2011年5月アーカイブ

これで高千穂線シリーズは終りです。

高千穂から天翔大橋に寄り道して、五ヶ瀬川沿いの旧国道へ下り、自然のダイナミックさや影待駅跡周辺の秘境っぽさを感じつつ、日之影の手前からR218バイパスへ上がり、青雲橋を通って延岡方面へ向かいました。
次の目的地まではナビの予想じゃ5時間かかるので(笑)、高千穂鉄道跡の探索どころじゃなかったです・・・。しかし、バイパスを進み、川のレベルまで降りてきたところで、対岸に線路跡発見。タイミング良く向こう側へ渡る橋もあるし・・・あまりタイムロスにはならんだろう・・・という事で、ちょっと寄り道しました。

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↑延岡方面を見たところ。
ホームや駅名標が残っている状態の廃駅に来るのは、久しぶりかもしれない。
福岡では跡地や僅かに残る遺構ばかり追いかけているので、廃線ファンとしては、このような跡を見るのは嬉しい反面、災害さえなければ現役やったんよね・・・と、なんとも複雑な気分になります。

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↑高千穂方面を見たところ。
駅名標には「日本唯一干支のまち きたかた」「辰・たつ」とあります。何のことか分からなかったので、帰宅後に調べてみたら、土地区分に干支の名前が付けられていたんですね。なるほど、それで辰か。ちなみに写真じゃ分かりにくいけど、待合室の奥に立っているポールの先にも「辰」と書かれていました。

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↑駅から高千穂側へ少し進んだところ。
一部、農地へ進む道への交差部分はレールが撤去されてましたが、前後はバッチリ残っています。
Wikiには軌道は撤去されているって書かれてるんやけど・・・。

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↑ほぼ同じ場所から延岡側を見たところ。上崎駅全景。
線路は奥に見える道路橋の下を通り、90度方向を変え(写真左側へ)、五ヶ瀬川を渡って川水流駅へと向かってたようだ。その第1五ヶ瀬川橋りょうは、高千穂鉄道を廃線へと追いやった、あの水害で流出した中のひとつ。当時、ニュースで見た、桁が流されて橋脚が折れている衝撃的な映像は今も忘れられません。
その跡も見たかったんですが、先を急がねばならないので、ナビに従い国道を南下。道路標識には北方延岡道路の表記。あれ?ナビには北方ICなんてありませんが?(笑) インター近くには廃線跡っぽいものが見えたけど、ガマンガマン・・。その後、延岡道路〜延岡南道路〜東九州道を通り、気が付いたら日向市まで来てました。なので、高千穂鉄道跡がイイ感じで残っている部分はスルーでございます(泣)

また、続き。

トンネルの駅を出て、高千穂町内で仕事を済ませ、高千穂駅跡へ向かう。
この駅に行くのは初めてです。

高台にある駐車場に車を停めて、駅へ下る階段の入口に立つ。
そこには駅名標があった。駅全体がよく見える。

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三角屋根の駅舎や高森へ向かうはずだった場所にある車庫。
鉄道雑誌なんかで見たシーンと同じだ。高千穂駅に来たんだなぁと実感。

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しかし、ここには列車の姿も見えないし、駅員も居ない・・・。
階段上から覗いて見ると現役路線のように見えたけど、やっぱりここは廃線・廃駅なんよね。

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駅舎も閉まってるし、フェンスがあって駅構内にも入れない。しょうがないので、フェンスの隙間から見学。テントやベンチもあるし、保線トロッコらしきものも見える。何かわからんけど、駅跡で何かやってるのはやってるようだ。廃駅となり、荒れ果てて人知れず消えてゆく駅跡ではなさそうだ。ちょっと嬉しかったね。


takachiho_201104_5.jpgどうやっても構内には入れなさそうだったので、トイレ(別棟のここは空いてた)で用を足して階段に戻る。ちょうど桜が満開で。とても絵になる光景が広がっていました。

列車が走っていると様になるんやけどなぁ・・・。

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階段横の道路橋から日ノ影側を見たところ。これだけ見ると廃線とは思えません。

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公共交通機関としての機能は失われてしまったけど、駅を公園化して、鉄道施設を園内遊具として活用する計画もあるようです。碓氷峠鉄道文化むら内トロッコ列車と同じ感じ? 実現したら、またこの地を訪れたいですね。現役時代は一度も乗ったことが無かったし、あの高千穂橋りょうも体験してみたいし。一度だけ天岩戸駅から見物したことはあるんだけどね(汗)

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もっと隅々まで探索したかったけど、当日の行程はまだまだ半分も終ってないので、後ろ髪引かれる思いで先へ進む。途中、高千穂橋りょうをチラ見しながら国道を南下。

高千穂線(未成線)跡/1

Category:廃線・未成線 コメント(2)

先月の遠征シリーズ続き。

高森トンネルを後にし、車酔いしやすい嫁と一緒では通ることが許されない、九十九曲の旧道を進む。仕事上の次の目的地は高千穂だったけど、その途中にある未成線の高千穂線跡も見てきました。本当ならば、田原地区から上野地区の探索もしたかったんですが、時間の都合もあり、今回もパスして国道沿いの遺構探索をしました。

トンネルの駅として整備されている「葛原トンネル」跡のちょっと手前に、橋台が残っている所があります。何度かここを通った際にチェックしてた所へようやく行くことが出来ました。
こちらは高千穂側の橋台跡。

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橋台の上に立って高森側を見てみると、向こう側にも橋台が残っています。

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ここには高架橋が架かっていたんでしょうね。

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雄大な自然をバックにポツンと残る橋台に、夢破れた九州横断鉄道の無念さを感じながら、トンネルの駅がある葛原トンネル跡へと進みました。

高森トンネル

Category:廃線・未成線 コメント(9)

先月の遠征シリーズ。

出張の通り道だったので、久しぶりに未成線の高千穂線高森トンネルに寄ってみました。
2002年8月以来なんで、約9年ぶりです。

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みんな大好き「工」(笑)もありますぜ。この子たちは抜かれてますけど・・。

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平日の午前中でしたが、来場者はそこそこ居ましたねぇ。

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9年前には無かった公園名が表記してありました。

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この日は暖かかったので、トンネル内の涼しさがとても気持ち良かったです。

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様々な電飾がトンネル内を良い雰囲気にしてくれています。

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途中、大きな穴があって、地上への通気孔があります。確か、峠道から地上部分が見えたと思います。

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前に来た時には無かった水力発電機。水は常に湧いてきてるので利用しない手は無いですよね。

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不思議な光景を見せてくれる「ウォーターパール」を撮ったものの、
シャッタースピードが遅かったので、ただの流水に(笑)

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折り返し地点で湧水を飲んでサッパリしたところで出口を目指します。

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途中、前回来た時に気になった「小マン」を見つけ、別の場所で「中マン」を見つけました。
別の場所にも同じように書かれてる場所があり、何のことやろ?と考えながら歩いていると、
ピンと来ました。記された下の壁には横穴(待避所)が空いてるんですよね。
あれって「マンホール」って言うんじゃなかったけ? 「小マンホール」「中マンホール」なるほど。自己解決(汗)・・・って正解!?

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移動途中にフラッと寄ったので、先の行程を考えて、サッサと往復しました。
坑口付近の法面はトンネルが竣工した時と同じ、1977年1月に造られていました。

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トンネル建設時の出水が無ければ貫通して、高千穂線として開業していたのだろうか?
延岡・宮崎方面へのバイパス線・観光鉄道として機能していただろうか?
開通していれば高森線・高千穂線も3セクにならずにいただろうか?
五ケ瀬川の橋梁流出の被害も復旧させていただろうか?
色んな事を考えながら、高森トンネルを後にしました。

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映画とウドンとポンポン船

Category:雑記 コメント(4)

5月3日のこと。
カートゥーンネットワークで録画した「きかんしゃトーマス」を毎日見てるうちの子供達。
見せられてる(録画してる)私らも、登場キャラを覚えてしまいますわ(汗)
そのCM中、劇場版トーマスが公開中とのことで、娘に見たい?と聞くと、見たいと言うので、連れていきました。

直方イオンの映画館では、トーマスは9時15分から始まるとのこと。早起きして時間を持て余していたので、早めに出発し、現地に着いたのは8時45分。車が一台も停まっていない駐車場を気持ち良く進み、入口に一番近いところに駐車。当然、店内入口ドアは閉まってます(笑) 9時になりドアオープン。既に1階から入ってきてる客が映画館にゾロゾロと。まさか、みんなトーマス目当てじゃないよね(そんなはずはない)と思いながらチケット購入。
入場すると、黄色地の印刷物をくれました。とりあえず席に着いて見てみると・・・
これは懐かしのあの帽子!?

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↑モデルは、この記事のためだけに被っている(被らされている)嫁

東映まんが祭やドラえもんシリーズを思い出させるアイテムですな。まだあるんですね。こんなキャップ。
シーズンになると、黒崎の街を黄色いキャップを被った子供が闊歩してたもんです(笑)

上映開始直前になっても客は殆ど入ってこなくて、結局、うちら二人と他の親子連れ1組の4人で上映スタート。内容はそこそこ楽しめるものでした。ただ・・・単線区間における機関車の方向転換方法はどうなん?・・とか、トンネルの煉瓦積み方変じゃね?・・とか、三枝分岐器萌えなど、見る所がズレてる自分がイヤでした(笑)

映画を見終わると「電車が見える滑り台に行きたい」と言うので、遠賀川駅近くの今古賀中央公園へ行ってきました。この日は少し肌寒かったせいか人が少ない。車を降りると一目散に「お城」(回転すべり台があるコンビネーション遊具を娘がそう言う)へ。よく飽きもせずに遊ぶなぁ・・と見ていると、以前は登れなかった場所からしれっと登ってるし。成長してるなぁと感心。

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パパは相変わらずこっちに夢中(笑) ※写真は以前のやつ。

昼過ぎまで遊んだあとは、少し遅めの昼食。
うどん大好き娘なので、私がよく行く浅川の資さんうどんへ。
娘は最近「天かす」にハマっているので、取り皿に取ってやると上にじゃんじゃんかけます・・・(汗)
それじゃ、「うどん付き天かす」やろ・・・。

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うどん食べて、そのまま車で寝るだろうから帰ろうと思っていたら、「船に乗りたい」と言いだした。というのも、日曜日に下関の海響館に行った際、巌流島へ渡る船を見て「あれ乗りたい」と言ってたけど、時間の都合と本人食後爆睡のため、乗らなかったんですよね。それを思い出したんやね。ということで、ちょっと違うけど、若戸渡船で納得してもらおう(汗) そう思って、浅川から若松へ出発した瞬間に即寝でした(笑) そのまま帰るのも可愛そうなので、時間稼ぎに高須団地・岩屋・脇ノ浦・安瀬経由で若松渡場へ。〈市営バスみたいな表記やな・・)
渡場付近には駐車場が無かったので、人通りの少ない商店街そばのコインパーキングに駐車。オヤスミ中の娘を抱えて歩く・・・ごんぞう小屋まで来たところで、海沿い来てることに気が付いたようで、早く船に乗ろう!とテンション上がり気味の娘(笑) 渡場へ急ぐ。

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私が最後に乗ったはかなり前です。私が北九州市に住んでいた頃は大人が20円で子供が10円じゃなかったかいな? 行ってみて驚きました。なんと今は大人100円なんですね!! しかも券売機で発券してるし。昔は路面電車の運賃箱(レバーを引くとジャーって下に落ちるやつ)みたいなやつに入れてませんでしたっけ? 切符を係員に渡して乗船。娘はサッサと2階席へ上がってるし・・。時代の流れを感じつつ、久しぶりの渡船を楽しみました。(写真は帰りの戸畑→若松)

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戸畑渡場到着。目の前には西鉄戸畑駅・・・じゃなくて西鉄バス乗り場。久しぶりに見る、下からの若戸大橋の眺めに感激し、昔は橋台にエレベーターやバス停があって、歩いて若戸大橋渡れよたんよなぁ・・・と懐かしんでいる横で、娘はデッキで鳩を追い掛け回してました(笑) 1本あとの船に乗り込み、若松に戻りました。

ちょっと短かったせいか「もっと乗りたい」と娘。確かに短かったかなと思いつつも、時間も時間だし1回乗せておけばよかろう・・・と思い、若干ご不満な様子の娘にアイスを買って、やり過ごす(笑)

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イカす建物をバックにおやつタイム。久しぶりに2人だけのお出かけとなりました。
家では叱り叱られの2人やけど、この日一日は何故か穏やかでしたね。いつもこうならいいんやけど(汗)

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