木魂館を出て、北里駅方面へ進んだすぐの所に、これから我々が歩く北里橋梁が見えました。廃線歩きのテンションを上げたところで北里駅へ。このホームどう見ても短すぎる。不自然だ!そう思っていたら、そばにある「森のキオスク」のおばちゃんの証言により貨物ホームだったことが判明。ここまでは車で乗りつけられるようになっており、貨物重視だったことがわかる。
北里駅跡からウォーキングスタート。北里橋梁を渡り、木魂館の真下を通り路盤跡へ。MTBの大会直後とあって、路盤端の至る所にテープが張られていました。最後尾を歩いているのは同行した熊本日日新聞の方。翌日の朝刊に「往時の鉄路探索・廃線跡マニアら」の見出しとともに掲載されていました。記事には我々のことが「廃線マニアを自負する福岡県のグループ」とあり、一同、顔を合せつつ、自負するマニアぁ!?(笑)
しかし、新聞に載ってしまうとはビックリです。取材していただき有難うございました。
しばらく歩くと北里トンネルが見えてきました。ここはMTBも通るため照明設備があり、また、タイヤで踏み固められているので歩きやすいです。
北里トンネル肥後小国方坑門。
このあと、残っていた橋台を利用して、あとから設置された橋梁を渡り森の中をマッタリ進んで行きます。
2004年はよく台風が上陸しました。小国もかなり酷かったようです。途中に風倒木がありました。
宮原線で最も有名な橋梁、幸野川橋梁まで来ました。一旦線路跡を降りて下から見上げたり遠くから見てみたりしました。いつ見ても素晴らしいねぇ。ここは資材不足時に鉄の代わりに竹を使った竹筋橋として有名ですが、今、専門家によって竹筋か無筋か調査しているとか。竹の方がなんかロマンがあっていいですねぇ。まぁ、どっちにしてもこの景観美は変らないですね!
再び路盤跡へ戻り、ウォーキング再開。幸野川橋梁を渡ってさらに路盤跡を進む。ここにも風倒木。
途中、謎の穴を発見。同行し嵩さんによると、これは「イノシシトンネル」だそうで、猪がここを通っているそうです。ウォーキング中に出くわしたらビックリやね。