1.旅の準備

Category:たびぼうろぐ 2010.10 コメント(5)

_tabilog_000.jpg今回の旅の一番の目的は群馬県高崎での友人披露宴出席。せっかく遠方に出るので、当たり前のルートで行くのは勿体無い。そこで、折角の機会なので乗り鉄しまくりの旅にしよう!友人が結婚するって聞いたその日に決めました。もう貧乏学生じゃないので(笑)、新幹線も特急もどんどん使う行程で考える。苦しい台所事情だし、私のへそくりも無いので(汗)、旅費を家計から出すのは申し訳なく思い、オークションで鉄な物やMacのパーツを出品して、なんとか旅費だけは行程決めと平行して捻出。鉄な物については、落札されたお金を鉄に使うんだから手放しても仕方なかろうと自分に納得させる(汗)。
ルート選定でまず決まったのが「きたぐに」 子供の頃から憧れていた583系の寝台を体験すること。北陸周りで関東を北から攻める形になるので北越急行も絡ませる。次に朝に福岡を出て、23時に大阪に着くようなルートを考える。未乗線区が多い中国地方の三江線・芸備線・姫新線・木次線のどれかを絡めたいと思って時刻表をめくり倒す。そんな中、光っていたのが木次線の「奥出雲おろち号」 臨時列車で運行日が決まっていたけど、うまく都合が付きそう。てことで、木次線乗車決定。備後落合発のおろち号に間に合う時間を調べると・・・博多発7時38分。まぁ乗れない時間じゃないなぁ(汗) そして、木次から大阪までのルートを考える。山陰本線でそのまま上ろうとすると大阪に届かずアウト。米子から「スーパーはくと」なら間に合うようだ。となると、JR線→智頭急行→JR線→北越急行→JR線と通過連絡で発券出来るのか? とりあえず、通勤途中にある駅のみどりの窓口で聞いてみることに。
最初、対応してくれた方は見習いのネームプレート付けたお姉さん。私が説明しているルートが理解不能だったようで(笑)ベテラン職員にバトンタッチ。すぐには分からなかったようで、ちょっと待ってくださいと言って奥から規定が載ってる本を取り出してきました。各鉄道会社名の頭に過去の発券実績を示す(内部的な)印が付いていて、これはウチで発券したことがあるので大丈夫でしょうとのこと。後日連絡があり「このルートじゃダメでした。智頭急行・北越急行のどちらかなら発券可能です」と回答していただきました。ということで、智頭急行を外して、松江から伯備線で岡山まで出て大阪へ上るルートに決定。とりあえず北関東までの行程は完成。
そんなこんなで披露宴の招待状が届く。関東入りした日の夕方からか・・。こりゃ碓氷峠か鉄道博物館にも足を運べるな。さらに翌日は久しぶりに茨城にも寄りたいし、夕方からは倫堕さんと秋葉原で飲む約束をしたし。ルートをどうするか・・。廃線派としては、やはりここは碓氷峠に行っとくべきだし、鉾田駅跡にも行きたい。鉄道博物館は老後に取っておこう(笑) というわけで、極力、長距離の片道切符にした方が安く上がりそうなので、高崎の手前の新前橋から両毛線・水戸線を抜けて常磐線・成田線・成田・総武線・秋葉原・東京・東海道(山科で6の字になるため打ち切り)にすれば、新前橋で途中下車して別途切符を購入して横川・高崎へ行けるし、友部から成田は放棄して鹿島臨海鉄道で新鉾田・鹿島線経由で成田に戻ればいいし。そして、東京からの戻りはちょっと前なら「はやぶさ」なんだけど、九州行き夜行列車が無くなった今、選択肢は1つ「サンライズ」 まぁ、岡山で乗り換えなので、瀬戸でも出雲でもどっちでもいいんですが(汗) 岡山からはストレートに福岡まで。これで全ての行程完成。
再び窓口に行き、説明しやすいように行程表を持って発券手続へ。最終的に担当になったのは若手の兄ちゃんでして、この方が非常に対応が丁寧で好印象。しかし、若干慌て者のようで・・。とりあえず、マルスに経路と駅を入力。案の定、経路オーバーでマルス発券出来ず。これは予想通り(笑) すると「スミマセン、この行程表預かってよろしいですか?博多駅に問い合わせてみます・・」とのこと。数日後、手書きの切符になりますが・・と電話連絡がある。もしや、あの稚内〜肥前山口の最長切符と同じタイプの切符!?ワクワクしながら窓口へ。出来上がった切符がコレ。今ではなかなかお目にかかれない出札補充券。経由地が書ききれないので別紙ということで下部にホッチキス留めしてありました。終始ニヤリ顔の私。全行程の切符を確認してたら、初っぱなの「かいおう」グリーンが抜けてるのに気付く。その場で発券してもらい、全ての支払いを終えて全ての切符を受け取り、車に戻った時にもう一度切符を眺める。ん?いつから使えるって日付が無いぞ?これじゃ今日から有効になっちゃうよ。慌てて窓口に戻り尋ねてみる。「あぁ〜スミマセン〜」と言って、○月○日から通用というスタンプを捺して日付を書いてもらう。最後の最後まで慌て者なんやけ〜(笑) ちょっと待て。6の字きっぷになるので、山科で切れるはずだけど、京都市内になってる。なんでかな? 規定ではそうなるんやろうか? まぁ、いいや。これで全ての準備完了。

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コメント(5)

>ashiwodiさん
ついに始めちゃいました(汗)
巨匠と比べると・・いや、比べるレベルにも及ばない紀行文ですが、楽しんでいただけたら幸いです。
あの切符はアラフォー以上(アラサーは厳しい?)なら、確実に懐かしく思えますよね。
>旅は計画がオモシロイ
確かに。色んな楽しみ方が出来ますもんねぇ。時間をかけて計画するような旅をまたしたいものです。

おっちーさん、こんばんは。
とうとう始まりましたね、長距離片道切符の旅。宮脇翁バリの作品になることを期待しています。

いいですねぇ、出札補充券。最近はマルス券ばっかりですので懐かしい思いで眺めさせていただきました。

「旅は計画がオモシロイ」と思えるほど時刻表を見ながら思いをめぐらせるのは楽しいですね。どうかすると計画のほうが本番で実行するのはオマケのような気もします。実は私も次期改正でなくなる列車に乗ろうと計画と策を練っているところです。

>ちくまえ。さん
「金星」懐かしいですねぇ!
583系は後ほど記事に登場しますが、国鉄型萌え人間としてはカラーリングが・・(汗)
感想は他にもいろいろありますが・・・また乗りたい車両なのは間違いないです(笑)

>倫堕さん
学生の頃みたいにダラダラ時刻表めくりながら脳内旅行するヒマがなかったので、
子供が寝てから自分が寝るまでの限られた時間に短期集中でプランニングしました。
おかげで、もう少し捻れば下車駅が増えたかもしれません・・。
どこの駅でも概ね対応は良かったです。
国鉄末期は確かに・・でしたね(汗)

出札補充券を見たのって、何年ぶり(年十年ぶり?)だったのでしょうか。
見せてもらった時は、嬉しかったです。

旅はプランニングも楽しみです。
ワクワクします。

応対が丁寧・・・・国鉄時代なら、こういうのを頼むと露骨に嫌な顔をされてたような記憶がありますが、時代は変わりましたね。

続きを楽しみにしてます!

作戦練ってる光景が目に浮かびます(笑)
オクで経費を捻出するトコも同じですばい(^ ^;

583系、今でも一番好きな電車特急で小学生の時名古屋の
親戚に行く口実で『金星』に乗車しました。(嬉しくて寝られんかった)
一昨年鉄道博物館で買ったストラップも583系です(^ ^)

続編にワクワク♪

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