上山田線跡で行われるトロッコフェスタが今年も行われました。午前10時スタートなのですが、我々が到着した11時には長蛇の列が出来ていました。ホント、来場者が年々増えてますね。
来場者のほとんどが家族連れで、とても楽しそうでした。来場者同士、トロッコから沿道へ、沿道からトロッコへ手を振る姿がとても印象的で、今の列車では見られない光景でした。昔は窓全開にして沿道にいる子供達に手を振ったりしてたなぁ。
乗り場では当時の駅名標が展示されていました。聞いてみると倉庫に眠っていたものを発見し持ってきたそうです。
下山田は才田が白塗りされているので末期のものでしょう。よく残ってたものです。貴重な鉄道遺産ですので、これからも大事に保管して頂きたいですね
軌間610mmの赤村トロッコに比べると、1067mmのトロッコは、かなりの安定感を感じました。よく見ると前のトロッコは人乗せすぎなんじゃないか?(笑) そうでもしないとあの人数はさばけないか・・。いつもより走行区間も短縮してピストン運行でしたし。
こちらは短縮折返し地点から熊ヶ畑方面を見たところ。毎度のことながら、この軌道モーターカー(エンジン駆動)は凄まじい音と振動でした。路盤は一部バラストの無い個所、枕木が逝ってしまってる個所がありましたが、保線次第でまだまだいけそうな感じでした。15時の終了時間になっても人の列は絶えず、少し延長していました。
軌道自転車にも乗せてもらいました。これはその時の車載カメラの映像(笑) スピードが上がると結構スリルがあります。
2005年も期待したいところですが、イベントを行っている委員会が解散するために次回は未定とのこと。非常に残念であります。廃線跡でここまで残っている場所は非常に珍しく、トロッコイベントの灯を消すのはもったいない気がします。全国の廃線好き、トロッコ好きな皆さん、第2の廃線とならないように応援しよう!