26.いざ碓氷峠へ

Category:たびぼうろぐ 2010.10 コメント(2)

10時23分/ 131M・横川行き発車。
乗客は、大きな荷物を抱えたハイキングに行く感じのグループ、家族連れ、カップル、女子高生、おばちゃん、おいちゃんと多種多様。北高崎駅、群馬八幡駅と停まるたびに客はどんどん捌けていって、安中駅に着いた時にはロングシートに空きが出来るほどになりました。安中駅の裏には大きな工場があって引込線がありました。その側線の末端部分は雑草が少し生えてて、ちょっと萌えました(笑)
次の磯部駅を過ぎた辺りから山が近くなったような気がして、線路も登り勾配を進んでる感じがしました。あとで知ったんですが、次の松井田駅は日本最古のスイッチバック駅だったそうです。そりゃ勾配だったはずだわ。

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今の駅はスイッチバック解消時に移設されたようですが、前は次の西松井田駅があるところから市街地側にバックした位置にあったそうです。西松井田駅を中心に本線、旧松井田駅への線、高崎側から松井田駅へ向う突っ込み線があったそうです。残念ながら今回の旅では事前に調べてなかったので全く気付かずに乗ってました・・。
西松井田駅を過ぎるとどんどん山深くなっていき、勾配もそこそこありそう。登りつめた所からだんだんと構内が広がってきて横川駅に着きました。

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当たり前だけど、ドンつきの行き止まりになっていました。九州なら巨大な車止め標識がボン!ボン!ボン!と並んでるところでしょうね。碓氷峠廃止以前はここからさらにレールが延びて峠に挑んでいたんだよな・・・。

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駅舎は想像していたよりも小さくて古めかしいものでした。ここまで来る途中の駅もそうでしたが、ホームの長さに過去の繁栄ぶりを感じました。駅前には釜飯で有名な「おぎのや」があり、その横には歯車がついた車輪が展示していました。

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パッと見、アプト式の電気機関車のやつ?って思いましたが、説明板を読むと「EF63」のものでした。ラックレールはレールの中心にあったので、これじゃないですよね。
15時には高崎に戻らなきゃならないので、現地滞在時間は2時間55分。ここから「アプトの道」を登って「めがね橋・碓氷第三橋梁」まで行くには時間的には大丈夫そうですが、ずっと登りなので疲れて途中離脱する可能性も考えられる・・・しかも、昨日の疲れも無いとは言えない・・・ここはバスで「めがね橋」まで行って下ってくる方がいいかも。下る方がラクチンだし(汗)、帰りの電車に間に合わせるための調整も出来る。そういう訳でJRバスに乗るためにバス停へ移動。雨は小雨と言うより霧雨で、傘をさすかささまいか悩むほどの微妙な降り具合。新前橋でやっと傘を買ったから無問題(笑)
ちょうど車止めの裏側付近を歩いていると、スロープ状になったホームの先端が見えました。

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バス停のそばを流れる川には煉瓦橋台が並んでいました。

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レンガスキー大興奮のシーンですが、今から向かう場所のことを考えると、この程度の煉瓦で喜んでいてはいけません(笑)

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横川駅から「碓氷峠鉄道文化むら」へ向ってレールが繋がっていました。

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なんだか路面電車の併用軌道みたい。

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アプトの道を歩き終えたら「碓氷峠鉄道文化むら」へ行ってみよう。

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バス停で待っていると中型のJRバスがやってきました。このところJRバスといえば、真っ赤なバスしか見てなかったので、このカラーリングは嬉しい。このバスは、めがね橋を経由して軽井沢駅まで運行します。歩く気満々のシニアグループやカップル、観光客を乗せていざ出発。
バスは国道18号線の旧道を進み、途中、中山道の宿場・坂本宿、くつろぎの郷に停車。その後、急カーブで山を登り始めると、横にチラッとアプトの道とトンネルが見えました。テンション上がりまくりです(笑) いくつかカーブを過ぎた所で「めがね橋」バス停に到着。

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バスを降りて振り返ると、巨大な煉瓦遺構「碓氷第三橋梁」が目の前にそびえ立っていました。本当に思わず「おおおおぉぉぉぉ!すげぇぇぇっ!」っと声が出ました。レンガスキー大興奮ですばい。

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コメント(2)

>チョビさん
そんな過去があったんですね。
あの大きさは初めて見た時は驚きましたが、今では慣れてしまいました。

行き止まりの感じが九州とは違いますね。

九州は先人が止まりキレず、激突したみたいでどこにいってもわかりやすい標識タイプになってます(笑)

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