22.先人たちの偉業

Category:たびぼうろぐ 2010.10 コメント(0)

3821M/北越急行・越後湯沢行き発車。

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犀潟までは信越本線を走る。雨は止みそうにない。今日は碓氷峠に行く予定なのに・・・ここまで来たから雨が降ってても絶対に行くぞ・・。その前に傘買わなきゃな。

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犀潟を出発して高架へ進み、北陸自動車道を跨ぐ。

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そして、田園地帯を真っすぐに進む立派な高架に出るとグングン飛ばし始めた。この展開、記憶にある!って思ったら、アーケード版の電車でGO!2で走ったっけ、この区間(笑) 記憶にある駅を次々停車していく。この線、在来線最速の時速160キロを出す特急「はくたか」が走っています。

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走行の際は、5灯式の信号機では一番上と下の緑(Green)が灯り、GG現示・高速進行となります。

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日本で、高速進行現示が見られるのは、ここと京成のスカイライナーだけのようです。残念ながら今乗っているのは快速なので「GG現示」は見れませんでした。「はくたか」は160キロだけど、今乗っている快速列車も負けてません。時速100キロオーバーでぶっ飛ばしていきます。さて、電車は、ほくほく大島駅に停車。

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トンネルに挟まれた面白い構造の駅。目の前には「鍋立山トンネル」これが、とんでもない所に計画してしまったようで、超ウルトラスーパー難工事だったそうです。

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ここで説明するよりも下記URLのサイトをご覧頂いたほうがよろしいかと・・・

第五節 鍋立山トンネル<上>
http://tksoft.cool.ne.jp/TechnoTreasure/page017.html

第五節 鍋立山トンネル<下>
http://tksoft.cool.ne.jp/TechnoTreasure/page018.html

CE/建設業界 [日本の土木を歩く]鍋立山トンネル
http://www.dokokyo.or.jp/ce/ce0401/aruku_01.html

などなど、ググればいろいろヒットします。ほくほく大島駅を出発すると、そこはもう鍋立山トンネル。入った瞬間から脳内では♪風の中のすぅばるぅぅ〜とプロジェクトXのあのテーマが再生されました。写真を見ても分かるように、入ってすぐは、ほくほく大島駅を複線対応にする予定だったのか、大きな複線断面になっています。途中から単線断面になり、形も馬蹄形や円形など次々に変っていく。途中、トンネル内にある儀明信号場は交換可能で広くなっていた。この路線は、鉄建公団がAB線・北越北線(B線・地方幹線)として工事を進め、一時期は油須原線などと同様に国鉄再建法で工事が凍結され、未掘削部分を残したままだったことがあります。下手すりゃ、そのまま放置で未成線となり、当時のあらゆる手段を使っても貫通できなかった魔のトンネル・・などと言われてたかもしれませんね。工事再開後もかなり苦労されたようですが。何も知らず、ただ通過するだけじゃ普通のトンネルだけど、事前に開通までの経緯を調べてたのもあり、次のまつだい駅まで通り抜けた際は感慨深いものがありましたね。凄腕の技術者達に敬意を表します。

まつだい駅を出ると、再びトンネルの連続。ここにもトンネル内に信号場があった。長いトンネルを抜けて信濃川を渡り、再びトンネルに入る。大きくカーブしたのち、一気に勾配を上ると高架に出た。眼下には飯山線が見えている。十日町駅に到着。篠栗線の柚須の先から高架の吉塚駅に駆け上がる感覚に似てたなぁ。元々は飯山線と地上で合流する予定だったんじゃなかろうか? すぐに十日町駅を出発。快速なので次は六日町駅。高架を進行方向右に進み、すぐにしんざ駅を通過、ほくほく線内で一番長い赤倉トンネルに入る。このトンネルの中には駅があるそうなので、見落とさないように前を見続ける(笑) するとホームらしき光が見えて・・・ピュ〜ン・・あまりにもハイスピードなんで目で追う間も無く一瞬で通過してしまった・・・。とりあえず、1面1線の駅という事だけ判った(汗) すると今度は断面が広くなり交換可能な信号場を通過していった。この辺もアーケード版の電GOで通った記憶がある。トンネルを抜けるとすぐに片面ホームの魚沼丘陵駅。十日町〜六日町間は殆ど赤倉トンネルだったし、途中の3駅はオマケで作ったとしか思えないんだけど・・。そのまま列車は、関越道を渡り、上越線と合流して六日町駅に到着。

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そのまま越後湯沢まで行ってもよかったけど、その先、高崎方面へはここで降りても、越後湯沢で降りても同じ列車の接続になるので下車してみることに。ここでは私以外に数名降りたかな。殆どの客はそのまま越後湯沢へ向かうようだ。出発した電車を見送っていると、最後尾に大阪から一緒だった山口おいちゃんの姿が!お互いに手を降って見送りました。

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