2016年1月4日、香月線跡へ廃線パトロールに行ってきました。
駅名標は風雨に曝されているので劣化している感じです。空白部分に貼られていた当時の駅の写真も剥がれてしまっています。本物は別の場所で保管してレプリカでも置いたらどうでしょうか?
駅構内の末端部分はコンビニが出来ていました。写真をクリックすると、1998年の同じ場所の写真が出てきます。国鉄事業団という単語も懐かしくなりましたね。
駅跡地は東西に長く広がっている。
駅跡地は西鉄バス北九州の香月営業所になっており、各方面へバスが運行されています。
香月駅を出ると次の岩崎駅の間にある黒川を2回渡ります。川が直角に曲がっているところを直角三角形の斜辺を描くように渡ります。写真はその下流側の橋台を見たところ。奥が香月方向で黒川を渡るところに煉瓦橋台が眠っています。
岩崎駅側の橋台跡。
斜めになっているのを見てピンとくるでしょう。岩崎駅跡は何も無いので先へ進みます。この先の線路跡は道路になっています。
次の新手駅跡の間には、鉄道用地を示す杭がいくつかの残っています。
雑木林の中にもポツンと。
筑豊電鉄の下を通過してすぐくらいの所に、昔はよく見かけていた古枕木の柵が残っています。写真中央付近。
距離としては僅かですが、鉄道の匂いを感じることができる貴重な遺構です。
朽ち果て具合がたまらんですね。
新手駅跡も駅を感じるものが何一つ無いので先へ進みます。
新手駅跡から中間駅までの間にも杭がいくつか残っています。筑豊本線の下を通っていた旧上り貨物線跡もありますが、そこの再探索はまた別の機会に・・。
中間駅前の旧香月線起点地の碑。
明治日本の産業革命遺産群 八幡製鐵所遠賀川水源地ポンプ室が世界文化遺産登録されて話題になってますが、たまには香月線のことも思い出してあげて下さいね。