なんじゃこりゃ〜!
車窓に見える鬱蒼と茂る森の中に突然現れる謎の建造物。冬だとまわりの葉が落ち見やすく、見つけやすいです。
こうやってみると、奥まで続いてるのがよくわかります。
トンネルでいう要石の部分にはなんか模様があるように見えるのですが、遠すぎてよくわかりません。この建造物の直線上には日田彦山線があります。日田彦山線の方に近づいてみると、仮にここへ分岐してたとしても、おかしくないような空き地がありました。
<2004年7月・追記>
2003年11月にある方からメールをいただきました。内容は東谷の三菱・アサノの貨物列車についてでしたが、その中でこの謎の構造物についても情報をいただきました。
かつてここには日本磁力選鉱という会社が鉱山を興していたそうです。(※おっちー注:この情報はメールを頂いた方の記憶違い?のようで正しくは浅野セメントの施設だったようです) 呼野から日田彦山線と並走して、ここまで引込線があったようです。国道322号線のバイパス工事が始まるまではガーダー橋がある引込線があり、工場まで続いていたそうです。いつまで使用されていたかは不明とのこと。吉田初三郎作の「小倉鉄道案内沿線地図」には掲載されていたそうです。
以上の情報を元に国土情報ウェブマッピングシステムの画像を見てみると。ビンゴ!でした。写真内橋梁らしきものはガーダー橋のことと思われます。ちょうどこの付近は国道322号線バイパスが貫通しており、見ることが出来ません。ただ、写真中の「←路盤」付近はアヤシイ空き地が一部残っており、当時を偲ぶことが出来るでしょう。