いわゆる博多臨港線ってやつ。鹿児島本線の香椎から分岐していた(る)貨物支線です。途中の福岡貨物ターミナルは今も現役で、その先が廃止されている区間。写真は福岡貨物ターミナルの末端部分。一番右の線路が福岡港へと続いていたと思われます。架線も無いし。ここから博多港までの路線は1998年に廃止されています。博多港〜福岡港は1985年に廃止となってますが実態は博多港駅の構内側線として残っていたようです。福岡港〜福岡市場は1982年に福岡港駅、1985年に博多港駅構内側線となったようです。
末端部分の汐井町踏切跡。トラ模様の縁石が残っている。ここまでの写真は2005.2撮影。
ちなみにターミナルが出来る前はルートが違っていたようで、旧線跡?と思わせる場所もありました。
この写真から2005.9撮影。
写真中央のマンション左奥にターミナルの末端部分が見える。そこから単線で福岡港を目指していた。ここは筥崎宮の参道先端にある箱崎参道踏切跡。トラ模様の縁石が残っています。
写真中央を横切っているのが線路跡。その向こう、トラックが横切っているのは国道3号線。さらにその向こうに筥崎宮の鳥居。道路には停止線が残っていました。
踏切跡から博多港方を望む。
舗装された線路跡を進むと草むらに用地杭が横たわっていました。
さらに進むと頭だけ出した用地杭が数本残っていました。
上の写真の場所から先に進むと門が設置されていたので戻ってその先へ。国道3号線のすぐそばに杉山町踏切跡があります。写真は福岡貨物ターミナル方を望む。中央分離帯にあるトラ模様の遺構がいい感じです。
今度は博多港方を望む。その先の線路跡は駐車場になっているようです。
博多港方のフェンス下に残る用地杭。
博多港駅跡は大型商業施設ゆめタウンになってます。昭和50年代の路線図を見ると16番線まである。そりゃ広いわ。路線図にはここから海側へ向かって九州製糖、河田飼料と記された引込線があるが遺構は見つけられず。ただ、都市高下の交差点付近に形状が鋭角になってる建物があり、もしかしたらそこを通っていたかも。
大学時代、夜中に長浜までラーメンを食べに向かう時、国道3号線を通っていました。その時に貨車が見えていたのを思いだしました。夜の貨物駅ってのはなんか独特な雰囲気を持ってますよね。ここを通るときは必ず目が覚めてました(笑)