


先週末から風邪を引いてしまいました。近場の温泉に行ったんですが、暑がりの私が珍しく「湯がぬるい!」と言ってたら、案の定、熱が39度近くまで上がってました。子どもの頃から熱には弱く、37度になるとクラクラしてしまいます(笑) 今は持ち直してきましたが・・・皆さん、体調管理はしっかりしましょう(汗)

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コメント(4)

>分オイさん
両橋台や中間側の河川敷の橋脚は簡単に見れるのでオススメです。
垣生側の河川敷は一部を除き藪漕ぎしなければ近づけないので、廃線と同じく冬場に再度行ってみようと思います。
中間からだと煉瓦橋台の橋梁・架道橋を数ヶ所、垣生からだとホーム下のアーチ橋を絡めるとグー。

体調には注意して下さい。私も少しの熱でダウンする方なんで
お気持ちは良く解かります。

これを観ていて、急に現場が見たくなり筑豊線に乗って来ました。(笑)
取り合えず、車窓からの観察でしたが時間が取れれば下からも見たいと思います。

アイスを食べたおかげで風邪は完治しつつあります(笑)
ちょっと耳が聞こえにくくなる時があって、イコライザーで高音域をカットした感じに聞こえます。(たとえがわかりにくい?・汗)季節の変わり目は基本的に身体を壊す人なので気を付けます。

中鶴に行かれるのならば、筑豊本線貨物支線跡(中間〜中鶴間)の道路の橋台に注目してみてください。
イイものが見つかるかと思いますよ!(・・たぶんまだあるハズ)

メールの件、まさか同じ地図(画像)を持っておられるとは・・さすがですねぇ。

体調はいかがでしょうか?
季節の変わり目だし、我々年寄り?は用心ですね(^ ^;
私も電車通勤の時は人ごみからよく風邪うつされてました、
今はバイクなので暑さと寒ささえガマンすれば人からうつされる
事は少ないです。

ご紹介の煉瓦遺構は今度中鶴炭鉱ウロチョロの時にでも見てみますね。


ではお大事にしてくださいませ。

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