鞍手駅を降りて左斜め方向を見るとガソリンスタンドがある交差点が見えるはず。そこの交差点へ向って、田んぼの中をカーブを描きながら横切っている畑やビニールハウスの骨組みがある。そこが線路跡だ。空から見れればよくわかると思うんだが、ホント、あたり一面田んぼなのに、おかしなことにそこだけ畑なのである。しかも弧を描いた形の土地で。この橋台はその畑を横切る用水路に残っている。この支線跡の中で唯一現存する遺構である。
角にガソリンスタンドがある小牧交差点より。上の橋台跡と鞍手駅の位置関係はこのようになる。ここから見ると、線路跡が田んぼの中に弧を描いた畑になっているのがよくわかる。(2002/10・追)
先ほどの畑の先端にあるガソリンスタンドの交差点からは、中山の市街地に向かって一直線に道路が続いている。
筑前中山駅の遺構は何も残っていない。しばらく進むと、坂道やカーブが現われるので、その手前あたりまで線路はあったと思われる。写真は筑前中山駅跡付近から小牧信号場側を見たところ。この道を手前方向に進んでいくと室木線跡に出ます。筑豊のいいところは、なんといっても廃線跡が隣接しているところですね。