大隅線跡／1　志布志駅

今さらですが、春に行った大隅線探索シリーズをＵＰします。
大隅線の詳しいことはwikiを見るなり、廃線関連本を見るなりして下さい・・・。

●志布志駅

志布志駅は大隅線・志布志線廃止の数年後、東に移転し、日南線の終端駅として今も健在です。
かつては３方向から路線が集まっており、志布志機関区を抱えた、交通の要衝として栄えていたそうです。
1面１線の少し寂しい感じの終着駅。
日南線の営業キロは88.9キロとなっていますが、車止めそばに89キロポストがありました。

駅前に立つと、広かった駅構内を感じさせる、幅広の道路が見えます。
1974年の空中写真を見ると、立っている位置はかつてのホームか線路の上って感じです。

駅前道路を少し進むと、空中写真の志布志機関区があったっぽい場所に、
静態保存された蒸気機関車と車掌車、ディーゼルカーがある鉄道記念公園があります。

朝から天気が悪くて、暗い写真でスミマセン・・。

せっかく桜が綺麗な時期だったのに残念です。

園内にはこのような各線の歴史が書かれた案内板があります。
３線ある上に建設の経緯が複雑なんで年表が長いです。

キハ52を国分側から見たところ。かつての国鉄色に塗られて遠目で見ると比較的綺麗に見えたんですが・・・

横から見ると、結構傷んでました・・・。

公園の探索を手短に終らせて、先へ進みます。
空中写真を見ると、大隅線と志布志線は駅を出てしばらくは並走したようです。
下の写真付近で二手に分かれていた感じです。
写真の奥に見える道路が志布志線跡で、手前の道路が大隅線跡の道路です。

ちょっと寄り道して志布志線跡を進んでみました。
大隅線から離れて大きくカーブしている様子がよくわかります。

かつて国道と交差していた場所は改修されて、鉄な匂いは感じ難いです。
あ、上が志布志線跡です。

志布志線跡の道を進むと、跨道橋の親柱や高欄にモロにアレな物がありました。

こういった演出は、とても胸アツです。

さて、大隅線に戻ります。
線路跡の道を進むと、Ｔ字路に突き当り、そこから線路跡は砂利道に変わりました。

ここから先へ進んでみたかったんですが、今回はそこまで時間が無いのでパス。
国道へ出て、次の駅跡へ進みます。
途中、比較的大きな川を渡りましたが、そこには立派なコンクリート橋跡が残っていました。