2011年7月アーカイブ

川西駅を探索した後、再び県道へ戻り、鹿屋市鉄道記念館へ。
鹿屋駅跡は市役所が建っている位置というのは空中写真で調べていたので、詳しい探索は行なわずに直接記念館へ向かいます。この鹿屋駅は開業当初は位置が少し北側にあって、スイッチバック式の駅でした。その後、スイッチバック解消のため廃止時の場所に移転し、線路も大幅に付替え、特徴的なΩカーブを描く線路配置となりました。

●鹿屋駅跡(鹿屋市鉄道記念館)

早く記念館に入りたかったのか、建物の外観を撮るのを忘れてました・・・。
入場は無料ですが、入口にある来館者芳名録に名前と住所を書きます。
中に入ると目の前に鹿屋駅の駅名板が飾られていました。これだけ見ると本物の駅の入口みたい。

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平日なので来館者は私だけ。超閑散としていますが、ゆっくり見学するには丁度良い。
ここの管理を委託されている、おじさんがやって来て、大隅線について細かく説明して下さいました。一応、こちらも廃線についてはド素人ではないので、少し正体を明かして(何者だ・笑)、しばし廃線談義をしました。来訪時、まだ作成中だった記念館のパンフレット原稿のコピーもくれたりして、写真撮影もどうぞどうぞと言って下さり、とても気さくな方でした。他に数名で管理されているようです。もう少し話したかったんですが、時間があまり無かったので、展示品を見て回りました。

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とにかく展示品の数が多い。ひとつひとつ見ていくと、とても時間が足りない・・・。

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屋外にはキハ20と保線車輌が保存されていました。しかもタラコ色!! 柱には、のりば案内板が取り付けられ、キハ20には「志布志−鹿屋」のサボが差されており、窓も開けられて、写真だけ見ると現役当時のような感じです。キハ20の書体がちょっと気になりますが・・・細かい所はいいか(汗) 国鉄書体のフォントもあるし、次回整備される時はぜひお願いしたいところです。

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案内してくれたおじさんの話では、車輌の外観を綺麗に保つためのノウハウが無いとのこと。とりあえず、雑巾でこまめにボディを拭いたりしてるそうです。保線車輌は結構綺麗だったのでビックリしてたら、つい最近拭いたんですよ・・と言われました。今後、どうしたら綺麗に維持出来るか問われたんですが、残念ながら私自身もそのようなノウハウを持たないので、的確な助言が出来ませんでした・・・。もし、鹿児島近辺で車輌保存なり、ボディ修復等の技術をお持ちの方がいましたら、ぜひ記念館を訪れてアドバイスしていただければ、管理者の方も喜ばれると思います。

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キハ20の車内にも入ることが出来ます。入った瞬間、気動車独特の懐かしい匂いがして、一気にタイムスリップした感覚になりました。車内の広告も当時のものを集めたそうです。

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このシートに、この座席配列、天井の扇風機、やっぱり国鉄型はいいなぁ。

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子供の頃、特等席だった片側のみのシート。とても懐かしい。

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外には各駅の駅名標が並べられていました。屋外展示なので腐食が心配だなぁ・・。

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↓記念館の反対側から展示車輌を見たところ。

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時間の都合もあり、じっくり見れなかったので、いつか必ず再訪したいと思います。これまでの私が経験した廃線探索や記念館・資料館・企画展示とはまた違う、とても内容の濃い所でした。南九州の廃線もイイですねぇ!! 案内してくれたおじさんにも再訪の約束をして、鹿屋を後にしました。

●鹿屋駅跡(鹿屋市鉄道記念館)・・・マーカーの少し左上あたりに駅舎があったようです。

吾平駅跡から線路跡道路を進んでいくと、途中で道が横にそれて、線路跡の盛土が残っている部分がありました。その盛土の先には川があって、その対岸の先が永野田駅跡になります。下の写真は、盛土横から吾平方面を見たところ。

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その盛土の下に小さな遺構があります。

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よく見ると、手前の古い石積みの部分と奥のカルバートとで、角度も構造も違っているのがわかりました。ピンと来たのが、橋りょう架替えに伴う線路の移動かな? で、手前の方は開業当時の遺構なのかな?と。

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●永野田駅跡

川に架かっていた鉄橋は無くなっていました。その先の永野田駅跡へ行くために県道へ少し迂回。
目印にしていた郵便局の先から曲がると、永野田駅跡に出ました。

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ここから次の川西駅跡・鹿屋駅跡までは「サンロード鹿屋」という愛称のサイクリングロードになっているため、車でのトレースは不可能でした。目立った大きな遺構はありませんでしたが、駅名標があり、ここに駅があったことを示しています。

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●川西駅跡

再び県道に戻って鹿屋方面へ進みます。途中r68の下を線路跡が通っている跨線橋があり、大隅線の名前が残ってないか銘板を見ようと思いましたが、今回は駅跡中心の探索と決めてたので、確認はしませんでした。

r68からr550に曲がってサイクリングロードと交差している場所が川西駅跡と調べてたので、すぐにわかりました。駅跡には桜の木がたくさん植えられていて、とても綺麗でした。

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駅跡には石碑があり、駅跡を示すものかと思ったら、
なんと、終戦直後に建てられた「驛復興記念」の記念碑でした。

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裏面には小さな掘り込み文字が説明文刻まれていました。側面には昭和22年4月20日・・まで読めます。その下は門に見えるので「開通」でしょうか? 下部がコンクリートで埋められており、全文が読めないのが非常に残念です。

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●永野田駅跡(空中写真)・・・右下に遺構が残る盛土跡。これを見たら架替えっぽいですね。

大隅高山駅跡から線路跡道路を先へ進む。

殆どが舗装された道でしたが、一部砂利道がありました。
砂ぼこりを撒き散らさないように低速で進んでいきます。

●論地駅跡

細い道をさらに進むと川にぶつかります。空中写真を見ると、そこが論地駅跡のよう。
道路横に少し空き地があったので、おそらくソコかと思われます。
写真は駅跡とおぼしき空き地、大隅高山方向を見たところ。

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川には鉄橋跡は無い。川の向こう側の線路跡も道路になっていました。空中写真を見る限り、線路跡はしばらく道路になっていますが、途中から農地に変わってしまってトレース不可能のようだったので、県道に戻って、次の吾平駅跡を目指しました。

●吾平駅跡

線路跡は姶良川を渡ってすぐの所にありました。
↓川の土手側から駅跡を見たところ。現役のローカル線終着駅のような光景が広がっていました。

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良い季節に来れて良かったです。

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↓分岐の先から論地方向を見たところ。当時のままの配線なのでしょうか?

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駅跡は鉄道公園として整備されていて、ホームにはキハ20と車掌車が保存されていました。

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屋根はあるものの、ここの車輌も傷みが激しい・・・。

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園内には腕木式信号機や転轍てこが設置されていました。
福岡、特に筑豊ではここまで整備された駅跡は無いので、とても新鮮でした。

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公園内には吾平町鉄道資料館も併設されていました。残念ながらこの日はお休み・・・。

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車で公園へ行く際は、鹿屋側の線路跡から入ります。鉄道資料館の看板があるのでわかりやすい。

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この駅のそばにもイカす建物が残っていました。吾平産業組合第●(読めんかった・・)農業倉庫。

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●吾平駅(空中写真)

大隅高山(おおすみこうやま)駅跡を目指します。

●下小原駅跡〜大隅高山駅跡間

下小原駅跡からの線路跡は県道に沿って進んでいたと思われますが、川の手前付近で交差していたようで、川を渡った先で線路跡の盛土が進行方向右に残っていました。並木道になっている盛土に向かって県道から脇道にそれて近づいてみると、かつての踏切跡に続いていました。
↓下の写真は、そこから下小原駅側を見たところ。川の堤防に向かって盛土が続いています。

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足元を見ると、かつての踏切の名残「鋲」がありました。

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↓同じ場所から大隅高山駅方向を見たところ。

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線路跡の道に沿って進んでいくと、大隅高山駅跡に辿り着きます。

●大隅高山駅跡

駅舎はそのまま残されていてビックリしました。高山鉄道記念公園として整備されていました。

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この日は残念ながら駅舎の中には入れなかったので、とりあえず駅舎跡の横を通って、かつてのホーム跡であろう公園へ入ってみました。園内には様々な鉄道関連機器が展示保存されていました。

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↓公園内から駅舎跡を見たところ

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駅名標やラッチもそのまま残っていて、とても良い雰囲気です。

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そのまま次に進むのも悔しいので、ちょっと駅舎内を覗き見してみました(笑)

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あぁ、あのスタンプ台。懐かしいっ!!

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●大隅高山駅跡(空中写真)


色んな所から覗き見したけど・・・まだ見たい!
そんな気持ちを抑えて、次の論地駅跡へ進みました。

串良駅跡から先へ進みます。

●串良駅跡〜下小原駅跡間

しばらく県道を走っていると、少しカーブにさしかかった所で道路と離れて真っすぐ進む砂利道がありました。直感的に間違いなく線路跡だとわかりました。この時点でちょっと行き過ぎてたので、少し戻って砂利道を進みました。するとすぐに遺構がありました。

みんな大好き(笑)「工」です。

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その先には踏切制御機器が残っていました。

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この砂利道は川にぶつかって進めない感じだったので、県道に戻って次の下小原駅跡を目指します。

●下小原駅跡

道なりに進むと左手に公園っぽい空間が見てきました。車輪があったので間違いなく駅跡だ。
バス停付近に車を停めて早速探索。
↓そこから串良方向を見たところ。奥に線路跡の農道が見える。

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車輪の横には、串良駅跡と同じタイプの石碑がありました。

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特に何も無い寂しい感じの駅跡です・・・。
公園の門柱には「鉄道記念公園」「下小原駅跡」の園名板がありました。

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バス停名は「下小原」
串良は「串良駅跡」だったのに、なぜこちらは「駅跡」じゃないんだろう?

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バス停の待合室には昔ながらの集合広告があって、訪れたことがないのに妙な懐かしさを感じました。
再び県道を進み、大隅高山駅跡を目指します。

●下小原駅跡(空中写真)

三文字駅跡を出て、線路跡道路を進みます。
途中、切取区間もあり、線路っぽさを感じながら走れます。

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道なりに進んでいくと、東串良駅跡の手前の川で途切れてしまいました。川の向こうには線路跡の道路が見えていましたが、線路跡には橋が無く、そのまま進めないので、そこから一旦県道へ迂回して、東串良駅跡を目指します。

●東串良駅跡

駅跡は公園になっていました。

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つい最近、草刈りしましたって感じ。ここには車掌車が保存されていました。
屋根の無い屋外保存のため腐食が激しいです。

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かつての駅前には味のある古い倉庫がありました。
「東串良産業組合第四農業倉庫」と掘り込まれていました。右から表記に歴史を感じます。

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探索していると、散歩中のジモバァに遭遇。早速、駅について尋ねてみると・・・
「○△☆□●℃♂♀★%#@・・・・」・・・・・何を言ってるかサッパリわからん!!
これが鹿児島の言葉なのか・・・本当に理解出来ませんでした。恐るべし鹿児島。
おばあちゃんには申し訳ないけど正直に言いました。
「あのぉ、方言がよくわからないので、標準語に近い言葉でお願いしてもよろしいでしょうか?」
私が地元の者じゃないと理解したのか、少し分かる言葉で話して下さいました。
戦時中の駅の様子の話は大変興味深かったんですが、そこから・・・ジモジィ・ジモバァ王道パターンの身内の話になってきたので(汗) ある程度お話ししてキリのいいところで、感謝の言葉を言って次の串良駅跡へ向かいました。おばあちゃんありがとう。

東串良駅から串良駅までの距離は約600m。とても近い。
東串良駅跡の公園から線路道を進んでいくと、川の手前で通行止めになっていました。

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↓同じ時点で振り向いて東串良駅方向を見たところ。右端にある古い方の電柱は踏切の照明灯跡か?

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そこから再び県道を迂回して、串良駅跡へ進みます。

●串良駅跡

東屋があるあたりは、空中写真を見たところ、串良駅のホームにはかかってないようで、
駅舎やホームはまだ手前の方にあったようです。

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↓上の写真と同じ位置から駅舎側を見たところ。駅舎はまだ奥にあったようです。

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駅跡や鉄道用地は鉄道記念公園として整備されていました。
ちょうどこのあたりに駅舎があったようです。

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石碑には大隅線のあゆみが記されています。平成2年!! そんな前から整備されていたんですね。
1987年に廃止された際の転換交付金で作られたそうです。

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鉄道記念公園から少し離れたところに「串良駅跡」というバス停がありました。

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バス停に駅名が残り、しかも「跡」とは・・・またしても胸アツです。

今回は駅跡を中心に探索するつもりだったので、志布志〜菱田間の主な線路跡道路は通っていません。
国道を少し走って、菱田駅跡に近づいたところで線路跡の方へ進む。するとすぐに見えてきた。

●菱田駅跡付近

実は場所がイマイチわかりませんでした。
事前に調べたのは、空中写真と現況写真を比較して場所を特定しただけなので・・。

↓線路跡から志布志側を見たところ。真っすぐ延びた線路跡が気持ちがイイですね。

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↓こっちは国分側。

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線路跡の道は途中から国道448号線に合流します。
駅跡はだいたいこの辺かと・・・(汗) 後日ネットで調べてみたらホームが残ってたみたいですね。残念!

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●菱田駅跡〜大隅大崎駅跡

菱田駅跡から少し線路跡の国道を進むと、右手に怪しげな細道が見えてきました。
空中写真で、それが線路跡だと分かっていたので、そっちへ進みます。

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切取を抜けて真っすぐ進む線路跡。

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しばらく進み、登り勾配を抜けると、大隅大崎駅跡に出てきました。

●大隅大崎駅跡

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駅跡を示すもの等はありませんでしたが、周囲の道路を観察すると、駅っぽさを感ることができました。
あと、貴重な遺構として、志布志側に腕木式信号機の残骸がありました。

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●大隅大崎駅跡〜三文字駅跡

再び線路跡の道路を先へ進みます。
途中、いくつか十字路があって、かつて踏切があったんだろうな・・・
と思いながら走っていると、ありました。

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警報機の土台部分?

少し下っていくと線路跡道路は桜並木が続いていました。

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そのまま進むと三文字駅跡に出てきました。

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ここも目立った遺構はありませんでしたが、駅前道路の交差点名は「三文字駅」のままでした。

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↓交差点から駅跡を見たところ。不自然な道路配置や駐車場を観察すると駅跡っぽさを感じますね。

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ここでも手短に探索を済ませて先へ急ぎます。

大隅線跡/1 志布志駅

Category:廃線・未成線 コメント(4)

今さらですが、春に行った大隅線探索シリーズをUPします。
大隅線の詳しいことはwikiを見るなり、廃線関連本を見るなりして下さい・・・。

●志布志駅

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志布志駅は大隅線・志布志線廃止の数年後、東に移転し、日南線の終端駅として今も健在です。
かつては3方向から路線が集まっており、志布志機関区を抱えた、交通の要衝として栄えていたそうです。
1面1線の少し寂しい感じの終着駅。
日南線の営業キロは88.9キロとなっていますが、車止めそばに89キロポストがありました。

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駅前に立つと、広かった駅構内を感じさせる、幅広の道路が見えます。
1974年の空中写真を見ると、立っている位置はかつてのホームか線路の上って感じです。

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駅前道路を少し進むと、空中写真の志布志機関区があったっぽい場所に、
静態保存された蒸気機関車と車掌車、ディーゼルカーがある鉄道記念公園があります。

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朝から天気が悪くて、暗い写真でスミマセン・・。

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せっかく桜が綺麗な時期だったのに残念です。

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園内にはこのような各線の歴史が書かれた案内板があります。
3線ある上に建設の経緯が複雑なんで年表が長いです。

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キハ52を国分側から見たところ。かつての国鉄色に塗られて遠目で見ると比較的綺麗に見えたんですが・・・

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横から見ると、結構傷んでました・・・。

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公園の探索を手短に終らせて、先へ進みます。
空中写真を見ると、大隅線と志布志線は駅を出てしばらくは並走したようです。
下の写真付近で二手に分かれていた感じです。
写真の奥に見える道路が志布志線跡で、手前の道路が大隅線跡の道路です。

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ちょっと寄り道して志布志線跡を進んでみました。
大隅線から離れて大きくカーブしている様子がよくわかります。

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かつて国道と交差していた場所は改修されて、鉄な匂いは感じ難いです。
あ、上が志布志線跡です。

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志布志線跡の道を進むと、跨道橋の親柱や高欄にモロにアレな物がありました。

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こういった演出は、とても胸アツです。


さて、大隅線に戻ります。
線路跡の道を進むと、T字路に突き当り、そこから線路跡は砂利道に変わりました。

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ここから先へ進んでみたかったんですが、今回はそこまで時間が無いのでパス。
国道へ出て、次の駅跡へ進みます。
途中、比較的大きな川を渡りましたが、そこには立派なコンクリート橋跡が残っていました。

いただきもの

Category:雑記 コメント(3)

先日、 timeさんから使わなくなった「iMacG5」を頂きました。ありがとうございました。
しかし、液晶には豪快にヒビ割れが・・・。

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家に帰って電源を入れてみると・・・

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画面の下半分が見えません(汗)
timeさんはパーツ取りにでも・・・と言われてましたが、ここは液晶交換で復活させてみよう!!

その前にとりあえず開腹作業(笑)

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スリムボディにぎっちりパーツが組み込まれてます。既に過去のものとなってしまった「G5」の文字がイイ!!
初期型iMacG5は基板のコンデンサや電源部分に不良があって、Appleがリペアプログラムをやってました。
粗悪な中●製のコンデンサの頭が膨らんだり、液漏れしたりしてトラブルが続出したとか。
排熱性もあまりよろしくないそうな。この機種は前の職場で1年ほど使ってましたが、確かに熱がこもってた・・。

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いただいた物は、コンデンサを交換してるようで、妊娠してたり破水してる物はありませんでした(笑)

ということで、頂いたその日の夜にオークションで液晶が生きてるジャンク物を超格安でゲット。
スムーズに取引が進み、2日後には届きました。早っ。

左がtimeさん家からやってきた「iMacG5」 右がジャンク物「iMacG5」

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そして開腹・移植手術開始。

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ジャンク物はHDD・DVD・メモリ・電源がスッカラカンの状態。これから液晶を抜いて頂き物に移植しようかと考えましたが、トルクスドライバーが無いと外せないようなので(我が家には無い)、ジャンク物の筐体に頂き物の本体を移植することにしました。DVDドライブ・インバーター・ケーブル類を外すとガバッと本体が取り出せます。下の画像は、本体をジャンク物筐体に移植したところ。もらい物の方はフロントパネルと液晶のみになりました。

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そして、逆の順番で組み上げていき、とりあえず手術完了。今回はネジの紛失はありませんでした(笑)
何かを分解する時は、たいがい、ネジが1,2本無くなってるよね(汗)

そして、電源ON!!
あれ? 点かない? 失敗か? と思って、テーブルタップを見たら、スイッチが切れてました(笑)
気を取り直して、タップのスイッチをONにして、iMacの電源をON。
ジャーンって起動音が鳴って、まずは一安心。それからグレーのリンゴマークが出るまでがドキドキなのです。

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やったー大成功。その後、ブルーバックになって、ちゃんと起動しました。
再インストールもバッチリです。

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電源ユニットに少し不安はあるけど、その時は新しい電源を買おう。
このiMacG5は嫁さん用にする予定。これで今の魔改造G4よりか、少しは快適になるやろう。
私は未だに魔改造G4ですが・・・

なぜか、ここ数年でお知り合いになった方々や近所にバイク乗りが多くなりまして・・・
影響されて?洗脳されて?(笑) 運転免許証に「普自二」の文字が付きました。

これまで何度か取得するチャンスはあったんですが、バイト代を使い果たしたとか、車の免許を優先したとか、仕事が忙しくなったとか、他諸々の理由で行けなくて、ズルズルと来てしまい今に至ってました。

ペーパーライダーといっても原付には学生時代まで乗ってました。
原付一種は友人数名と高校を休んで取りに行きました。うちの学校は、バイク通学OKでしたが、通学距離が近過ぎてもダメ、遠過ぎてもダメという、変な校則があったので、通学用には買えませんでした。たまに乗ってきてた友人に借りて乗ってたりしましたねぇ。MBX50やガンマとか。懐かしい(笑)
大学に入って通学用に買ったバイクは、従兄弟のススメで、ビッグサイズな私を考慮して?何故か「TDR50」でした。オフロードともオンロードとも言えない、中途半端なポジション・・いやいや、どっちもイケる? バイクでした。確かスーパーバイカーズって言ってたような・・・。あと、マフラーからのオイル漏れが酷くて、何枚も上着をダメにした記憶があります(笑)

そのTDRも2年で後輩の手に渡り、次に買ったのが、高校の先輩が乗っていてカッコよかった「MTX50R」
このバイクで県内のあらゆる林道に出撃したものです。あと、整備前の上山田線跡を走ったり、油須原線の盛土を走ったり、船に乗って遠征、ただ、如何せん50ccなので、泣けてくるほどのパワーなんですが、それはそれで面白かったですね。そのMTXも大学卒業直前に盗まれて、直結&チャンバーに穴が空いた状態で、田んぼに乗り捨てられてました・・・。良いバイクだったんですが。
その後、友人からハスラーを譲り受けましたが、車買ったし、なかなか乗る機会が無く、整備もままならないまま、数年前まで長いこと保管してました。いつかは乗りたい気持ちはあったけど、業者に引き取ってもらいました。

で、ようやく中免を取った訳ですが、財政難のため買う予定はありません(汗)
我が家の財政事情を考えると、125が妥当なところか・・・。


懐かしい写真が出てきたのでUPします。1993年@小国。

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「いいひと辞め隊」の3人(笑)。

OCCCCCC

Category:鉄道 コメント(4)

久しぶりの更新でございます(汗) 6月の記事は「0」・・・ 気が付いたら7月になってました(汗)
5月後半〜6月中は、公私とも何かと忙しく、自宅でもMacをONしても他の作業をやったり、点けっ放しで子供と一緒に寝てたり・・・で、若干ネットから離れた生活してました。この間にあった出来事をザァーっとUPしていきますね。

まずは「OCCCCCC」・・・・・OTCHEEをウトウトして・・・いや、打とうとして寝てしまった訳じゃありません(笑)

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博多駅の1・2番のりばの吉塚方に出来た「OCCCCCC」・・・じゃ分からんってな(汗)
新しい博多駅になってオープンした、「OCCCCCC」=「おもちゃのチャチャチャ。ちゃちゃくらぶ」という子供の遊び場です。博多駅はリニューアルオープンして、まだ一度も行った事が無かったんで、そろそろ・・・と思い、せっかくなんで、土・休日のみの運行の「かいおう5号」に乗って、家族で行ってみることにしました。

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この「OCCCCCC」はホーム上にあるので、次から次に様々な列車を見ることができます。

入口へはこの長い通路を通らなければなりません(一応入口そばにもゲートがある)。この木製の通路、高さが低く、子供たちは、そのまま走って進んでいけるけど、大人は腰を曲げて頭を下げないと進めません。入口に着くまでに腰が・・・(汗) しかし、子供はこの手の通路は喜ぶねぇ。娘は我々を置いてダッシュしていきましたよ。

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分かりにくいかもしれませんが、かなり低い。

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↓ようやく入口に着きました。ここからはチラッと駅前が見えます。

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↓1番のりば側から見たらこんな感じ。

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入ってみると、受付には客室乗務員風のお姉さんが居て、ここで利用料金を払います。この日は「九州新幹線全線開業"百日祝い"」ということで、特別価格になっていました。通常は大人+子供セットで300円とのこと。この施設はホーム上にあるので、別途、入場券なり乗車券等が必要です。

ここは10時オープンだったので、ちょうど良い時間に到着しました。まだお客さんは居なくて、我々が一番乗りでした。中は土足厳禁なので、受付を済ませてから靴を脱いで下駄箱に置きます。

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お店屋さんごっこ、キッチンコーナー、和風なスペース、木製ボールプール、すべり台などがあって、他にも様々な小さなおもちゃや絵本コーナーなどがあって、とても楽しめる場所です。ほとんどが木製なので、懐かしさや温かみが感じられますね。外を見ると、特急・快速・普通列車や新幹線、貨物列車まで次から次にやってくるので、鉄な親も大満足な場所です(笑) 

↓縄暖簾から頭を出して、和風な部屋を覗き込む我が娘。「今日やてっるぅ?」って感じ?(笑)

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↓トンカチでボールを落とすおもちゃで遊んでる、うちの坊ちゃん。

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↓一番奥には木製ボールプールがあります。そこへダイブしようとする、うちの姫。

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↓ダメなオトナの例(笑)

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↓お姉さん達に木製パンの朝食セットを売りつける娘。

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売りつけた後は、おもちゃのレジ(これも木製)に付いたバーコード読取装置(木製)でピッとやって会計するかと思いきや、それを耳にあてて、「もしもしぃ〜?・・・はい・・・はい・・・」って、お嬢さん、それ電話ぢゃねーから(笑)

↓小さなおもちゃが収納されてる棚。うちにもこんな棚欲しいなぁ・・。

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↓2人掛けの子供用のイス。デザインがカワイイです。うちにも欲しい。

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↓小さなテーブルセットのイス。これぐらいなら自分で作れそう!?

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この座板をよく見ると・・・!!! 芸が細かイっス。 
他にも丸数字のものがあったり、鉄分+反応を示す方ならニヤリするかも(笑)

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↓和室に入った娘からお呼びがかかったので行ってみると、ちゃぶ台の上にランチセットが出来てました。

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この和室、セミ個室的なスペースになってて、入口の縄暖簾や違い棚のある壁、
床は畳で、壁には掛け軸が掛かってたりして、なかなか面白いスペースになってます。

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トイレに行く時や喫煙、自販機で買い物などをするときは、一旦、施設から出なきゃいけないので、
その時はこんな札をくれます。そして、再入場する時にこの札をお姉さんに渡します。

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駅のホームにこんな施設が出来るとはねぇ。こりゃ〜大人も子供も楽しめますバイ。
今回は博多までの切符(私はSUGOCA)でしたが、「子連れ大回り」の途中で寄ることも可能ですな。
うちの子供達にも好評だったし、ちょくちょく遺構、いや行こうかなぁ〜。


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