唐津線貨物支線 I

Category:廃線・未成線 コメント(4)
ちょっと用がありまして唐津へ行ってきました。
午後の用件を済ませて、日没後の次の用件までの間にウロウロ・・。
筑肥線旧線と唐津線貨物支線跡(相知炭坑)、岸嶽線跡を探索してきました。
事前準備無し、うろ覚えの空中写真・地図で行き当たりばったりの適当探索です(汗)
唐津線貨物支線跡の西唐津〜大島は行きそびれました・・。

まず、唐津線貨物支線(山本〜相知炭坑)をば。

いつもの空中写真で確認。

kara_050_air.jpg

鉄道統計資料によると、相知炭坑〜中相知信号場間は大正9年まで、40C≒804.6m(大正10年から51C≒1,026m・停車場変遷大事典では0.5M≒804m) となっています。恐らく、黄色矢印付近(40Cなら少し手前)に相知炭坑駅跡が、★印付近に中相知信号場があったと思われます。WEB地図でザクッと距離を測って空中写真と照らし合わせただけなので、正確な位置ではありません(汗) 元々の起点は中相知信号場(開業時は相知貨物支線分岐点、その後、数回改称)でしたが、昭和5年に山本に変更されています。相知の方が距離的にも近いし、配線的にも都合が良さそうな気がするんですが・・。

1.踏切付近

kara_050.jpg

貨物支線跡には側線があり、延長上には車庫がありました。
相知側(手前)を見ると、車庫がある所からこっちに側線が延びていたのでは?
と想像出来そうな敷地がありました。違うかもしれんけど(汗)なんとなくの直感です(笑)



2.車庫の裏側(相知炭坑側)

kara_051.jpg

車庫から先の線路跡は道路になっています。ここから思わずニヤリの曲線が続きます。



3.車庫の先の曲線部分

kara_052.jpg

実に線路跡っぽい曲がり具合ですよね(笑) イイ感じです。
向きは違いますが、筑豊本線小竹駅から新多に向う貨物支線跡と重なって見えました。


4.上の地点から相知炭坑方向を見たところ

kara_053.jpg

画像中心の轍がある農道が線路跡と思われます。
そのまま緩やかな右カーブで進み、鉄塔の下あたりを抜けていたようです。
空中写真を見ると、その先に相知炭坑駅があった感じです。
あてずっぽうの探索で時間の都合もあり、そこまで行けませんでした(汗)
現在は道路になっているようです。

久しぶりの初めての地での適当探索。面白かったです。細道をグルグルまわったり、歩いてみたり。
筑豊の廃線群と違って基礎知識ゼロに近いですので、勘違い・誤情報があったらスミマセン・・・。


« From the air | メイン | 筑肥線旧線(虹ノ松原〜山本)/1»

コメント(4)

>ちょっとした者さん
唐津線は敷設された年が古いので、その歴史は大変興味深いものがありますよね。構造物も古い物が多いし、九州の鉄道の歴史を語る上で重要な路線と思います。筑肥線も博多から東九州への重要なルートでしたし。現在の山本〜伊万里間は閑散としてそうですけど、かつては急行も走っていたルートなんですよね。

ありがとうございます!
僕の家の前を通るのが唐津線なのでなんか感動します!
みなさん旧唐津線や旧筑肥線をウィキで調べてみてください
今よりだんぜんすごかったから

>freemiumさん
情報ありがとうございます。
スゴく面白いことをやってるようですね。
「線路の小径」・・・こんな公園整備をやっているとは知りませんでした。トロッコのルートがどのようになってるか全貌はわかりませんでしたが、潮風が気持ち良さそうな場所ですね。高千穂鉄道の廃材が再利用されていて、敷石も熊本市電からとのこと。ステージ兼ホームとなっている所の煉瓦積みはちゃんとイギリス積みになってたり、制作者の意気込みを感じます!30日は厳しいかもしれませんが、近々家族で探索してみたいと思います。

唐津港前の公園で5月30日に鉄道公園と手作りトロッコのお披露目会があります。九州大学の方のURLを張っておきますね。

コメントする


画像の中に見える文字を入力してください。

Recent Comments

Calendar

購読する FEED