高千穂方面へ遊びに行ったついでに、未成線の高千穂新線の遺構である「夢見路公園」に寄ってみました。何よりも驚いたのは、向う側に見える葛原トンネル跡が神楽酒造のトンネル貯蔵庫として利用され、焼酎はもちろん、地元の物産品もたくさん扱う「トンネルの駅」という高千穂観光物産館が出来ていたことです。「夢見路公園」の方は、夏ということもあって、見事に雑草に覆われていました。
あまり整備されていないのか、雑草生え放題です。脇からは蔦系の植物が侵入し、路盤一面に広がっていました。このままではせっかく整備されたのに、このまま草に埋もれてしまうと、第二の廃線になってしまうぞ〜。
コンクリート橋の端まで来ると、以前来た時と同じように、説明板とエンドマークが立っていました。前回来た時、この先は草ぼうぼうの手つかずのままでしたが、今は「トンネルの駅」が真正面に見えます。このそばに真新しい鉄製の短い階段が置いてありましたが、もしかしたら「トンネルの駅」と「夢見時公園」を結ぶ連絡階段を作るのかな?となれば、荒れつつあった「夢見時公園」もまたきれいになるかな!?
「トンネルの駅」の入口にはこのような樽を重ねた看板?が立っているので、国道325号を通ってきたらすぐわかる。右手向こうに見えるのが「夢見路公園」
「夢見路公園」のそばにあった葛原トンネルは「トンネルの駅」として整備され、神楽酒造のトンネル貯蔵庫に生まれ変わっていました。内部は無料で見学ができます。お客さんはもの珍しそうにトンネル内部を見ていました。本当は列車を通らせたかったのに、まさかこんな形で再利用されるとはトンネル自体も思わなかっただろう。
入口を入ってすぐに、ビデオコーナーや神楽酒造の製品が展示してありました。壁にはこのような案内板が張ってました。トンネルの駅のマークに注目。トンネルから酒樽がゴロゴロと出てきている構図で、SLを思わせるようなデザインになっている。おっちー的には、かなりヒットでした。ヒットどころかホームランですわ。
ズラリならんだ酒樽達。ここで何年も寝かされて美味しい酒になるという。ナント酒樽の数は5,000!! さらに奥には1,000本のカメと100,000本の1升瓶が貯蔵されている。こりゃすげーや。
トンネルには銘板も残っていました。
高千穂観光物産館では焼酎の試飲ができます。いろんな銘柄の飲み比べをしたかったところですが、今回は運転手(いつもだが)ということで控えておきました・・。一方、嫁さんは入口に設置していた、わた菓子製造マッシーンと格闘していました。