今回はT字路分断部分(1)から未踏部分をアタックしてきました。今回の探索隊/倫堕藪将軍、分オイ、がん★、おっちーの4名。上画像は毎度おなじみ国土交通省のWebGISからです。この1974年度の画像では建設中の油須原線がハッキリわかります。その後の1981年度の画像でもトレースすることが出来ますが、第四上今任函きょ以外は工事中止後ということもあってか緑に覆われて確認しにくくなっています。現在の状況を確認するにはGoogle Earthがおすすめです。(参照KMLファイル)
(1)大任駅跡から油須原方面への線路跡は道路になっており、その突き当たりがT字路になっている。
T字路から森の中へ消えている線路跡へ到達するため、まずはアプローチポイントを探索。T字路から少し移動。すると、かつて探索を拒むかのように木が林立していた部分は全て伐採されており、見晴らしが良くなっていました。その奥に法面らしき部分があり、近づいてみると構造物がありました。
実はこのポイントは伐採前から遠目に発見していたのですが、単独で森に入り近くで見る勇気がありませんでした(汗)
ここの法面を登ると油須原線唯一の未踏だった部分に行けるのかと思うとワクワクしましたね。以前、ここを探索した知人から「レールは無い」という事実を知らされていたけど、早くこの目で確認したい。登った先はT字路から見上げた部分でした。そこには大量のPCマクラギが放置されてました。ここにレールが敷かれていたことを証明してるんだけど、あまりにも無惨な光景だった。
画像は大任方面を見たところ。
積み上げられたPCマクラギの中に1つだけ木マクラギがありました。
T字路真上・大任側より野原越方面を望む。末端部分はPCマクラギがきれいに積まれていましたが、脇の方は適当にゴロンと放り投げてる感じでした。
レールだけ撤去してPCマクラギは放置・・・何で?重いから?金にならないから?
T字路真上部分だけでもかなりの量がありました。リサイクル出来ないんでしょうかねぇ?
いきなりPCマクラギの大量放置に驚いてしまいましたが、野原越を見てさらに驚き。線路跡というより森ぢゃん・・。どこまで行けるかわからないけど、とりあえず進んでみる。もちろん同行している藪将軍の七道具と伐採隊の腕を武器に(笑)
一般人は絶対侵入しないような竹薮を進んで行くと構造物発見。橋梁かと思ったが上から覗いてみると函渠のようでした。分オイさんが法面を下りて銘板を撮影し確認したところ「第二or三なんとか函きょ」と読めました。この時点では汚れが付いていたため判読しにくく、この先のトマト美容室の函渠が「第四上今任函きょ」だったことから「第三上今任函きょ」としていました。ところが、後日WebGISとその時の銘板画像解析から「第二」ではないか!?ということになりました。さらに後日、再探索した部隊から「第二」で間違いなしの報告がありました。
画像提供/がんさん