2004年8月下旬、嫁を博多駅近くの某所に連れていく用事があり、要件が済むまでテレ〜っと待ってるのももったいないので、近場にある勝田線跡を見てきました。時間が1時間弱と限られてましたが、篠栗線電化後の初探訪です。
宇美川に残る橋台跡。実は篠栗線電化・高架化の際、仮線として一時的に復活しました。高架を奥に進んだ先には立派に改装された吉塚駅があります。晩年は山陽新幹線の高架付近で篠栗線から分岐していましたが、昔は吉塚駅からそれぞれ単独で線路があり、篠栗線・勝田線の同時発車が見られたそうです。
上の写真の場所から柚須方面を見たところ。かつて路盤だった所は空き地や駐車場になっています。篠栗線も立派になりましたなぁ。
篠栗線の高架が始まるところに半分飲み込まれたレンガ橋台が残っています。古びたレンガと真新しいコンクリート、この2つの間にとても長い時間を感じます。
象池踏切より柚須方面を見たところ。篠栗線が地上に戻ってからも横にはかつての勝田線の線路跡の空き地が続いています。奥に見える高架は山陽新幹線。ちなみに橋脚は勝田線の敷地上にあります。
箱崎県道踏切より吉塚方面を見たところ。オリジナルの勝田線跡かどうかはわかりませんが、側線が分岐しています。
縁石部分の切れ目とアスファルトの境目から線路があったことがわかる。同じように柚須側にも途切れた縁石が残る。
篠栗線と並走していた部分は空き地として残ってるが、こんな感じに駐車場になってる所もある。ここの踏切は跡らしいものは無かった。前方の陸橋は国道3号線バイパス。
勝田線路盤跡は金網の向こう遠くに見える柚須駅まで続いている。
柚須駅の分岐ポイント付近。写真右が柚須駅。レンガ造りの橋台跡が残っている。吉塚側は草に埋もれて確認できなかった。この柚須駅、御存知の通り勝田線と篠栗線とが二手に別れる場所に出来た駅です。
柚須駅から御手洗駅跡までは遊歩道になっている部分と道路になっている部分があります。時間の都合でこの辺の写真はありません。次ページは御手洗駅跡周辺です。