国道322号線旧道から国道322号線バイパスへ抜ける道の途中に「八田踏切跡」がありました。写真は石原町側。
この線路跡は三菱マテリアルが所有してるんですね。妖怪ポストみたいな看板には「社有地につきゴミ等を捨てる事を禁ず」と書いてあります。
踏切機器もしっかり残っていました。踏切を照らす照明もありました。
左の写真は鉱山側。このそばにはこんな看板(右の写真)がありました。
八田踏切の少し先で国道322号線のバイパスとクロスしていました。バイパスの方があとから造られたので、踏切も比較的新しかったのではないでしょうか。専用線現役時代にもこのバイパスをよく通っていましたが、たしかこの踏切、信号機がついていました。車のスピードを抑えさせるためか、踏切前後は左右にカーブしていたように思います。実はその辺の記憶が曖昧なのですが、もしかしたら踏切撤去のためのカーブだったかもしれません。
国道322号線バイパスより石原町側の築堤を望む。夏なので雑草が生えてわかりにくが、築堤断面特有の台形になっています。
こちらは鉱山側。ここから路盤跡は道路になっています。制限速度は10キロのようです。ここは社有地じゃないんかなぁ?何もそれらしき看板は立っていませんでした。とりあえず、どこに続くかわからんので、この先のガーダー橋まで近づいた後、車で先回りしました。
ガーダー橋には鉄板が敷かれていました。そばには電話機器も残っていました。比較的新しそうでした。
バイパスよりガーダー橋を見る。パッと見、列車が走ってきてもおかしくない光景。以前、この上をダンプが走ってるところを目撃してしまい、度肝を抜かれた記憶があります。
線路跡を横目に見ながら、国道322号線バイパスを進むと、線路跡が小さな集落のそばを通っていたので、その集落へ向かって国道を曲がりました。すると、下に掲載している「向小森踏切跡」に出ました。さらに石原町側へ道路が続いていたので進んでいくと、工場と墓地がある場所へ出てきました。そこにはガーダー橋から続いていた線路道と繋がっていました。するといかにも地元住民というような、おっちゃんが乗った軽トラが向こうから走ってきて、墓地の方へ向かっていった。 ん、ここの区間は社有地じゃないのかな?
写真の中ほど、線路道の右側に踏切機器が見えます。民家が見えるあたりから山側に向かって、線路跡っぽい道床が分岐していました。
上の地点から鉱山側を望む。線路道はここで終わりで、これから先は雑草に埋もれた路盤跡が続きます。
バイパスを曲がって集落へ進むとこの向小森踏切跡に出ます。そばには踏切機器と勾配票が残っていました。パッと見6.7‰に見えましたが、よく見ると16.7‰でした。
これより先にも機器が点在していました。その先は一般道から近づくことは出来ず、そのまま鉱山構内へ続いているようです。
次はおまけです。