国道から交差点を曲りしばらく進むと、上千々石駅にたどり着きます。前には花壇もあり、ちょっとした公共スペースといった感じです。ただ、まわりは本当に畑ばかりと言った印象。それでもここ辺りでは数少ない集落のひとつであり、駅舎設置の理由もここにあったのでしょう。
ここにはなんと、ホームが現存しています。跡地には民家(駅舎再利用ではないようです、、残念)が建っており、玄関出入り口の部分は削られているものの、それ以外は往時の列車発着の雰囲気を偲ばせることが出来ます。
電気屋を挟んで道路向かいに4基の台座を見ることが出来ます。はて、これはいったいなんでしょう?
石材から考えると、鉄道時代のものと考えて間違いないようです。また路面を挟んで4基あり、上に何か構造物を持っていたことを考えると、踏切だった可能性もあります。
確証が持てないのが何とも歯がゆいものです。
さらにこの近くにあった用地杭。裏面にも何か書いてあるのですが、残念ながら○に県、もしくは濱と書いているかな? と類推する程度しか読み取れません。
見て分かるとおり、何かの境界杭であることは間違いなく、あるいは鉄道時代のものか、と考えられます。