山陽新幹線建設時に室木駅から延びていた引込線の盛土跡はまだ残っていました。高架橋上はN700系がかっ飛ばしていきました。
そこから少し室木側に進むと橋台跡が残っています。今まで何度も現地で見ているんですが、タイミングが悪く、雑草に覆われていることが多かったんですね・・。久しぶりに近づいてみました。
用地杭が残っていたんですね。緑で覆われている時は気が付きませんでした。
室木駅跡は、かつて国鉄清算事業団が売りに出していた広い空き地が無くなって、駅跡を思わせる雰囲気が消えています。
室木駅跡から線路跡の県道を進みます。八尋駅構内跡に入ると西側にマクラギ柵がまだ残っていました。
朽ち果てていても、この姿を見れば一目で線路跡ってわかる重要な遺構です。以前来た時とあまり変わってないような気がします。
室木線跡にはJRバスが走っていたんですが、それも今は撤退して町のコミュニティーバスが走っているようです。どこのバス会社も閑散路線から撤退して、このように町のバスに変わっている所が多いですね。うちの近所にはバス停の待ち合い所跡があって、バス版廃線遺構って感じです。
鞍手側にも柵が残っています。
室木線の遺構の中で、遠賀川駅付近の橋梁跡に次ぐ大規模遺構だと思います。距離も比較的に長いし。