折返し地点より引き返しです。往路、一番後のオープントロッコに乗っていたので、復路は先頭です。その前には車掌車があるんだけどね。
野原越トンネルを出ると正面には本村トンネルの坑口が見えています。トンネルの手前では緩やかな勾配になっているのがわかります。
トンネル内は本物の線路があった頃よりも1m弱程かさあげされています。それがこの勾配を生み出したようです。
再び本村トンネル突入です!!
あ、あれあれ、列車は急にスローダウン。今にも止まりそうなスピードに、同乗した子供達から「歩いた方が早いや〜ん」の声が。私は一旦停車してまた説明があるのかな?と思ってしまいました。
この勾配、後から押していたバッテリーカーには辛かったようで、満員御礼でかなりの総重量のトロッコを必死で押していました。
次の列車「2レ」からは、急遽、本村トンネルが折り返し点になったようで、私が次に乗った臨時列車(「9005レ」といったとこでしょうか(笑))もここで折り返しました。
なんとか登り切って、轟音を響かせながら本村トンネルを通り抜けます。
トロッコは再び切り通しを抜けて赤駅へと向かって行きます。本村跨線橋を通るときふと見上げると柿が生っていました。
遠くに赤駅が見えてきました。よく見るとたくさんの人が次の列車に乗り込むために並んでいました。
赤駅到着。往復20分弱の旅でしたが、とても楽しい時間を過ごせました。
ここまでこぎ着けるのに多大な労力があったことと思います。とにかく関係者に感謝の気持ちいっぱいでトロッコを降りました。