香椎線酒殿駅から志免駅を経て旅石駅という貨物駅まで3.1km(大正時代の鉄道統計資料では、T6/酒殿〜志免間1M04C+志免〜旅石間76C=2M≒3.218km、T13/酒殿〜旅石間1M63C≒2.876km。と距離が前後している)の貨物支線がありました。まず、博多湾鉄道によって明治42年8月1日に酒殿駅から志免駅までが開業。その先、旅石駅へは大正4年3月11日に延伸。大正8年5月20日、勝田線の前身・筑前参宮鉄道が志免を経て全通。この時点では宇美駅のように至近距離に別会社の駅が2つある状態に。昭和17年に両線の会社を含む五社が合併して西鉄となった際、両駅間に渡り線を敷設して駅は統合。昭和19年には国有化され香椎線となりました。昭和35年、志免駅〜旅石駅間が廃止。今はかすかに線路跡の匂いを感じる道路となっています。酒殿駅〜志免駅間の支線の運輸営業は昭和59年12月31日限りで廃止されています。
写真は香椎線酒殿駅付近に残る線路跡。酒殿駅に向かってゆっくりカーブしているのがわかる。右の写真は同位置から志免方向を見たところ。写真右下から中央に向かって線路跡が残っています・・・
10年ぶりに香椎線の貨物支線跡を探索してきました。前回の探索は2003年9月でした。天神のApple StoreにAppleTVのリモコン交換(たぶん子供がボタンを押し込みすぎて壊した)をしに・・・