2010年11月アーカイブ

23.山に囲まれて

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ほくほく線ホームから連絡通路に上がる階段には筆書きの駅名板がありました。よく見ると片岡鶴太郎書でした。誰も居ない静かな通路を歩き、改札で下車印をもらおうとするも、駅員の姿が見えない。事務所の中にはいる様子。7時ちょっと前だったので開店準備中のようでした。しばらく通路やホームを探索。その後、7時になり窓口が開いたので下車印をもらって出場。朝一から変な切符を見せられて若干戸惑い気味でしたけど(汗) ちょっとコンビニに行きたいなと思って、その駅員にどこにあるか聞いてみると「あるにはありますが遠いですよ」とのこと。駅前にはあるだろうと思っていたが甘かった・・。

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とりあえず外に出てみる。東口に立つ。遠くに見えている山が印象的だった。案内板によると坂戸城跡らしい。広い駐車場があり、正面には駅への進入道路が一本通っている。歩道上にはアーケードが架かっており商店が並んでいるようだ。しかし、朝7時。開いている店は無い。駅前で人の姿を見たのは、駐車場でバス待ちをしている、運動部の高校生集団くらいだった。

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空を見ると雲の隙間からうっすらと青空が見えだした。雨もやんでるし。このまま持ってくれよう!しばらく駅前を散策してみることに。すると「戦国EXPO」という看板を見つけ、何やろ?と思って看板の指示通りに歩いてみた。すると、駅前右手を進んだ所に会場があった。

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そういえば駅前に直江兼続公生誕の地って看板があったなぁ。きっと、歴史好きな人や歴女、戦国ゲーム萌えな人にはたまらないイベントなのでしょうね。誰も居ない会場横(当然、中には入れない)の通路を通り抜けると足湯コーナーがありました。そこには何か見たことがあるタッチのイラストが。一瞬、北斗の拳に見えましたが、花の慶次でした(笑) 戦国武将たちが温泉に入ってます。

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また少し雨がパラついてきたので、タオルを頭に被って駅に戻りました。再入場してホームをウロウロ。降りた駅舎の反対側には北越急行の社屋が見える。ホームを上り側へ歩くと「雪」と表示された停車位置目標がありました。さすがは雪国。福岡じゃ見れない標識ですね。これはやっぱりラッセル車用?それとも雪の日はここに停まりなさいって意味なんでしょうか?

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しばらくすると、見たことがないカラーリングの電車がやってきました。顔つきをみると国鉄型。安心しました(笑) 形式は115系でシートは昔ながらのセミクロス配置。乗客数は少なくボックスにラクに座れました。

7時32分。1724M・越後湯沢行き発車。
周りを山に囲まれた中を走っていきます。一部の山にはスキー場があるようだ。途中、塩沢駅、大沢駅に停車、その間に上越国際スキー場前を通過したけど、あまり記憶に残っていない・・。とにかく周りの景色を見ていたように思う。石打駅は構内が広かった。長い車庫?みたいなのがあって、側線が何本も並んでいました。しかし、分岐器が繋がってなかったり雑草が生えてたりして、どうも使用されてない感じでした。石打駅と言えば、国鉄時代で思考が止まってる(汗)人間としては、季節特急「新雪」を思い出します。雪の結晶とS字にセパレートされた網点みたいなデザインのヘッドマークでしたよね。子供の頃、ヘッドマークのイラストをチラシの裏に書いて遊んでいたのでよく憶えてます。そんな石打駅を出ると、周りの山々がだんだん近くなってきて、スキー場も多く見られるようになってきました。越後湯沢駅に近づいてきたところで高架が見えてきました。上越新幹線だな。いやよく見ると「GALA」って書いてある。おぉ、ここがガーラ湯沢駅か!ここが開業した時のCM見たなぁ。小泉今日子がホームでヤッホーとか言いながら踊ってるやつ。翌年は「Choo Choo TRAIN」(EXILEじゃないよ、ZOOだよ)が使用されたCMも流れてたっけ。冬は猫も杓子もスキー!スキー!だったね。そんな私は未だにスキー未経験ですが何か?(笑) さて、ガーラからの高架は、そのまま上越線と並走して越後湯沢駅へ。

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六日町から乗ってきた115系はこんなカラーリング。湘南色じゃないんだよね・・。
駅には「はくたか」や来る時に乗ってきた北越急行の折り返し列車、今度乗る水上行きの列車がが停まっていました。よし。次も115系だな。

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時間があるので、下車印をもらって駅前へ出てみました。

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目の前に迫る山にはバブリーな建物がいくつも建っていました。さすがはリゾート地。

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朝5時に起きたわりには、なかなかお腹が減らなかったけど、ここにきてようやく朝ご飯が食べたくなった。再入場して売店を物色。駅弁屋から漂うイイ匂いに引き寄せられて、気が付いたらカウンターの前に立っていました(笑) いろいろある駅弁の中で、おいちゃんオススメの「かにずし」に決定。私もおいちゃんが言う前に見本見ててコレって決めてました。「魚沼産コシヒカリ」の文字に引かれてしまいました。まだ時間はあるけど、駅弁はやっぱり列車で食べらなね。そう思って、とりあえずバッグに入れて、再びホームを探索。すると、ホームのGALA側の端に古めの駅名標がありました。

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こんな駅名標を見ると嬉しくなりますね。

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他のこんな感じのJR東日本タイプのやつでした。

22.先人たちの偉業

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3821M/北越急行・越後湯沢行き発車。

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犀潟までは信越本線を走る。雨は止みそうにない。今日は碓氷峠に行く予定なのに・・・ここまで来たから雨が降ってても絶対に行くぞ・・。その前に傘買わなきゃな。

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犀潟を出発して高架へ進み、北陸自動車道を跨ぐ。

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そして、田園地帯を真っすぐに進む立派な高架に出るとグングン飛ばし始めた。この展開、記憶にある!って思ったら、アーケード版の電車でGO!2で走ったっけ、この区間(笑) 記憶にある駅を次々停車していく。この線、在来線最速の時速160キロを出す特急「はくたか」が走っています。

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走行の際は、5灯式の信号機では一番上と下の緑(Green)が灯り、GG現示・高速進行となります。

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日本で、高速進行現示が見られるのは、ここと京成のスカイライナーだけのようです。残念ながら今乗っているのは快速なので「GG現示」は見れませんでした。「はくたか」は160キロだけど、今乗っている快速列車も負けてません。時速100キロオーバーでぶっ飛ばしていきます。さて、電車は、ほくほく大島駅に停車。

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トンネルに挟まれた面白い構造の駅。目の前には「鍋立山トンネル」これが、とんでもない所に計画してしまったようで、超ウルトラスーパー難工事だったそうです。

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ここで説明するよりも下記URLのサイトをご覧頂いたほうがよろしいかと・・・

第五節 鍋立山トンネル<上>
http://tksoft.cool.ne.jp/TechnoTreasure/page017.html

第五節 鍋立山トンネル<下>
http://tksoft.cool.ne.jp/TechnoTreasure/page018.html

CE/建設業界 [日本の土木を歩く]鍋立山トンネル
http://www.dokokyo.or.jp/ce/ce0401/aruku_01.html

などなど、ググればいろいろヒットします。ほくほく大島駅を出発すると、そこはもう鍋立山トンネル。入った瞬間から脳内では♪風の中のすぅばるぅぅ〜とプロジェクトXのあのテーマが再生されました。写真を見ても分かるように、入ってすぐは、ほくほく大島駅を複線対応にする予定だったのか、大きな複線断面になっています。途中から単線断面になり、形も馬蹄形や円形など次々に変っていく。途中、トンネル内にある儀明信号場は交換可能で広くなっていた。この路線は、鉄建公団がAB線・北越北線(B線・地方幹線)として工事を進め、一時期は油須原線などと同様に国鉄再建法で工事が凍結され、未掘削部分を残したままだったことがあります。下手すりゃ、そのまま放置で未成線となり、当時のあらゆる手段を使っても貫通できなかった魔のトンネル・・などと言われてたかもしれませんね。工事再開後もかなり苦労されたようですが。何も知らず、ただ通過するだけじゃ普通のトンネルだけど、事前に開通までの経緯を調べてたのもあり、次のまつだい駅まで通り抜けた際は感慨深いものがありましたね。凄腕の技術者達に敬意を表します。

まつだい駅を出ると、再びトンネルの連続。ここにもトンネル内に信号場があった。長いトンネルを抜けて信濃川を渡り、再びトンネルに入る。大きくカーブしたのち、一気に勾配を上ると高架に出た。眼下には飯山線が見えている。十日町駅に到着。篠栗線の柚須の先から高架の吉塚駅に駆け上がる感覚に似てたなぁ。元々は飯山線と地上で合流する予定だったんじゃなかろうか? すぐに十日町駅を出発。快速なので次は六日町駅。高架を進行方向右に進み、すぐにしんざ駅を通過、ほくほく線内で一番長い赤倉トンネルに入る。このトンネルの中には駅があるそうなので、見落とさないように前を見続ける(笑) するとホームらしき光が見えて・・・ピュ〜ン・・あまりにもハイスピードなんで目で追う間も無く一瞬で通過してしまった・・・。とりあえず、1面1線の駅という事だけ判った(汗) すると今度は断面が広くなり交換可能な信号場を通過していった。この辺もアーケード版の電GOで通った記憶がある。トンネルを抜けるとすぐに片面ホームの魚沼丘陵駅。十日町〜六日町間は殆ど赤倉トンネルだったし、途中の3駅はオマケで作ったとしか思えないんだけど・・。そのまま列車は、関越道を渡り、上越線と合流して六日町駅に到着。

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そのまま越後湯沢まで行ってもよかったけど、その先、高崎方面へはここで降りても、越後湯沢で降りても同じ列車の接続になるので下車してみることに。ここでは私以外に数名降りたかな。殆どの客はそのまま越後湯沢へ向かうようだ。出発した電車を見送っていると、最後尾に大阪から一緒だった山口おいちゃんの姿が!お互いに手を降って見送りました。

21.二日目の朝

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朝5時頃、一昨日からセットしておいた携帯の目覚ましのバイブで目が覚める。昨日の米原から記憶が無い。爆睡していたようだ。寝台列車に乗った時は、必ず途中駅で目が覚めてたんですが、今回は全く起きませんでした。スムーズに発車する電車と発車時の衝撃が多少ある客車列車の違いか、進行方向に対しての寝る方向の違いなのか・・ただ単純に疲れてただけかもしれません。

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少し曇った窓を手で拭いてみると、目の前には日本海。しかし、空も海もちょっとグレー気味。昨日から雨雲とともに移動しているようだ・・。眠たい目をこすりながらGooglemapで位置確認。ちょうど親不知あたりを通過しているようだ。時間も定刻通り運行している。長時間停車する金沢で調整したのかな?
浴衣を脱いで、2日目用の服に着替えていたら糸魚川駅に到着。早朝にもかかわらずお客が多いのに驚いた。大きな荷物を持った登山客の姿も多い。糸魚川出発後、とりあえず顔を洗いに洗面台へ行こうとして通路に立った時、車内の電気が一斉に消えた。通路から見える後方の普通車の電気も消えている。一瞬あれっ?って思ったけど、すぐにデットセクションと気付いた。実はここまで来る途中、敦賀あたりでもデットセクションを通過したはずだけど、爆睡中だったので気付かなかった。再び電気が点灯し洗面台へ。

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カーテンが閉まっており先客がいるようだ。デッキで朝の一服。折戸の窓からは重たい色の日本海が見えている。程なく、シャッ!とカーテンが開いた。出てきたのはギャルメイクをしたファッション誌に出てきそうな今風のお姉さん。こんなお姉さんも「きたぐに」に乗るんだ・・と感心してしまいました。軽く会釈をし、そのまま座席車に戻るのかと思いきや、私と同じ寝台車の方に姿を消しました。あの手のコが寝台列車に乗るってイメージが無いんだけど・・・時代は変わったのか!?
こちらも洗顔・歯磨き・髪のセットを終えて寝台に戻ると、車掌さんが次の直江津駅で下車する客を起こしてまわっていた。隣の山口おいちゃんもお目覚めのようだ。糸魚川から直江津の間はトンネル区間が多くて日本海をあまり堪能できませんでした。おはよう放送が流れて直江津が近づいてくると、デッキから通路にかけて下車客の列が出来始めた。もしや、みんな北越急行への乗り換え組?直江津での乗り換え時間は4分。越後湯沢行き快速列車はどうも同じホームで乗り換えではなさそう・・。もしかして、朝からダッシュせなん?私も荷物を抱えて並ぶ。並んでる時に車内の車番シールをパチリ。また乗りたいね583系。

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5時56分。定刻通りに直江津到着。向こうのホームには北越急行の2両編成の電車が停車中。直江津始発のため、既に乗車客がいる様子。折戸が開いて降りてみると、なんとまぁ下車客の多いこと。前方では既にダッシュしている者も。あまりの多さに若干諦めムードの私でしたが、とりあえずダッシュ(笑) 跨線橋の階段を駆け上がり、通路を走って、また階段を駆け降りる。乗った時点で既に立ち客も居るほどの混みよう。おばちゃん集団が座っているボックスに1つ空きがあったので座ってみるも、なんとなく居心地がわるかったので(笑)、先頭の運転席斜め後に立ち、かぶりつきポジションに。この列車は、非常に利便性が良く、直江津で「きたぐに」と接続し、越後湯沢で東京行き新幹線「Maxとき」に接続します。その為か非常に乗車率が高い。

20.長い一日の終り

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話も一段落したところで寝台に戻る。ベッドに寝転がり、荷物の整理と寝床を整えて寝る準備に取り掛かる。大津を過ぎた辺りで「おやすみ放送」が流れる。次の放送は直江津到着前のようだ。程なく車内の明かりが減光されて、おやすみモードになりました。寝台で忘れちゃいけないのが「工」マークのパターン柄の浴衣。

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これを着なきゃ寝台に乗った気分がしませんね!早速、着るために着替えタイム。写真は既に着替えたあとですが、着るまでが大変・・・。寝転がったままの状態でジーンズを脱ごうと脚をあげると、中段ベッドの底に「ゴンッ!」こりゃいかん(汗)と思って、上半身を起こそうとするも中段に「ゴツッ!」また寝転がって腰を少しずつ浮かせ、どうにかジーンズ脱ぎ完了。 今度は上着を脱ごうと腕を伸ばすと中段に「ゴンッ!」曲げた肘が窓に「ゴンッ!」これが3段寝台の洗礼か!服を脱ぐだけでも一苦労だわ。
下段の幅は1,020mmだから、まだ動ける余裕があるけど、中段・上段・客車3段の場合は700mmと、まだ幅が狭いから大変だっただろうなぁ・・。20系なんか520mmだもんねぇ。高さを考えるならば「パン下中段」を狙えば良かったんでしょうけど。
鉄な方には不要ですが(笑) なんじゃ?「パン下中段」って思う方にざっくりした解説をすると・・・

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電車は屋根にあるパンタグラフで架線から電気を通して動きますよね。583系の場合、3段寝台スペース確保のために限界ギリギリまで車体を大きくしています。しかし、パンタグラフ設置部分はどうしても屋根を低くしなきゃいけない。そのためにそこだけは2段寝台になっています。他の寝台よりも上段が無い分、ベッドからパンタグラフ下の天井までの高さがあるため比較的快適に乗車できるようです。パンタグラフの下の中段寝台=「パン下中段」ということです。

しかし、パン下中段も普通の中段も上段も小窓しかないんです。夜は真っ暗で車窓はイマイチですが、早朝は日本海を車窓から眺めれそうだし、ここはやはり、大きな窓を占有出来る上に、幅も広い下段にしました。中段ベッドの構造が一部斜めになっているので、このように窓を完全に占有できます。

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ギリギリ頭が入るぐらいのスペースしかありませんけど・・。窓は元々、ベネシャインブランインドを挟んだ二重構造でした。今はブラインドは撤去されてカーテンが付けられていました。ブラインドをコントロールしていたハンドル跡も残っています。

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窓の前には昔は当たり前のようにあった小テーブル。

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その下には懐かしい「栓抜き」と「JNR型灰皿(マークは無し)」ここだけ見ると完全に国鉄時代に戻った気分になりますね。

さて、まぁ、どうにかこうにか浴衣に着替えることが出来ました。暖房が入っているせいか、洗礼で熱せられた身体の熱で窓ガラスが一気に曇っていた(汗) 通路との仕切りカーテンを少し開けると涼しい風が流れてくる。

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デッキと客室の仕切りドアを閉めていかない客が多いようだ。以前、熊本出身の方に教わりましたが、こうならないよう注意を促す際に「あとぜき」って言葉があるそうです。入る(出る)ために扉を開けたら必ず閉めましょう・開放厳禁!といった意味。福岡では聞いたことが無い言葉ですね。
ベッドから脚を伸ばしてスリッパを履き、寝る前の一服(減煙中では・・?)と歯磨きと顔を洗いに移動。しっかりと「あとぜき」してデッキへ。洗面台はブルトレのような国鉄時代を思わせる古めかしいものを想像していたら、意外と?小奇麗で明るい洗面台だったのでビックリしました。

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気が付いたら米原に着いてた。しかし、なかなか発車する様子じゃない。時計を見ると1時を過ぎてて大幅に遅れている。やっぱり、朝霧駅踏切の無謀横断による遅れが全体的に響いてるんだな。こっちは新潟入りが多少遅れても何とかなるけど、近場の利用客にとってはホント迷惑やね。誰も居ないホームをボーッと眺めていると、隣のホームに米原止まりの快速が入線してきた。もしかして接続待ちしてたのかな? そう思ってカーテンを閉めたのまでは覚えてる。そこから記憶が無い。どうやら寝てしまったようだ。ひたすら乗り続けた長い1日目が終わった。

19.憧れの車輌

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とりあえず、飲み物(さすがに朝から飲みっぱなしだったので、酒ではない)と夜食の調達を兼ねて下車印をもらいに改札へ。この時点で、博多・広島・三次・木次・宍道・松江・岡山と下車印・検札印・入鋏印と捺されて、少し賑やかになってきたせいか、大阪の下車印をもらう際に「どこに捺しますか?」って言われました。まだまだスペースもあるしどこでもいいんですけどねぇ。捺す側にしたら迷ってしまうんでしょうか? さて、今度は再入場。有人窓口を通り切符を見せる。すると駅員が切符を放さず、じっと見つめて「あの〜お客様スミマセン。ちょっとお時間よろしいです?」あれ?なんかヤバいことでもあった?と思って「何ですか?きたぐにに乗るので少し時間はありますけど・・」と聞き返すと「これコピーさせて下さい!!スゴイ切符ですねぇ!ここでちょっと待ってて下さい」と、エラくハイテンションに言いながら通路反対側の事務所に駆け込んでいきました(笑) しばらく通路の壁で待つことに。23時を過ぎても、大勢の客が目の前の通路を左に右に通過していきます。さすが大阪駅。さて、待たされること1〜2分。さっきの駅員がダッシュで戻ってきた。「いやぁ〜ありがとうございました。いい勉強になります〜」とニコニコ顔(笑) まさかこんなリアクションがあるとは思いませんでした。さすが大阪駅!?(笑) ハイテンション駅員が見送ってくれる中、通路を歩き、本日の最後の乗換列車である「きたぐに」が入線しているホームへ移動。

ついに憧れの583系に乗れるのか・・そう思うとホームに上がるエスカレーターに立った時点で、既に顔が緩んでいる自分がいた(笑) 余剰車改造タイプの715系には乗ったことがありますが、リアル583系は初めてです。子供の頃、鹿児島本線で目を輝かせながら見た「金星」「明星」「有明」上野駅で見た「はくつる」「ゆうづる」と同系列の車輌に乗れる。しかも寝台に。一瞬、気分が少年期に戻ったかもしれない。上がりゆくテンションをオトナモード(笑)で抑えながらホームに出る。

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目の前に現れたのは、あの青15号とクリーム1号の所謂国鉄色ではなく、JR西オリジナルのカラーリング。わかっちゃいるけど、なんか違和感あるよなぁ・・。色については目を瞑りましょう(汗)

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だけど、この先頭車の形状的デザインはイイねぇ。

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特に運転席から屋根にかけてのデザイン、細形のヘッドマーク、貫通扉の設置方法など、おっちー的萌え要素が豊富に詰まってます。

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この日はなぜか2両増結して12両編成となっていた(ホームにいた客の情報)。

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ホームの端から端まで真っすぐ並んだ様は、かつての国鉄全盛時を思わせる長大編成で、その姿には圧倒されました。「急行」と表記されたサボも最近は殆ど見かけなくなりましたね。貴重な列車です。

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一般的な特急型や寝台特急の方向幕は横長なのに対し、こいつは正方形に近い形をしており、文字組も種別・名称・行先がセンター揃えになったもの、種別・名称・矢印に発着駅表記の上下列車共通表記など独特なものが多く、これも萌え要素のひとつでした。私の乗る5号車は幕の位置がズレてましたが・・。

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_tabilog_t06.jpg寝台が何番だったか確認するために切符をケースから取りだして見ていると、そばに居たおいちゃんが乗車券に反応!「いやぁ〜、こんな切符、久しぶりに見ましたよ。」ということは、古くからの鉄? その場で切符話で盛り上がる。実はその方も「きたぐに」に乗るようだ。私が寝台の番号を確認すると、なんとその方は通路挟んで反対側。しかも下段。私も下段。なんという偶然(笑) ホームで立ち話もなんですから、とりあえず車内へ。

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うわ〜!ネットや雑誌で見た光景だ〜。感激。早速、仕切りのカーテンを開いてベッドに上がる。これが、583の下段か・・・。さすがに横幅は広く、長さも寝転がって足先が壁に少し付くぐらいで充分広い。しかし、高さが・・・これが3段寝台か。実は3段寝台も初体験。ベッドに座ることも出来ない。まぁ、あとでじっくり見てみよう・・。

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私が乗ったのは数少ない喫煙車。もちろんベッドでは吸えない。なのでデッキへ移動して一服。先ほどのおいちゃんと鉄談義再会(笑) 話を聞くと、かなり鉄な方でした。国鉄・JR全線走破して、今は私鉄全線走破の途中とのこと。恐れ入ります・・。お住まいは山口だそうで、今日は仕事を終わらせて新幹線でこちらに向かったそうです。どこに行かれるんですか?と尋ねると「高崎まで行って・・・」「えぇ!? 私も高崎に行くんですよ」偶然って重なるもんですねぇ。ビックリです。山口おいちゃんは、高崎で上信電鉄を乗りつぶし、その後、ヤクルトの最終戦を見に行くそうだ。
おっさん二人がタバコを吸いながら鉄な盛り上がりを見せる中、いまや貴重な!?(汗)喫煙車ということもあって、狭いデッキには禁煙の隣の普通座席車や寝台車から、老若男女、入れ替わり立ち替わりやってきます。設けらている2つの灰皿はあっという間に一杯に(汗) 話に夢中になってる間に発車の時間になったようで、気が付いたら折戸が閉まって発車してました(笑)
するとチャイムが鳴って車内放送が始まった。デッキでは走行音と雑談の声で聞きづらかった。時計は確認しなかったけど、やっぱり少しダイヤが乱れているような感じ。一服どころか話が進むうちにタバコの本数が増える(汗) 新大阪を過ぎたあたりで、スーツ姿の青年がタバコを吸いにここへ来た。彼も話に加わり3人でスパスパしながら色んな話をしました。彼の話し方は非常に丁寧で真面目な印象。人と話すことが好きなようで、この列車に乗った時はここによく来るらしい。大学生の彼はホテルでバイトをしているそうな。だから人との接し方が上手いんだな。就職先の話になると、彼は警察庁に内定をもらっていると言って、将来像を熱く語ってくれました。特急券を買って急行列車に乗るというお茶目なところもあるけど(笑) そんな彼は京都で友人と下車していった。その後、彼のような真面目で熱い心を持っている大学生は、最近はそう居ないですよねぇ・・と、山口おいちゃんと意見が一致した。頑張れ!青年!日本の未来は君にかかっている!ちょっと大袈裟やね。誤った方向に進まないようによろしく頼むよ。

1334M/姫路行き発車。
夕食用に買ったおにぎりをこの状況下で食べるのは無理だな・・。いつになったら少なくなるんだろう。岡山から2つ目の高島駅を発車後、列車は急停車。乗降時になんかトラブルでもあったのかな?隣の客は「もう(次の駅の)東岡山?」って、そんなに早く着く訳ないでしょ(笑) しばらくすると車内放送。伯備線の時と同様、マイクの向こうで指令とやり取りが聞こえる・・まさか!? こちらも途切れ途切れの言葉で状況説明。どうやら、ひとつ前の駅間にて踏切遮断稈破損・警報機故障のため、近くの列車が一斉に停車したようだ。また踏切でのトラブルに遭遇してしまった・・。ええぇ?姫路での乗り換えは3分しかないのに大丈夫か?大阪では30分程余裕を持たせてるので、もしもの時は新幹線で新大阪・京都あたりまでワープして・・代替ルート案を考えていると再び車内放送が。「この列車は運行に影響が無いため運行再開します。」ホッとしました。遅れは3分。姫路到着までには遅れを取り戻してくれるだろう。頑張れ運転士。
駅に停車するたびに客が捌けていき、和気あたりでガラガラになった。岡山県と兵庫県の県境を越える三石〜上郡間で車内検札が始まった。今回の車掌は特にリアクション無し。ふと隣のボックスを見ると、岡山から乗ってた女子高生がまだ居る。鞄から弁当箱を取り出して食べ始めたぞ。きっとお昼の残りなんだろうね。21時過ぎてるし、そりゃお腹も減るわな。っちゅーか、その残り今頃食っても大丈夫か!?(笑) さて、こっちも飯にしょう。岡山駅で駅弁でも買えば良かったんだけど、そんな頭が無く(汗)コンビニおにぎり。光が流れる車窓を見ながら食べるおにぎりは美味しかった。

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お腹一杯になったところで、前方の運転席の仕切り壁を見ると列車のナンバーが目に入った。なんとゾロ目の「クハ115-1111」でした。なんか気分がいいね。さらにドアの上の広告枠に目をやると、面白いマナー広告が。

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子供の頃、こんなことしてた人いるでしょ?(笑) 身体が大きくなって吊り革を握れた時は妙に嬉しかった気がします。まぁ大人になってやる人は居ないわなぁ・・・このエリアはこんなアクロバチックな乗り方をするマナー知らずの大人がいるのか?。床に座るよりも酷いぞ(笑)
相生停車。隣の女子高生はここで下車。学校帰りなのか塾帰りなのか分からないけど、1時間の通学お疲れさまでした。ここからは夜の大阪の街へ繰り出す人がいるのか、少し乗客が増えた。聞こえてくる方言も変わった気がする。

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網干電車区が見えてきて網干に停車。もうすぐ姫路だな。遅れは完全に取り戻せているようだ。乗り換え時間は3分。きっと乗換列車は同じホームに停車しているんだろう・・・甘かった。車内放送を聞いて参った。次に乗る新快速野洲行きは、向かい側のホームらしい・・。ということで、到着前にドアの前にスタンバる。野洲のLED幕を表示した221系が見える。既に入線しているようだ。姫路到着。ダッシュ!! 周りを見ると結構みんな走ってる(汗) 乗換でダッシュするのは学生の時の大垣以来だぞ(笑) 階段を下りて隣の階段を一気に駆け上がる。開いたドアの奥に見えた空席をロックオン!窓側には酔いちくれているのか既にオヤスミになっている兄ちゃんがいるけど、無事に座ることが出来ました。あー疲れた。

3544M/新快速・野洲行き発車。
乗りっぱなしで疲れてきたのか、目がしょぼしょぼして眠たくなってきた。ちょっと寝てすぐ起きての繰り返しでウトウトしていたら、急に美味しそうな匂いが漂ってきて目が覚める(笑) 通路から前を見ると、現場仕事帰りらしき作業着姿のおっちゃんが牛丼食べてました。その側では、バシッとメイクした盛りヘアお姉さん達が座ってる。なんか、おっちゃんとお姉さん達のコントラストが妙に面白かった。
列車は西明石に近づいた所で急に徐行を始めた。伯備線と岡山での踏切トラブルが頭をよぎる・・。まさか・・・。車内放送が流れる。「朝霧駅踏切で無謀横断があったため徐行運転しております」えええ!マジですか?これで3回目ぞ!無謀横断って何じゃぁ!? ついに速度は芸備線の速度制限区間やトロッコ列車以下に。おいおい勘弁してくれよ・・。そのまま、ゆっくりとしたスピードで西明石停車。この時点で6分遅れ。その後も徐行運転が続き、神戸には14分遅れで到着。その後も遅れは完全に取り戻せないまま大阪に到着。本来ならば「きたぐに」の入線を出迎える予定だったのに、既に入線済み・・。トホホ。

17.障検発動

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1026M/やくも26号発車。

_tabilog_t05.jpg381系振り子電車は初乗車。カラーリングや内装は変更されてるけど、こいつも国鉄型だね。私の席には既に隣席客の荷物が鎮座していました。ちょっとすんまっせん・・と荷物氏にどいてもらって着席(笑)。窓の外はだんだん暗くなってきて景色が見難くなってきた。この窓、よく見ると外側と内側と2重になっており、車内の光の反射や映りこみが目障り・・・ん、ちょっと待て、この構造、どこかで見たことがあるぞ・・あっ「オシ」だ!ブルートレインの食堂車がこのタイプだったのを思い出した。これってもしかしてベネシャンブラインドだった名残!?へぇ〜洒落た車輌だったんですねぇ。
松江から30分ほどで米子に到着。直前に「ドアは自動で開きますのでお手を触れないようにお願いします」と車内放送が流れる。こんな放送、福岡じゃ聞いたことが無いぞ(笑) あえて説明するぐらいだから、こっちの列車は手動がデフォなんだなぁ・・と実感。米子からも客がドッと乗ってきた。この先、生山・新見・備中高梁・倉敷と停車して岡山まで、景色は見えないし、ビール飲んでひと眠りするか。
すると隣席と通路挟んだ向かいの席に座っている親子連れが荷物をゴソゴソ・・。取り出したのは見覚えのあるMのマークの紙袋。さらにバーガーとポテトを取り出して食べ始めた。車内は一気にあの独特の臭いが漂う。うわぁ、これはキツイ・・。こりゃ早よ寝らな。ビールとつまみを一気に空ける。
列車は山陰本線から伯備線へ進む。その頃、車内検札が始まった。松江で受けが良かった切符。さて今回は・・・隣席の検札が済んだので、サッと渡す。「これはスゴイ切符ですねぇ!」 松江改札嬢と同じ反応でした(笑) リアクションがあると嬉しいねぇ。気が付けば外は真っ暗に。この辺から少し寝ました。離合のための運転停車や生山・新見・備中高梁で停車する度に目が覚めては寝て・・を繰り返す。総社あたりで完全に目が覚める。次の停車駅は倉敷。予定ではこのまま岡山まで行くんだけど、岡山では夕食用に乗り換え時間を多めに取ってるし、手前の倉敷で降りて下車印ゲットの時間もあるかも?と思って時刻表をパラパラ。結果OK。よし、下車印ゲットだぜ!と意気込む(笑)
倉敷が近づいてきたのか、列車はスローダウン。斜め前の席に座っていたお姉さんが立ち上がり、荷物を下ろして下車のための準備にかかる。窓の外を見ると、あれ?なんか駅っぽくないんですけど・・。おかしいな・・と思っている間に列車停止。んん?何事? 下車準備していたお姉さんも顔をキョロキョロさせて、ハァ?ここ倉敷じゃないんですけどぉ?と思ったどうかは知らんが(笑)、荷物を置いて席に座った。すぐに車内放送が流れる。マイクの向こうでは指令からのやり取りが聞こえてて、それを同時通訳するように途切れ途切れの言葉で状況の説明があった。どうやら、踏切の障害物検知が発動しているため止まっているようだ。その後の説明で、車が踏切内で立ち往生したらしい。とりあえず、携帯からGoogleマップで場所確認。小さな踏切じゃなさそうだけど・・。まぁ、どういう状況かは分からないけど、どちらも衝突しなくて良かった。長く抑止されるのかと思ったら、6分後に列車は動き始めた。結局、思いつきの倉敷下車計画は断念。そのまま岡山へ。列車が遅れたため、新幹線・山陽本線・瀬戸大橋線の列車は「やくも」到着に合わせて発車時刻を遅らせているみたい。岡山みたいに各方向から集まっている駅の場合、影響は大きいんやろうね・・。岡山での乗換時間に余裕を持たせてて良かった〜。

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松江で撮り損ねた381系の写真を撮るために後方へ進むと、ヘッドマークは「回送」になっていました。残念。向こうのホームでは「やくも」の到着を待っていた、2階建先頭車の「マリンライナー」が発車した。ちょうど帰宅ラッシュの時間帯なので、どのホームも人で溢れてる。
岡山駅で降りるのは学生時代以来だ。改札は地上だった気がするんだが・・。なんかかなり改装されてる感じで、初めて来たのと変らんぞ。これは・・。2階の中央改札口で下車印をもらい、階段を下りて外に出てみる。雨は止んでいない。

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この噴水は昔来た時と変らないね。持ち合わせ場所に使ったので今でも覚えてる。雨の中うろつくのはイヤなので(この場に及んでも、まだ傘を買ってない・笑)地下街や駅ビル内で飲食店を探索。時間的にまずかったのか、どの店も客が多くて並んで待ってる所も。こりゃ時間内に食べられないな・・。

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しょうがないので、コンビニで夕食とおやつを買い込んで再入場。ちょっと早いけどホームで姫路行きの列車を待つことに。これが大当たり。私の後には客が次々並び始め、発車数分前に並んでいたら確実に吊り革行きでした。
「線路は続くよどこまでも」のメロディーが流れて列車到着。岡山では入線時にメロディーが流れるんですねぇ。来た来た!国鉄型115系!いいねぇ。早く待ったのが奏効して、先頭車ボックスシートの窓側進行方向向きに座れた。超帰宅ラッシュの時間帯なので、あっという間に車内は大混雑。同じボックスには、出張帰りなのか、比較的大きな荷物とお土産を抱えたスーツ姿のビジネスマン3人が座ったため少し窮屈(汗) 隣のボックスにはニンテンドーDSをやってる女子高生と買い物帰りのおばちゃん軍団。

16.タラコ

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138D・米子行き発車。
しばらくすると進行方向左に宍道湖が見えてきた。湖とは分かっているけど、この広さは海に見えますね。天気が悪いのが残念でならない・・。来待・玉造温泉・乃木と停車していく途中、常に宍道湖が見えていました。山陰本線自体が高速化されてるせいもあるかもしれんけど、広島から乗り継いできた列車があまりにも低速だったため(笑)、列車のスピードがとても速く感じる。「えがちゃん」と話してるせいもあり、あっという間に松江に到着。ここで彼ともお別れ。短い間だったけど、いい旅の思い出になりました。ありがとうございました。達者でなぁ〜。

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乗ってきた列車は松江で14分も停車するので、改札を出る前にタラコキハの撮影を・・・。
先頭車は、初めて見るツートンカラーの車輌。青白のキハばかり見ている環境なので、こういったカラーリングも新鮮です。

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さて、タラコを拝むとしよう。昭和50年代から国鉄末期にかけて「首都圏色(通称・タラコ色)」としてオレンジ一色に塗装されたディーゼルカーが全国各地で見られました。キハ40は新製時からタラコでしたが、一般型他形式もそれまでの朱色とクリームのツートンカラーから次々にタラコに変身していきました。当時は筑豊本線などでもよく見られ、ローカル線なのに「首都圏」とな?と不思議に思ったものです。気動車王国だった筑豊では当たり前のように「ごちゃ混ぜ編成」が見られました。急行色+タラコ+一般気動車色、色も形式も全く統一感の無いバラバラ加減が面白かったすね(笑) しかし、このタラコ。当時のタラコと微妙に色味が違うような気がしますが・・。塗り立てはこんな感じなんでしょうか?もしかして、当時、私等が見たものは色が褪せてたのかもしれませんね(汗)

ここで「やくも」に乗換。少し時間があるので下車印もらって買い出しへ。これまで、広島・三次・木次・宍道と下車印をもらう際、切符を見た駅員のリアクションはそう無かったんだけど、松江駅のお姉さん駅員は違った。最初は切符を差し出して「下車印下さい〜」の声に一瞬戸惑った感があったけど、すぐに「これはスゴイですねぇ!」とニコニコしながら捺してくれました。田舎の駅ならそのまま立ち話・・という流れなんですが(笑)、さすがは県庁所在地駅、人はかなり多い。なので、こちらも笑顔で返して駅を出ました。

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雨は少しやんだ感じ。ここのまま上がってくれればいいんだけど・・。とりあえず北口・南口とウロウロ。駅ビルは結構大きくて綺麗な感じ。売店でビールとつまみを買って再入場。ホームの端の喫煙コーナーで一服してると、目の前のホームに2両編成の見慣れぬ列車がやってきた。なんじゃこれ?と思ってよく見ると「スーパーおき」の文字。ええぇ?山陰の気動車特急って、こんな電車みたいなスタイルなんだ・・。お恥ずかしい話、このキハ187系の存在は知りませんでした。調べてみると2001年にデビューしてたんですね。前にも書いたけど、新しめの車輌や九州外の車輌にはホント疎いもので・・。「スーパーおき」を見送って「やくも」の乗車位置で待つ。宍道で見た「やくも」はガラガラで、これなら自由席でもよかったやん・・と思ったけど、松江から乗る客は結構いるみたいで、各乗車位置にビジネスマン、旅行客などの列が出来てました。指定取っといてよかった・・(汗)

15.開閉ボタン

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木次駅では宍道行きの乗り換え時間があるので、下車印をもらって外に出てみる。ふと左に目をやると腕木式信号機がありました。廃線跡でもないのになぁと思って近づいてみると・・・

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木次線開業80周年を記念したものでした。

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この手の信号機を見ると廃線跡の公園か廃線を記念したものと思ってしまうのは廃線派の悲しい性ですな・・(汗)
駅前の通りにバスが進入してきました。車体には「幸運なんです。雲南です。」の文字。コミュニティーバスかな?幸運と謳ってるわりには乗客はゼロ・・。ちょっと悲しくなりました。地方の公共交通機関の厳しい現状を感じてしまいました。ちなみにバスはこんな感じ(雲南市HP)

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そろそろ時間なので再入場して、トロッコを降りたホームの向こう側のホームに移動。跨線橋は無く、ホームの端同士を結んだ通路を通ります。そこは当然屋根は無いので雨に打たれてしまうんですが、木次駅はサービスが良く、雨の日に連絡通路を通る時に使える傘が置いてありました。使用出来るのは通路にのみで使用後は傘立てに返すようになってます。傘には木次駅のシールが貼ってあります。くれぐれも持っていかないように(笑)

1456D/宍道行き普通列車出発。
横にはさっきまで乗っていたトロッコ列車がまだ止まっている。また乗りに来るよ〜。さて、宍道行きの列車はキハ120。芸備線のものとは色が違う。車内放送の中の人はまた同じだ。
車窓は長閑な風景が続く。窓に斜めに貼り付く雨粒が恨めしい・・。車窓から見える道路には先ほど木次駅で見たバスが並走中。やっぱり乗客ゼロだ・・。ここから宍道までは、同じボックスに座った「えがちゃん」と色んな話で盛り上がる。広島在住の彼は、つい最近仕事を辞めたようで、求職中の時間を使って、のんびり旅をしているそうな。自分探しの旅ってところでしょうかね。西日本一日乗り放題きっぷであちこち巡る予定とのこと。そんな彼、なんと時刻表を持っておらず、降りたその駅その駅で時刻表を確認して、行き当たりばったりの旅をしてるそうです。こっちは何ヶ月も前から時刻表と睨めっこしてバシッと行程を組み、道中も時刻表を持参しているというのに・・。いやぁ〜、驚きました。チャレンジャーですなぁ。しかも、駅の時刻表がスカスカなエリアですよ・・。私には恐くて出来ない技です。しかし、そんな旅が出来るのが彼が羨ましかったり・・。これから、松江・米子へ抜けて、境線のゲゲゲ列車に乗れればいいなぁ・・と言う彼。私は松江で「やくも」に乗換なので途中まで一緒ですねと言うと、それじゃ松江までご一緒しましょう・・となりました。旅先で、見知らぬ人や同じボックスに居合わせた人と話すのは、ひとり旅の醍醐味のひとつですもんねぇ。行った先々で違った方言が飛び交うのも楽しい。話をしているうちに宍道に到着しました。

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山側のホームから改札のある海側へ跨線橋を渡る。次の乗換まで時間があるので、下車印をもらって外に出ることに。しかし、駅員が1人しかおらず、窓口の客にかかりっきりだったので改札前で空くのを待つ。

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のりかえ案内を見て、えがちゃんが一言。「ここから広島に行くのは厳しいんですけどぉ・・(苦笑)」
・・・う〜ん、あのダイヤじゃ確かにそうだな(汗)。
程なく、岡山行き「やくも」が到着。これに乗ってもよかったんだけど、大阪着が早くなり過ぎるし、色んな駅で降りてみたかったので、1本遅らせた行程にしました。待つこと数分。ようやく下車印をもらって駅前に。夕方近くなってきたので学生の姿もチラホラ。駅前の道を真っすぐ進んで宍道湖を見るつもりだったけど、雨が止まないし傘も無いので、駅に留まることに。

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ふと、山側に目をやると「0キロポスト」が。木次線の起点はこっちなのか。売店前にあるテレビを見たり、旅行パンフレットなどを見て時間を潰す。そうしているうちに、乗換列車到着の時間が近づいてきた。再入場してホームで待つ。山陰本線のこの区間は電化されてるけど、出雲市方面からやってきたのはキハ47×2の気動車でした。なんと後の車輌はタラコ色!! これは懐かしい。列車が到着するもドアが開かない。アレ?なんで?すかさず、えがちゃんがドアの開閉ボタンを押してドアが開いた。何ぃ?こっちの列車は手動式なのか?「ドアの開閉ボタンで開ける」という習慣が全く無かったのでビックリしました。なんか、カルチャーショック的な感じ・・。

14.トロッコ最高

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さて、ソバを2杯食べて満足したところで出雲三成駅に到着。ここは交換可能な駅でした。「大国主命・おおくにぬしのみこと」という名称が付いています。周りは出雲横田と同じような街並みが見えました。駅舎も新しい感じ。次の出雲八代までの間も長閑な環境ではあるものの、これまでの山間部とは違って民家が目についてきた。

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出雲八代駅は古めかしい駅名標や木製のラッチやベンチがある、とても味のある駅でした。奥に見える体重計のようなものは、荷物の計測用か? 昔はこんな小さな駅でも駅員がいて木製のラッチに立ち、切符に鋏を入れてたんだろうなぁ。出雲八代駅を出発してしばらくすると長いトンネルに入った。話によると、木次線の中で一番長いトンネルで、直線形状なので出入口が見えるらしい。上山田線跡の熊ヶ畑トンネルみたいなものか。あそこも熊ヶ畑側・真崎側の両方から反対側の光が見えますもんねぇ。このトンネルでも響き渡る走行音とDE15の排気・暖められた空気の流れを楽しむ。スピードがゆっくりなので、とても長いトンネルに感じました。トンネルを抜けたところで、備後落合(たぶん広島から一緒)で話をした、えがちゃんと初老の夫婦がトロッコ車両にやってきた。次の下久野駅で、このご夫婦は下車するとのことで、わざわざご挨拶にやってこられました。

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短い間でしたが有難うございました。とお礼を述べて、それぞれ初めてここで自己紹介(笑) やがて、静かな山に囲まれた下久野駅に到着。下車した夫婦をトロッコ車両から見送る。ここも味のある木造駅舎が健在だった。駅舎とホームが離れているので、かつては島式ホームの交換可能な駅だったようです。そのかつてあった線路の所には畑が。ん?これってこの前テレビで観たぞ。あれだ「ナニコレ珍百景」だ。ここから、えがちゃんが一緒によろしいですか?と聞いてきたので、どうぞどうぞと自由席状態のトロッコ車両に座って、色々と話をしながら車窓を楽しみました。

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再びトンネルを抜けて、山の谷間を右に左に曲ながら下っていくと日登駅に到着。ここも古い駅舎が使われていました。残念ながら停車位置が悪く、出発直後に駅名標を撮ったけどイマイチ(汗)

_tabilog_t04.jpgいよいよ次は終点の木次。あっという間の2時間ちょっとでした。そういえば、車内販売が無かったなぁ・・。雨だったから?それとも控車のみだったのかな?まぁ、しっかりソバを堪能出来たから良しとしよう。終始、雨だったのが残念だけど、多くの客が控車に座ったためガラガラのトロッコ車両を存分に楽しめたのは、幸運だったかもしれない。紅葉の時季とかは綺麗なんだろうね。またいつか乗りに来ようと思いました。今度は家族一緒に楽しみたいね。トロッコ最高!!

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車窓は山から街に変わってきて、終点の木次駅に到着した。

13.ソバ対決★

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出雲坂根駅出発。

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スイッチバックの線路を右手に見ながら次の八川駅へ進む。八川駅と亀嵩駅では、そばが買えるそうなので、前日に電話をして予約しておきました。えぇ、もちろんそれぞれね(笑) 山を下る線路を楽しみながら八川駅到着を待つ。

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するとホームに「八川そば トロッコ弁当」のノボリが見えてきた。駅舎に古い駅名標がある八川駅に停車。トロッコから身を乗り出して、注文した「トロッコ弁当」を受け取る。あれ?注文したのは私だけ?駅での販売で売切れになって悔しい思いをしないように予約したのに、何だか拍子抜け。雨の中、持ってきてくれたお姉さんに手を振って、八川駅を出発した。

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さて、ちょっと遅い昼飯とするか。

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「本場手打ち 八川そば」とラベルが貼られたフタを開けると、ソバの上に海苔・削り節・薬味・山菜と色々入っていた。ソバにしてはそこそこのボリューム。トロッコ弁当というネーミングが付いているのも分かるような気がする。風で飛ばされないようにフタを風除けにして、つゆをドバーっとかけて、いただきまーす。

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出雲坂根で汲んだ延命水を飲み、冷たい風を受けながら食べるそばは格別と言いたいところですが・・・寒かった(笑) お腹が減っていたので、次の出雲横田に着くまでに平らげました(笑)

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次の出雲横田の駅舎は立派な造りで、ちょっとビックリ。
改札口の上に飾られた注連縄はもう少し太い方が駅に重厚感があるかも。

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ここは「奇稲田姫・くしいなだひめ」という名称が付いていました。この辺は少し開けていて数時間ぶりに街らしい景色になった。しかし、出発後しばらくすると再び山の中を進み始めた。トンネルに入ると、DE15の排気と生暖かい空気が流れていく。この感覚、クセになりそう(笑) トンネルを抜けても周りは山に囲まれている。こんな山の中にも細い道路が通っていて、ちゃんと踏切もあった。地図で確認すると、出雲横田から亀嵩へ抜ける県道のようだ。

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次の亀嵩駅は小さな集落の中にあった。「少彦名命・すくなひこなのみこと」という名称が付いていました。ここでも予約しておいたソバを受け取る。予約者は私だけ。この駅は駅舎内にそば屋があるのだ。

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さて2杯目を食べるとしよう。

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「亀嵩駅の手打ちそば」とラベルが貼られたフタを開けると、ソバの上に削り節・ネギ・海苔をトッピングした、いたってシンプルな盛り合わせ。ソバの量も八川そばに比べたら若干多めかな。また、風で飛ばされないようにフタを風除けにして、つゆをドバーっとかけて、いただきまーす。

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またしても次の出雲三成に着くまでに平らげました(笑)

さて、ソバ対決ですが、おっちー的勝者は・・・ソバの食べごたえも良く、つゆも美味しくて、何よりもシンプルな盛り合わせが気に入った「亀嵩駅の手打ちそば」に決定! フタに貼ってあるシールが入ったポケットティシュも付いていたし(笑) もちろん八川そばも美味しかったですよ。偏食大王の私が言っても信憑性に欠けるので(汗) 今度は家族で食べに行って正しい判断をさせよう(笑)

12.出雲坂根

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出雲坂根駅は、つい最近立派な建物に建て替わったようで大変綺麗でした。

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トロッコ列車はしばらく停車。外には出店でお土産品や飲食物を売っているようで、乗客は一斉に買いに走っていきました。私は延命水を汲むためにペットボトルを持ってダッシュ。

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駅前には駅を示す道路標識と延命水の屋根付案内板・東屋が設置されていて、車での観光客にも対応出来るように整備されていました。最初、その延命水の場所がわからずウロウロ。おじさんが場所を聞いているのを見て、やっと場所がわかりました(汗) 1リットルのペットボトルを持っていったはいいけど、出てる水の量が少ない・・。後ろにも並んでるようなので、あまり欲張らず300mlくらい入れて戻りました。こりゃ500mlのペットボトルでもよかったな・・。

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ホームには味のある木製案内板がありました。

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こちらは、駅の行き止まり。歩いて奥まで行ってみたくなる光景ですね。
これより先、立入禁止ですが・・・(汗)

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駅舎側の側線には見慣れない車両が停まっていました。保線用の車両でしょうか。
なんかカラーリングが格好いいなぁ。

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しばらくすると、構内踏切の音が鳴り始め、また初めて見るカラーリングのキハ120・備後落合行の列車が入線してきました。トロッコの客の中で、ここでこの列車に乗り換えて折り返す人もいるようでした。色んな乗り方があるんやねぇ。数分後、キハ120がスイッチバックの方へ出発していきました。

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これは停車中に撮影した、トロッコ車両の運転台。
ここからDE15をコントロール出来るとは・・凄いですなぁ。

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こちらの列車も出発の時間が近づいてきてるようで、駅員の指示でお客が急いで戻ってきてる。トロッコ車両に戻ってくる人はあまり居ない・・。もう大きな目玉ポイントは終了なので、みんな控車でまったりするんだろうね。

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私にはまだイベントが・・。

11.スイッチバック

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駅のお知らせ看板?はスイッチバックよりもだいぶ手前に設定されていました。

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眼下に折り返して出雲坂根に向う線路が見えてきた。いよいよスイッチバックだな。

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さらに進むと駅で折り返して八川駅に進む線路が見えた。

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こうやって見ると三段スイッチバックの線路が並びがよくわかる。

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30キロ制限の標識を越えて第一坂根トンネルを抜けると、いよいよ最初の折り返し地点だ。

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折り返し線が見えてきた。

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ここで合流。

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分岐器上は雪対策のためかスノーシェッドが設置されていた。中に入った所で一旦停止。

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この時点では分岐器はまだ三井野原側に向いている。ここでギャラリーが一気トロッコ車両に集まってきた。そして、分岐器が真っすぐに切り替わり、トロッコ車両が先頭になって出雲坂根駅へ進み始めた。

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みんな前方にかぶりつき(笑)

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さっき通ってきた線路を左に見ながら、再び高度を下げていく。

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右を見ると八川駅へ進む線路が見えている。

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立野のスイッチバックもダイナミックで好きだけど、ここは短い距離で折り返すので面白いなぁ。シーサスクロッシングが見えてきたら出雲坂根駅だ。

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駅の奥にはアーチ橋がチラッと見えている。かなり降りてきたね。

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あれ?駅員が立ってるぞ。ん?あの人、備後落合に居なかったっけ?もしや車で先回り!?(笑)

10.ヤマタノオロチ

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三井野原から次の出雲坂根までの間には絶景ポイントの「奥出雲おろちループ橋」やスイッチバックの目玉ポイントがある。出発後、控車からワラワラと人が流れてきた。それでも10数名ぐらいだろうか、指定席に着席するまでもなく、みんな進行方向左手の空いてる席で、カメラを片手に絶景ポイントが来るのを待っていた。

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第八坂根トンネルを抜けて、30キロ制限の標識を越えると、深い谷間を渡る三井野原橋が見えてきた。

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ここでトロッコ列車は一時停停車するので、ゆっくりと壮大な景色を楽しむ事ができる。木次線の公共交通手段としての使命を脅かすこの橋を、観光目的で列車から見るってのも、何だか変な感じですね。生憎の天気で見通しはあまり良くない。しかし、周りは層雲が立ちこめていて、雰囲気的には日本神話の「ヤマタノオロチ」が出て来そうなイメージで、妙に神秘的でした。ちなみに、この橋は日本一のトラストアーチ橋とのこと。

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列車が走っている地点の標高は718メートルある。次の出雲坂根駅はアーチ橋の下から写真左に行った所にある。列車は今からそこまで下っていくのだ。さらに右手に目をやるとループ橋がぐるぐると回っているのが見える。

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完全な二重ループになってますね。

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線路は高度を落とすためにグルッと遠回りをして距離を稼いでいるため、一旦ループ橋から離れる。

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いくつかトンネルを抜けると目の前にループ橋が現れた。

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かなり高度が落ちてきたようだ。この先も幾つものトンネルを抜ける。

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山の中をゆっくりと下っていく。

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しばらくすると左手奥に出雲坂根駅が見えてきた。

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まだまだ高度差がある。振り返ってみると、先程見たアーチ橋があんな上に見える。列車はついさっきまであの橋の向こう側を走ってたんだよね・・。すごい所だなぁ・・。

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標高は602メートルまで落ちた。

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木立の向うに出雲坂根駅が見えてきた。

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いよいよスイッチバックだ。

9.JR西・最高地点へ

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12時39分/8422レ・奥出雲おろち号発車。

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DE15の汽笛が静かな山の中に響き渡る。天然リバーブがかかってとても美しい響きだ。とても旅情を誘う。進行方向左に先程通ってきた芸備線の線路が見える。

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高度差がついたところで、こちらは右にカーブして国道を跨ぎ、山の中へと進んでいく。

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少し雨が入ってくるけど気になる雨粒でもないので、そのままトロッコに乗車。

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せっかくここまで来たのだから、トロッコを堪能しないのは勿体無いので、大雨にならない限り控車には行かないぞ(笑)

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トンネルに入ると天井の照明のみになって雰囲気は最高。会話も出来ないほどのエンジンの音や走行音がトンネル内に響き渡り、DE15から出た排気の匂いと、前方から流れてくるモワッとした暖かい空気がたまらなく良い。タイミング悪く、トンネル内で検札になり、切符を出したものの違う切符を出したり、風で飛ばされそうになったりして、ちょっと焦った。

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山の中をゆっくりしたスピードで左に右に曲がりながら次の油木駅へ進む。

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そこに備後落合で話をした、おじさんがトロッコ車両にやってきました。私の顔を見るなり「(トロッコ列車は)いいぃ〜ねぇぇぇ〜〜」とニコニコしながら話しかけてきました。結構、奥さんには厳しそうな感じの方でしたが、この時だけは完全に少年の戻ったような感じでした。やはり、昔から鉄道が好きなようで、色んな話をしてくれました。この先の絶景ポイントや名所なども教えてくれて参考になりました。層雲がかかった山々の景色を見ながら話を弾ませているうちに油木駅に着いた。

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この駅はかつては島式ホームで行き違いが出来た様子。駅舎は無かった。ホーム上の待合室に掲げられた駅名標は味があってイイ。

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周りは集落があるものの乗降客はゼロ。使われなくなった備後落合方面のりばを見ながら油木駅を出発。

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次はJR西日本内で一番高い位置にあるという三井野原駅へ。

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この駅の周りにはスキー場があると、おじさんが教えてくれた。確かにそれっぽい空き地はあるし看板もある。駅名標とは別に「高天原」と書かれた案内板があった。話によると各駅にこのような愛称?が付いているようだ。

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三井野原では数名のお客がトロッコに乗ってきた。途中から乗る人も居るんだなぁ。

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次の出雲坂根までの間には絶景ポイントの「奥出雲おろちループ橋」やスイッチバックの目玉ポイントがある。楽しみだ。

8.トロッコ入線

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何っ?バックで推進運転なのか?しかも運転手がいるぞ!事前に下調べをしてなかったので驚きの連続だったんですが、機関車は常に木次側にあって、備後落合向きの列車ではトロッコ車両のスハフ13が先頭になり、元車掌室に設けられた運転台で機関車を制御してるみたいです。いやぁ驚きです。ていうか、このトロッコ列車自体、今回の旅の計画で初めて知ったんですけどね・・(汗) 乗り鉄さんや地元民の方なら常識だったんでしょうけど・・。廃線については県外の線でも見聞きした事はあるんですが、列車や車両については疎く、国鉄時代で止まってるもので・・。 さて、乗車の前に列車の撮影をば。DE15とは初顔合わせです。あぁ、ここにラッセルヘッドが付くんだなぁ〜としばし観察。

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青と白のカラーリングのディーゼル機関車もなかなか良いなぁ〜。

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タブレットキャッチャーに萌えます(笑)

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客車2両とディーゼル機関車との統一されたカラーデザインが素晴らしいですね。

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よく見ると結構補修の跡が・・・。元の車が古いから、そりゃボロくなるわなぁ。方向幕ももう少し凝ったデザインにしてあげればいいのに・・・。ちょっと貧弱過ぎませんか?

そしてトロッコ車両に乗り込みウロウロ。へぇ〜こりゃ凄い。木のシートだ。

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ほぉ〜、しまね景観賞優秀賞だって。

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_tabilog_s01.jpg最後尾(さっきまでは先頭)にはノートと記念スタンプ・スタンプ用紙が置いてあったので、早速用紙を手に取る。あちゃ〜!タイトルがワードアート文字・・う〜ん安っぽさ全開じゃ(汗) とりあえずポン!ありゃ!インクが薄いわ・・。日付を自分で書いてっと。よし出来上がり。お客はパラパラと乗ってくるけど控車に乗る人が多い。木次方面から折り返しで乗る客もいるようだし、指定席券をその場で発券させてる人もいました。今日は空いているから許せるんでしょうか・・!?まだ出発まで時間があるので、再びホームを探索。来る時に乗ってきた列車は、折り返し三次行きとなって停車中。備後落合着のおろち号からこちらへ乗り換える客も数名いました。

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おろち号は2・3番のりばに向う通路を空けて停車します。

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三次行きの列車が発車していきました。

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通路の目の前に停車しているので、ヘッドマーク?テールマーク?も間近で見れます。

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再びトロッコ車両に戻り、仕事が休みの嫁さんにTV電話でトロッコ列車を生中継(笑) ちょうど実家に居るようで義母の姿も(汗) 他の客は殆ど控車に移動してるため、車内はガラガラでトロッコ車両の様子がよくわかったみたい。そのまま映していると、先ほどの「えがちゃん」と夫婦が出入口付近に居たので「たまたま居合わせたお客さんです〜」と紹介。嫁さんは状況が分からず、「今の誰?」 兄ちゃんと夫婦だったからよかったものの、女性客だったら変な勘違いされてたかも(汗)
そろそろ出発の時間だ。

7.秘境駅に降り立つ

Category:たびぼうろぐ 2010.10 コメント(3)

備後落合駅到着。
雨はやみそうにない・・。降りた客は皆、傘を持っている。羨ましい・・(汗) 家を出る時に嫁から折畳み傘を持っていけば?の言葉を素直に聞いていれば・・と後悔。たまたま居合わした客(たぶん広島からずっと同じ列車に乗ってた)のフルムーン世代とおぼしき夫婦と「えがちゃん(聞き間違ってたらゴメン・・木次以遠の車内雑談でお互い自己紹介)」という20代の兄ちゃんに「いやぁ〜福岡出た時は雨降ってなかったんですよねぇ〜(汗)」と雑談。とりあえず頭にキャメルの手ぬぐいを被り、少し濡れながらもホームを散策。

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2・3番のりばの奥には側線があり、使われていない側線は雑草に埋もれつつありました。

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駅舎のそばには定番の洗面所もありました・・が、蛇口が無いんですけど・・(汗)

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かつては、陰陽連絡のジャンクションとして、たいそう賑わったと聞きます。そのためか構内は広い。
↓こちらは道後山側。

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こちらは比婆山・油木側。
↓このショットにはターンテーブルが隠れています。さて、どこでしょう?

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んんん、まだわからんかなぁ・・・

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正解はココ↓

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これって指示してるやつの形。これは間違いなくターンテーブルのアレですね。正直な話、現地では全く気付きませんでした(汗) 写真整理中、じっくり眺めてたらたまたま写ってるのに気が付きました。この状態じゃわからないって。
駅の時刻表を見てビックリ。素晴らしい過疎っぷり!木次線・芸備線三次方面においては特定曜日の朝の列車を逃すと夕方まで来ません。木次線の最終は17時台ですよ!もう笑うしかありませんでした。

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さて、駅の外に出てみる。傘を買おうにも売店も無い、コンビニも無い、というか何も無い・・。駅前の道路には数軒の民家があるし、道路を下れば国道がある。全く人の気配を感じない秘境中の秘境駅というわけじゃないけど、静かでとても雰囲気の良い駅だ。

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おろち号入線まではまだ時間があるので駅周辺を探索したい・・しかし、傘がない。仕方ないので手ぬぐいを頭に被って駅前をウロウロ。それでも限界を感じ駅舎に戻る(汗) 駅本屋は平屋でエアコンの室外機も数台あり、そこそこ部屋数はありそうな感じだったけど、改札口がある待合室は若干狭め。私含め、三次方面からの客や備後落合まで車で乗りつけてトロッコ列車に乗る客(そんなのアリなん?って思いましたが・・)で、小さな待合室はひとときの賑わいをみせていた。

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封鎖された切符発売窓口や板張りされて各種ポスターが貼られた、かつての荷物受付窓口があり、そこの横の棚には何冊もの駅ノートが置いてあった。そんな事をしてるうちにトロッコ列車が入線してきた。

6.ヒバゴン!?

Category:たびぼうろぐ 2010.10 コメント(3)

三次駅到着。
乗り換え時間は6分。とりあえず下車印をもらって、駅舎の外観を見てバタバタと再入場。跨線橋を渡って3番のりばに停車中の備後落合行き列車へ。待ち構えていたのはキハ120。この車両は初めて見るし、初めて乗る。私、含め、広島の列車からそのまま乗り換えたと思われる客ばかり・・10名弱。もしかして皆トロッコ客?・・地元客っぽいのは、運転手とずっと話をしているお爺さん、ガーメントバッグと荷物を抱えた方の2人。平日の「奥出雲おろち号」の運行が無い時は、空気を運んでる日もあるんじゃないでしょうか!? ちょっと心配になるなぁ。

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10時47分/354D・備後落合行き発車。
発車してすぐ、進行方向右手にターンテーブルがあり、同業者の方は皆そっちを向いていました(笑) いつやったか、Googleの空中写真で見て存在は知っていたんですが、この時はすっかり忘れてて、進行方向左に座ってしまったのもあり撮影出来ませんでした(汗) 雨がちょっと本降りくさくなってきた。やっぱり広島で傘を買っておけばよかったかな・・。三次駅に売店でチャンスがあったのに・・。車内放送は篠栗線、芸備線の中の人と同じだ。八次〜神杉間では列車のスピードが急に遅くなった部分があった。標識を見るとナント「制限20(雨15)」だったような・・・なんじゃこりゃ?山沿い部分で斜面崩落の危険があったから?こんなの篠栗線でやったら暴動が起こるよ(笑)
次は福塩線の分岐駅・塩町駅。分岐の駅なので街の中にあるのかと思ったら、結構長閑な環境の中で、狭いホームと小さな駅舎のこぢんまりした駅でした。写真は、芸備線と福塩線の分岐部分、シーサスクロッシングがステキです。

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この分岐をそのまま真っすぐ進み左方向へ曲がっていきます。

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ノンビリしたスピードで田園地帯を進んでいきます。山ノ内駅で三次で運転手と話していたお爺さんが降りていった。雨の中、弱々しい足取りで駅を出ていって心配になったけど、家族の方がお迎えに来られてたようで一安心。この山ノ内駅、1面1線のホームだったけど、以前は島式だったようで構内は広かった。見た感じ、島式ホームの先端から構内通路で線路を渡り、駅舎に向う構造だったみたい。昔ながらの駅の構造だったんだねぇ。
次の七塚駅は駅舎が無くてホームの備後落合側のスロープの先が道路と踏切になっている。なんだか西鉄北九州線の折尾東口や陣の原電停みたい。その先、備後庄原駅は比較的大きな駅だった。貨物用の駅舎の横に1線、跨線橋で繋がった島式ホームに2線と、乗り場が3つもある。側線も他の駅よりも多い。かつて急行が走っていた頃は、行き合い列車、追い抜き列車等でそこそこ賑わってたんやろうなぁと思わせる構内です。備後落合側の側線に見たことが無い車両が停まっていた。あの鋭い形状、もしやラッセル車?うん、間違いない。うろたえてデジカメが間に合いませんでした。残念。てことは、冬は結構雪が降る地域なんだね。知りませんでした。備後庄原〜高間は山に張り付くように線路が通っていて、その下は川。

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「制限20」の標識・・やっぱりスピードダウン。トロッコ列車並のノロノロ走行で進んでいきます。その後も断続的に速度制限が続いた。車窓には国道を車がスイスイ走っていく様子が見えてて、思った。こりゃ車に負けるはずだわ・・。平子でガーメントバッグを持った客が下車。荷物一杯持ってるし、慶事の帰りかなと思って見てたら、お迎えの方を見ると黒ネクタイ・・・全く逆でした・・失礼。ここから乗客全てがトロッコ目当ての客(たぶんね)ばかりになりました。平子〜備後西城間も同じように山と川に挟まれた斜面を通る区間があるので速度制限の連続。この際、ここにもトロッコ列車走らせたらどう?って思いましたよ・・。
次の駅は比婆山。あのヒバゴンで有名な比婆山ですよ。未確認生物「UMA」ってやつですね。私が子供の頃はそんな言葉は聞いたことがなかったですねぇ。純粋な少年だったので(笑) 子供向け雑誌とかで見て、世の中にはこんな恐い生き物がいるんだ・・・山で出くわしたらどうしよう・・と思ったものです。
残念ながら車窓からはヒバゴンは目撃出来ませんでしたね(笑) 以前、仕事で広島の山地を地図で調べてて、たまたまこの辺の山も見たんですが、比婆山と比婆山駅ってかなり離れてるんですよね。木次線の三井野原か油木の方が近かったような・・。

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列車は山と川に挟まれた谷沿いを右に左に蛇行しながらノンビリと走っていきます。

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途中、速度制限標識が気になって、ようやく烏帽子トンネルでゲット。速度制限標識にある「貨物」って? ローカル線の貨物列車なんて全滅したはずじゃなかったっけ?まさか山陽本線不通時の迂回用? それともラッセル用? 塩町のシーサスクロッシングの写真にもありますね。

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進行方向左手に木次線のレールが見えてきました。

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眼下に見えていた木次線が隣に並び、いくつもの分岐器が見えてきた。

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いよいよ備後落合駅に到着。ここでトロッコ列車「奥出雲おろち号」に乗り換えです。

エビバデポッキー

Category:音楽 コメント(7)

「たびぼうろぐ」を楽しみにしてた方、スンマセン。続きは明日以降自動でUPされます。
今日はポッキーの日なので、タイトルは「エビバデポッキー」。何故ポッキーの日なのかは知らんけどね。

9月だったか、テレビをボーッと見ていたら、16.gifの聞き慣れた音色のリズムが流れてきた。もしやこれは!?と思った瞬間、あの特徴ある音色で「D〜E〜F〜」 おおお!! これは「雷電・RYDEEN」じゃないか! しかも本人たち出ててるし〜! バックのイメージは「増殖」じゃないか! 「ポッキーを」って言ってるフレーズは「TECHNOPOLIS」のボコーダーの「TOKIO」を思わせるじゃないか! CMの間、完全に動きが止まりました(笑) その後、たまたま寄ったポプラでクリアファイルをゲット!! 使うのが勿体無くて、まだビニールの包装を取ってません・・。

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実はYMO大好きです。私を鍵盤、シンセサイザーの世界に引きずり込んだ張本人達なのです。クリアファイルの写真を見てもわかるように、当時、おじさんだった3人はおじいさんになりました(笑) 教授と細野さんは年取った感があるけど、幸宏さんはあまり変わってない!? そして、少年だった私はおじさんになってしまいました(汗)

今でもCDやiTunesに入れた曲を聞きますね。たぶん殆どの曲はあるんじゃなかろうか? いや、度重なる引っ越しで行方不明になったCDもあるし、初収録音源!とかいって小出しにベスト盤やライブ音源を出すやり方に嫌気がさして買わなくなった時期もあるなぁ(汗) 好きな曲を挙げろと言われて非常に困るのがYMOであります。どれも好きだから。

さて、YMOではなく、OMYというユニットをご存知でしょうか?
ただのコピーバンドでもなく、YMOが心から好きじゃないとここまで出来ないなぁ・・と思えるユニットです。あまりの完成度の高さに驚き、笑い、メロやリフの進行に気持ち悪さを感じるはずです(笑)

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ジャケットも思わず笑ってしまいます。車の中に置きっ放しで色褪せてるし・・。YouTubeやニコニコで聞けるようなので、ぜひ本物と聞き比べてください。いくつかオススメを・・。

僕に胸キュソ/http://www.youtube.com/watch?v=6qisEq5-BE4
RYZEEN/http://www.youtube.com/watch?v=ZpkV7mhY1tk
SHANG POO/http://www.youtube.com/watch?v=648-YcRs5M0

さて、今日はポッキー食べながら、腕を胸の前に上げて痙攣の運動でもするか(笑)

5.街から山へ

Category:たびぼうろぐ 2010.10 コメント(2)

9時/1854D・三次行き出発
ワンマンなので車内放送が流れる。なんか聞いたことがある声・・ん? もしかして中の人は篠栗線・筑豊本線などのワンマンと同じ? 声だけ聞いてると、なんか地元の列車に乗っている感じ(笑) すぐに隣の矢賀駅に到着。反対側を見ると、下り広島行きの列車が停車中で、立ち客も居るほどの乗車率。こちらとは対照的。次に戸坂駅に到着。同じボックスの兄ちゃんが下車。この方、広島停車中からこの駅で席を立つまで、長い前髪をずっと弄ってました。微妙なハネ具合・垂れ具合が大事なんでしょうね・・。まぁ、あんた、外に出たら雨で崩れるんだから気にすんな(笑)。さて、次の停車駅は安芸矢口。狭いホームにお客が一杯!こっちの列車に乗ってくるのかと思ったら、広島行きの列車待ちでした。芸備線って山の中を走るローカル線ってイメージがあったけど、、広島駅近郊はそこそこお客が多いんだなぁと実感。そこに広島行き快速「みよしライナー」到着。なんとキハ120×2。ざっと見た感じ乗車率120〜130%ぐらい?快速なんだからキハ47にしてあげれば、もうちょっと快適だろうに・・。
中深川駅を越えたあたりから景色が変ってきて、だんだん山に向かって進んでる感じに。線路沿いの電柱は木製物をよく見かけました。ローカル線っぽくて◎。隣のボックスには広島から乗っているお爺さん二人が座っている。外を見ながら、しれっと話を聞いていると、どうも知り合いとかではなさそう。ずっと話している訳じゃないけど、たまに会話をする程度。それが微妙に話が噛みあわなかったりして可笑しかった。片方のお爺さんは、これから松茸を買いに行くらしい。広島の松茸って有名じゃなかったっけ? どこに行くのかは知らないけど、きっと安く買えるんだろうねぇ・・。それから、そのお爺さん、可部線の一部が無くなったのは非常に残念だって言ってました。たいそう景色がよかったそうで、対面に座ってるお爺さんに一生懸命説明してました。ちゃんと伝わったかどうかは微妙な感じでしたが・・。
狩留家駅到着。離合のためしばし停車。外を見ると小雨。やっぱり傘が要ったかなぁ・・。キハ47の広島行き列車到着。車内はガラガラでこれまで離合した2列車とは大違い。その後、小さな駅をいくつか停車していき、駅員のいた志和口駅を通り、その次の井原市駅では、パッと古風な駅舎が目について思わずパチリ。停車位置がイマイチだったので構図もイマイチですが・・。

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ホームは片面単線になっているけど、かつては島式ホームで行き違いが出来た様子。ホームから駅舎への構内通路には剥がされたレール部分に埋めた形跡があって、アレだなとすぐにわかる。構内は比較的広かった。その先、連続して行き違い可能な駅を停車。

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甲立で広島行き快速「みよしライナー」の行き合い列車待ち。やってきたのはキハ47でした。乗客はパラパラといった感じ。しかし、安芸矢口で見たキハ120は酷かったね(笑) その先、途中の西三次駅の島式ホームは幅が広くてちょっとビックリ。三次駅の手前で進行方向左手から三江線が近づいてきた。もう少しで三次に到着だな。右手の側線にはキハ120が何台か留置してある。改札に近い1番のりばに到着

4.黄色のキハ

Category:たびぼうろぐ 2010.10 コメント(7)
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広島到着。とりあえず下車印と新幹線の切符に無効印をもらって外に出てみる。駅へ向かう通勤客・旅行客は結構多い。空を見てみると雲は怪しい感じだけど、雨は微妙・・。傘を買うまでもないな。ここでも判断を誤る(笑) 売店で、1リットルのペットボトルのお茶とおやつを買って再入場。なぜここで大きなペットボトルを買ったのかというと、出雲坂根駅で延命水を入れるためだ。この先、乗換駅の三次、備後落合で調達出来ないかもしれないので、時間的に余裕のある広島でゲットしとくことに。

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芸備線のホームに降りると、三次行きキハ47×2が待ち構えていました。この黄色のキハは山口方面へドライブに行った時に何度か見かけましたが、乗るのは初めてです。九州で黄色のキハといえば、Y-DC125がありますね。他にも元赤い快速のキハ200や元オランダ村特急の「ゆふDX」なんかもありますね。かなり前、嫁さんから冷水峠で黄色い列車が走ってた!って聞いた時は、保線車両じゃないの?って疑ってしまいましたが、キハ125だったって事がありました(汗) こっちのキハは九州の黄色いキハと違って単色じゃないけど、結構好きなカラーリングかも。
この車輌の行き先表示はプラサボじゃなくてLED表示なんですね。古い国鉄型に新しいLED・・なんか合わないなぁ。香椎線のLED表示を見た時も何じゃこりゃ?って思いましたけど・・。

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もう少し時間があるので、ホームの端まで行って一服。

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発車3分前になったので車内へ。各ボックス・ロングシートに1〜2人埋まる程の乗客数。殆どが地元客っぽい感じ、あと同業者とおぼしき方も(汗)。スーツ姿のビジネスマンもチラホラ。仕事で三次まで移動する方もいるんでしょうね。とりあえず私は、若い兄ちゃん1人が座ってるボックスに相席して出発を待つ。

3.N700で広島へ

Category:たびぼうろぐ 2010.10 コメント(5)

博多駅は九州新幹線開業に向けて様変わりしました。乗り換え時間も少なく、1個目の下車印をもらって売店でビールとつまみ買ってたら、時間が無くなってしまい、駅をじっくり見るヒマがありませんでした。まぁ近いからいいか。博多の下車印って初めて見ました。なかなか近場の駅で下車しませんもんねぇ。

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次は新幹線で広島まで移動。新幹線ホームに上がると、既にN700系「のぞみ12号」が入線していました。今回の切符の手配で、特に指定はしなかったんですが、他に喫煙車両を指定した列車もあったせいか、喫煙ルームに近い席を取ってくれました。タバコ値上げ以降、減煙中の身としては広島ぐらいまでの時間なら我慢できない訳じゃないんですが・・(汗) 当然、切符には禁煙マークが付くんですが、喫煙ルームに近い席の場合はマークの横に「+」が付きます。せっかく新幹線に乗るので本当ならば500系に乗りたかったんですが、既に【こだま落ち】してるし時間の都合で「のぞみ」じゃなきゃ無理な行程だったし・・。残念。

_tabilog_t02.jpg 12A/のぞみ12号、博多を定刻通り出発です。あ〜あ〜日本のどこかにぃ〜♪あのメロディーが流れてきて車内放送が始まる。今私は新幹線に乗ってるんだなぁと実感。ぐんぐん加速していき、気が付いたら香椎線土井付近でした。久山の麻生山田炭鉱跡を見ようとデジカメを構えてたら、ホンの一瞬で通り過ぎてしまいトンネルへ(笑) 今度は室木線から延びていた新幹線建設時の盛土跡を撮ろうとするも一瞬で通過・・・(汗)。新幹線から撮るのは難しいなぁ。 さて、車掌が車内検札にやってきた。どんな反応があるかな・・。特製切符入れ(市販のクリアファイルを切っただけ)から特急券と乗車券を取りだして差し出す・・・一瞬動きが止まる(笑)「こんなに長い距離の切符を見たのは初めてです」とまじまじと眺める車掌さん。やっぱりなかなか居ないんだろうか?まぁ、なんて言うか、こう反応があると気分がイイねぇ。

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検札終了後、通勤中・出張中のビジネスマンに囲まれる中、朝っぱらからビールをプシュ〜!これからお仕事なのに悪いねぇ・・と思いつつ、列車で飲むビールは最高に美味いぜ〜とグビグビやる(笑) あっという間に小倉に着いた。少し客が増えたかな。ふと隣のホームを見ると、こだま落ちした500系が停車中(泣)。なぜかLED幕が「こだま新下関」になってたような気が・・。あれ?違ったかな?もしかしたらもう酔ってたかもしれません(汗) 眼下に、貨物の発着が無くなり線路が雑草に覆われつつある東小倉駅を見ると、すぐに新関門トンネルに入る。さらば九州、おいさんは3日後に戻ってくるよ。

トンネルを抜けると新下関。あら?なんか道路が濡れてるし。もしかして雨降った?ちょっと勘弁してよぉ。傘持ってきてないし。出発する時に嫁さんから折畳み傘持っていったら?って言われてたんだけど、荷物になるからいらない、もしもの時はビニール傘買うよって言って持ってこなかった。とりあえず雨は降ってないようだから様子見だな・・。これが後々後悔することに・・・。さて、今どの辺だ?山の中を走ってるから現在地がわからない。そこで、携帯でモバイルGoogleマップを起動してみようかな・・けど、電池食うからなぁ・・と思って、ふと向こう側の席の下を見るとコンセントがあるじゃないですか!このN700系、忙しいビジネスマンのために窓側座席の足元にノートパソコン用のAC100Vのコンセントが付いているそうです。知りませんでした。仕事で移動とはいえ、列車の中ではノンビリしたいものですが、一分一秒たりとも無駄な時間を発生させたくない人はそうはいかないんでしょうね。いつだか、これ見よがしにノートパソコンを開いて、何するのかと思って見てたら「ソリティア」やり始めた時は笑いましたけど。で、話を戻して、私の席は窓側だったで足元にはコンセントがありました。乗った時は気付かなかったなぁ。携帯の充電器を繋げて早速起動。おぉ、これはよくわかる。しかも高速移動してるのでちょっとずつ移動してる〜。面白い。

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そんなことしてる間に小郡・・いや新山口通過。未だにピンと来ませんこの駅名・・。そして徳山通過、雨が降ってきた。断続的なトンネルと単調な風景の繰り返しで今どこを進んでいるのやらさっぱりわかない。再びモバイルGoogleマップで確認。おぉ、もうすぐ広島やん。

さぁ長旅の始まりだ。入鋏印をもらうために有人改札で駅員に切符を渡す。券売機やマルス券の企画乗車券ならば、ポンと捺してすぐに入場出来るんですが、今回は手書きの出札補充券。さらに経由地が書かれた別紙をホッチキスで添付した特別仕様(笑) やはり珍しいのか、なんだこれは〜!?って感じの表情でじっと切符を見つめる駅員さん(笑)。「今から長旅が始まります〜」と言って切符を受け取りホームへ。とりあえず、喫煙コーナーにて朝の一服。

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程なく、2091H/かいおう1号が入線してきた。

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_tabilog_t01.jpg最初の列車は「かいおう1号」
リーズナブルな料金でグリーン車が楽しめる列車です。数年前「かいおう3号」に乗った時は桂川発車時点でグリーン満席、自由席も混雑していたので、今回は1本早いけどグリーンにした方が良さげだな・・そう思ってグリーン指定席を取っておきました。先頭1号車後方ドアから乗り込むと、半室自由席・半室グリーンの車両で、そこそこの乗車率の自由席を通り越し、ガラスで仕切られたグリーン室に入ると・・あ、アレ?私だけ?きっと桂川でどっと乗ってくるんだろう・・。すぐに桂川到着。ホームは通勤・通学客であふれてる。そして出発。3番のりばから篠栗線へ向かってうねうねとポイントを渡る。篠栗線を快走し始めてもグリーンには誰も来ない。なんだか拍子抜け。博多まで客は私だけの完全貸し切り状態になりました。この先の長い行程を考えると、最初ぐらいはゆったりしたいよね!? 短い間だけどグリーンを堪能しました。この列車の車掌は口調が明るく聞き取りやすいアナウンスで◎。車内検札の際も丁寧すぎる対応で好印象でした。切符を見せてもそんなに動じた様子は無かったですね。人によるのかなぁ。篠栗トンネルを抜けて福岡エリアへ。桂川同様、通勤・通学客であふれた篠栗や長者原、柚須を通過していく様は、寝台列車でまったりとしながら首都圏の駅を次々に通過している時の感覚に似てる。そんな贅沢?な時間もあっという間、博多に着きました。300円分は楽しめたかな(笑)

1.旅の準備

Category:たびぼうろぐ 2010.10 コメント(5)

_tabilog_000.jpg今回の旅の一番の目的は群馬県高崎での友人披露宴出席。せっかく遠方に出るので、当たり前のルートで行くのは勿体無い。そこで、折角の機会なので乗り鉄しまくりの旅にしよう!友人が結婚するって聞いたその日に決めました。もう貧乏学生じゃないので(笑)、新幹線も特急もどんどん使う行程で考える。苦しい台所事情だし、私のへそくりも無いので(汗)、旅費を家計から出すのは申し訳なく思い、オークションで鉄な物やMacのパーツを出品して、なんとか旅費だけは行程決めと平行して捻出。鉄な物については、落札されたお金を鉄に使うんだから手放しても仕方なかろうと自分に納得させる(汗)。
ルート選定でまず決まったのが「きたぐに」 子供の頃から憧れていた583系の寝台を体験すること。北陸周りで関東を北から攻める形になるので北越急行も絡ませる。次に朝に福岡を出て、23時に大阪に着くようなルートを考える。未乗線区が多い中国地方の三江線・芸備線・姫新線・木次線のどれかを絡めたいと思って時刻表をめくり倒す。そんな中、光っていたのが木次線の「奥出雲おろち号」 臨時列車で運行日が決まっていたけど、うまく都合が付きそう。てことで、木次線乗車決定。備後落合発のおろち号に間に合う時間を調べると・・・博多発7時38分。まぁ乗れない時間じゃないなぁ(汗) そして、木次から大阪までのルートを考える。山陰本線でそのまま上ろうとすると大阪に届かずアウト。米子から「スーパーはくと」なら間に合うようだ。となると、JR線→智頭急行→JR線→北越急行→JR線と通過連絡で発券出来るのか? とりあえず、通勤途中にある駅のみどりの窓口で聞いてみることに。
最初、対応してくれた方は見習いのネームプレート付けたお姉さん。私が説明しているルートが理解不能だったようで(笑)ベテラン職員にバトンタッチ。すぐには分からなかったようで、ちょっと待ってくださいと言って奥から規定が載ってる本を取り出してきました。各鉄道会社名の頭に過去の発券実績を示す(内部的な)印が付いていて、これはウチで発券したことがあるので大丈夫でしょうとのこと。後日連絡があり「このルートじゃダメでした。智頭急行・北越急行のどちらかなら発券可能です」と回答していただきました。ということで、智頭急行を外して、松江から伯備線で岡山まで出て大阪へ上るルートに決定。とりあえず北関東までの行程は完成。
そんなこんなで披露宴の招待状が届く。関東入りした日の夕方からか・・。こりゃ碓氷峠か鉄道博物館にも足を運べるな。さらに翌日は久しぶりに茨城にも寄りたいし、夕方からは倫堕さんと秋葉原で飲む約束をしたし。ルートをどうするか・・。廃線派としては、やはりここは碓氷峠に行っとくべきだし、鉾田駅跡にも行きたい。鉄道博物館は老後に取っておこう(笑) というわけで、極力、長距離の片道切符にした方が安く上がりそうなので、高崎の手前の新前橋から両毛線・水戸線を抜けて常磐線・成田線・成田・総武線・秋葉原・東京・東海道(山科で6の字になるため打ち切り)にすれば、新前橋で途中下車して別途切符を購入して横川・高崎へ行けるし、友部から成田は放棄して鹿島臨海鉄道で新鉾田・鹿島線経由で成田に戻ればいいし。そして、東京からの戻りはちょっと前なら「はやぶさ」なんだけど、九州行き夜行列車が無くなった今、選択肢は1つ「サンライズ」 まぁ、岡山で乗り換えなので、瀬戸でも出雲でもどっちでもいいんですが(汗) 岡山からはストレートに福岡まで。これで全ての行程完成。
再び窓口に行き、説明しやすいように行程表を持って発券手続へ。最終的に担当になったのは若手の兄ちゃんでして、この方が非常に対応が丁寧で好印象。しかし、若干慌て者のようで・・。とりあえず、マルスに経路と駅を入力。案の定、経路オーバーでマルス発券出来ず。これは予想通り(笑) すると「スミマセン、この行程表預かってよろしいですか?博多駅に問い合わせてみます・・」とのこと。数日後、手書きの切符になりますが・・と電話連絡がある。もしや、あの稚内〜肥前山口の最長切符と同じタイプの切符!?ワクワクしながら窓口へ。出来上がった切符がコレ。今ではなかなかお目にかかれない出札補充券。経由地が書ききれないので別紙ということで下部にホッチキス留めしてありました。終始ニヤリ顔の私。全行程の切符を確認してたら、初っぱなの「かいおう」グリーンが抜けてるのに気付く。その場で発券してもらい、全ての支払いを終えて全ての切符を受け取り、車に戻った時にもう一度切符を眺める。ん?いつから使えるって日付が無いぞ?これじゃ今日から有効になっちゃうよ。慌てて窓口に戻り尋ねてみる。「あぁ〜スミマセン〜」と言って、○月○日から通用というスタンプを捺して日付を書いてもらう。最後の最後まで慌て者なんやけ〜(笑) ちょっと待て。6の字きっぷになるので、山科で切れるはずだけど、京都市内になってる。なんでかな? 規定ではそうなるんやろうか? まぁ、いいや。これで全ての準備完了。

山トロ 20101031

Category:廃線・未成線 コメント(7)

今年も行ってきました。

天気は曇りで若干寒い一日となりましたが、午前中は活性化センターの対面にある駐車場が常に満車の混みようでした。トロッコの方は、ここ数年、階段の下や道路まで列が出来る状態は見なくなりましたが、若干波はあるものの1〜2回待ちで乗れる感じでした。

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私が見た限りでは、いつもこれぐらいの待ちでした。鉢巻きをした熊と駅員案山子が出迎えてくれます。真ん中のおじさんは案山子じゃありません(笑)

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「熊ヶ畑」の看板は、昨年は枕木ホームの駅名板下にあったんですが、今年は飾りで全く機能していない(笑)一灯信号のそばに置いてありました。見た感じ、新たなアイテムは無いようです。

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今回はおっちー家4人で初乗車です。切符を買って待っていると、嫁が「あの人見たことあるんだけど・・」よく見たら「がんさん」でした。お互い手が放せない状態のようなので、とりあえず手を上げて挨拶。2便待って、いつものように、黄色い保線車両改造車の次の車両に。この車両が一番乗りやすいし、広いしね。振り向くと、そこにはがんさん(笑) 保線車両から撮影されるようです。聞けば、9時に現地入りしたとのこと。本当は私も早く出るはずだったんですが、前日しこたま飲んだため起きれませんでした(汗)

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みんな楽しそうに乗ってます。

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折り返し地点はいつもの場所。途中、法面にコスモスが一杯咲いていて、とても綺麗でした。

yamatoro_2010_5.jpg yamatoro_2010_6.jpg

熊ヶ畑へようこそ
のどかな風景がいいですね! 天気が良ければ・・。

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途中、枕木交換した痕跡がありました。さすがに廃線後かなり経過してるので、腐ってたり空洞化してるモノもあるでしょう。線路上を歩いた時に、何度かバリってやったことがありますし・・(汗)

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トロッコ列車、トロッコ列車と浮れてた割りには乗ると大人しい、我が家の姫(笑)
下車後、がんさんと立ち話をしていると、blue fieldさん親子が登場。久しぶりの再会でした。息子さんが朝テレビで何を観てたか説明する様が可愛かったですねぇ。ホント、よそん家の子供の成長は早く感じます。

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さぁ、諸君!トロッコの後は「かかし祭り」だよ!
と言ってそうな案山子さん。ちなみに、この写真は娘が撮影しました。

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もちを買うのに多くの来場者が並んでいました。嫁はいつも買うんだけど、どうしても納得出来ないことがあるようです・・・嫁さん曰く、来場者が買う餅の数に対して、餅のつき手が少ないんじゃないのぉ〜。いつも待たされるんよねぇ〜。
確かにいつも長時間待たされるような気がします。手作りだから仕方ないかも・・。

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わぁ〜、みんな楽しそうに遊んでるぞ〜。
さて、この中に人間は何人いるでしょう?(笑)
正解は6人。あとは全部案山子です。ホント、すごく良く出来てて、今にも動き出しそうな躍動感がある案山子たちでした。人間がこの中に入って、じっとしてると案山子に間違えられたり!? 動くマネキン状態でビビるかも(笑)

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