2016年8月アーカイブ

お盆休みにたまたま一人になる時間ができたのでバイクで遠出してきました。目的地は前々から行ってみたかった、長崎県佐世保市にある日本本土最西端の地「神崎鼻」そして、日本本土最西端訪問証明書をもらうことがミッション。ルートを調べてみると、廃線となった世知原線と臼ノ浦線に沿って行けるようなので、今回の目的じゃないけどサクッと探索してみました。いつものように事前準備なしの行き当たりばったり出たとこ勝負の探索です(笑)

世知原線は炭坑の専用鉄道がルーツで佐世保鉄道→国有化となり、1971年12月26日に廃止されたました。詳細は廃線本やフリーな百科事典などを参考にしてくださいな。この地域の鉄道は買収、国有化、改軌、線路移設などなど経緯が複雑で面白そうです。

(進行上、世知原駅跡から進みましたが、吉井駅の分岐付近から進めていきます)

吉井駅から分岐してすぐの所に「工」杭がありました。
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アングルを変えて・・奥に松浦鉄道(元JR松浦線)のアーチ橋が見えています。
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世知原線の線路跡の大部分は歩行者・自転車専用道路になっています。並行道路と高低差がある区間があり、そこそこ勾配が続いてたんだなと感じます。途中、橋があったので何かあるかな?と思ってパッと横を見てみたらアーチ橋があったので急いでUターンして撮影。
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並行道路から自転車道を横断する箇所(かつて踏切だったと思われる)を何ヶ所か確認しながら進んでいく。こういった時はバイクが小回りが利いて良い!その中でホームのようなものがある場所を発見。バイクを停めて歩いて近づいてみた。
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おぉ、このスロープ状。こりゃどう見てもホームですなぁ。( ̄∇ ̄)ニヤリ
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もう少し先へ歩いてみると、スロープ状になった吉井側の末端部も確認できました。その場でググってみたら、祝橋駅とのこと。駅舎はどこにあったんだろう?
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祝橋駅跡から世知原駅跡の間に線路跡道路に対して土地が斜めになってる広い場所があって、何かアヤシイよなぁ(写真は無し)って思ってたんだが、帰宅後に変遷アーカイブで空中写真見てみたら、やっぱり何かあった。石炭積出場っぽい感じの設備があった。


世知原駅跡の近く、歩行者・自転車専用道路の起終点に橋が架かってたんだが、ん?上路ガーダー橋だった感じ?
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近くに来てみたけど桁が見えない・・(汗)
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柵に体ひっつけて思いっきり手を伸ばして撮ってみた。
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なんかエラく綺麗。塗装しなおしてるんかな?
それとも鉄道時代の桁じゃないとか?んなことないよねぇ・・。
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世知原駅跡の一部は公園になっていて、廃止を記念した動輪が設置されています。
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昭和19年から昭和45年まで活躍したC11の動輪ですってよ。
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かなり錆びてます。プレートも外れかけてますばい。管理してる人いるのかなぁ・・。
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↓世知原線跡のルートとそれぞれの写真の位置↓


来たついでに世知原炭坑資料館を見学してみました。
この建物は松浦炭鉱事務所だったそうです。なかなか洒落た建物です。
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展示物は炭坑関連が中心ですが、世知原線関連もあり、貴重な駅名標や現役時の写真、切符、ダイヤグラム、制服などが展示されていました。
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ここも筑豊と同じく、炭鉱のために鉄道が敷かれ、閉山と同時に鉄道の使命が終わった場所だったんですなぁ・・。

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