熊ヶ畑トンネルの真崎側。
入口に立つと、先ほど立った熊ヶ畑側の入口が見える。こんなに真っ直ぐでフラットなトンネルも珍しいのでは?
トンネルを抜けてすぐ上を交差する道路から真崎側を見たところ。レールこそないが、道床・築堤は残っており、農道化しているようだ。
熊ヶ畑の山越えで下ってきた道路を右手に上山田線跡を見ながら進むと、左手に王様が唄って踊るTVCMでお馴染の「英彦山湯〜遊〜共和国」というスパリゾート施設がある。その前にこの橋梁はある。
橋梁の先には真崎駅に向かって真っ直ぐな築堤が残る。
真崎駅跡は「あまぎふれあい広場」として開放されており、真崎駅の看板と鉄道記念公園の碑も建立されている。とは言うものの管理がきちんとされてないせいか、一面雑草に覆われている。なんか悲しくなりますね。
ここから東川崎、豊前川崎までの線路跡は道路化されている。しばらく並行して道路が走る線路道独特の奇妙な光景がここでも見られる。飯塚市幸袋の許斐神社下でも同じように幸袋線跡の道路と国道200号線が隣同士並行している部分がある。
真崎駅の看板の裏には軌道自転車がエンドレールと共に展示されている。って言うかこれじゃ放置されているように思える。せっかくコスモスが華を添えているのにこれじゃ台無しだぁ。
広場の奥にホームが残っていた。一応、公園と銘打っているのだから、もうちょっと綺麗に整備出来ないものかと思うのだが・・・。しかし、わざわざここを訪れる人もそう多くはないだろうから、こんな風になってしまうのはしょうがないのかなぁ。こういった光景を目にすると全国にいくつもあると思われる鉄道公園の状態が心配になる。福岡では勝田線の志免駅跡や漆生線、添田線などにあるが、私の行った限りではよく整備されていた。
ホームの先端に残る機器の残骸。
なんかバックに広がる秋の空と妙にマッチしている。
秋の筑豊と言えばコスモスやね。