44.ちょっと寄り道

Category:たびぼうろぐ 2010.10 コメント(3)

次の列車は、下関行き。やって来たのは、またしても115系「広セキG-01」編成。ニヤリ再び(笑)

9時00分/537M・下関行き発車。
結構な乗車率で出発しましたが、新井口駅、廿日市駅で殆どの客が下車していき、
宮島口に着いた時にはガラガラになってしまいました。

車窓に静かな海と宮島を眺めながら、のんびり進んできます。玖波駅あたりから前方に工場群が見えてきました。夜になると綺麗なんでしょうねぇ。最近は北九州でも夜の工場萌えツアーがあるようです。
大竹駅を過ぎて鉄橋を渡った所でアヤシイ場所がありました。

これは間違いなく廃線跡でしょ? いいねぇ、工場に向かって続く緑の盛土。帰宅後に調べてみると、三井化学岩国大竹工場へ続く専用線跡のようです。旅先で廃線跡を偶然見つけるワクワクしますね(笑)
そんなこんなでもうすぐ岩国駅。最初の予定ではそのまま下関駅まで向かうつもりでしたが、岩国? あ、岩徳線があるじゃないか!と思い出しました。急いで時刻表を調べてみると、丁度良い時間に乗り換え可能、しかも徳山では、今乗っている下関行きと接続してる。なんてグッドタイミングなんでしょう。切符の運賃計算は山陽本線経由でも岩徳線経由で計算されますしね。ということで、岩国で下車して岩徳線に乗ることに決定
岩国駅到着。早速、岩徳線のホームに向かう。岩徳線は駅舎に一番近い1番のりばにあるんですね。
列車はキハ40の単行が入線済。とりあえず下車印もらって再入場して乗り込みました。

お客はボックスに1〜2人座ってて、ロングもそこそこ埋まっていました。内陸部を通るローカル線だしガラガラだろう・・・と思ってましたが意外に乗ってて。岩徳線に対して失礼なイメージを持ってた自分を反省(汗)

9時56分/2229D・徳山行き発車。

最初の停車駅は西岩国駅。ホームが長く、背面からしか見えませんでしたが駅舎も大きくて驚きました。木製のラッチも残っていて雰囲気の良い駅でした。開業当時は岩国駅だったそうです。その次の川西駅からは、かつての岩日線、錦川鉄道が分岐していますが、次の駅間にある分岐点を見落としてしまい確認出来ず・・。次に柱野駅を過ぎた所で、長いトンネルに突入。欽明路トンネルというそうな。このトンネルにはかつて排煙装置が付けられていたそうです。これも見逃してしまいました・・・。トンネルを抜けて欽明路駅に停車し、次に玖珂駅に停車します。ここで、お客の半分程が入れ替わりました。
次の周防高森駅は長いホームと広い構内が印象的でした。さすが、山陽本線を名乗っていたいただけはありますね。ここでも数名、お客の入れ替わりがあり、お出かけ仕様の若い女の子グループや中学生?高校生ぐらいの若造グループが乗ってきました。これまで、おいちゃんおばちゃんばかりでしたが、乗客平均年齢が一気に下がりました(笑)
このあたりから、急激に眠気が襲ってきました。目が覚めたら新幹線の高架が横を通っている周防花岡駅でした。ここで、学生、若者のみが大量に下車していきました。何か集い(笑)でもあるのか、若者に人気のスポットがあるのか知りませんが・・・。一気にガラガラとなり、山陽本線との合流点、櫛ケ浜駅に着きました。

そのまま山陽本線を下り、徳山駅到着。この間、海側の車窓には工場が広がり「工場萌え」にはたまらない区間です。夜はとても綺麗で、昔、東京行の寝台特急に乗った時、ここを通るのが楽しみでした。
山陽本線のホームには広島から岩国まで乗っていた下関行きの列車が停車中。下車印はゲットせずにそのまま乗り換えました。時刻表を見ると、この下関行きの列車は徳山駅で約15分停車しているんですね。最近の列車では珍しい長時間停車ですよね。

11時15分/537M・下関行き発車。
次の新南陽駅のホームには煉瓦積みが残っていて萌えました。煉瓦が残るホームは北九州・筑豊にもありますが、山陽本線にもあるんですね。歴史が古いからねぇ。次の福川駅を過ぎ、その次の戸田駅では、EF65-1000番台に牽引された、空荷のレール輸送列車とすれ違いました。EF65なんて久しぶりに見ましたよ。ナンバーがブロックタイプのやつだったので、昭和50年初期に製造された後期型で、EF65の中では新しいタイプなんですが、色褪せてて、かなりくたびれてる印象でした。私らの時代は、EF65-500、EF65-1000といえばブルートレインを牽引する花形機関車で憧れの的でした。その後、牽引をEF66に奪われてしまい、挙げ句の果てにはブルートレインの全廃・・。

当時の仲間たちは新鋭機関車の登場で、次々に消え去っていってるようですね。
まだまだ全廃とまではいかないでしょうけど。ブルトレ世代のおっさん達に「お、あいつらまだ頑張ってるな・・・、まだまだ俺も・・・」と元気を与えて下さいな。

戸田駅を出てしばらくすると周防灘へ抜けます。ここから、次の富海駅のちょっと先までの区間は、車窓に穏やかな海が広がります。山陽本線で好きな所の1つです。富海駅に着いたところで、少し早めの昼食にします。

広島駅で買った「しゃもじかきめし」です。箱を開けると、赤いしゃもじ型の弁当箱が出てきました。

フタを開けると、かきめし、かきフライ、かきの味噌和え、煮かき、じゃこ煮、
色んな方法に調理されたカキがどっさり!!これは美味そうだ

私が食べる量的に少ないかなと思いましたが(汗)、全然問題ありませんでした。

美しい景色を見ながら食べる駅弁は最高ですね。

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コメント(3)

>きらら鉄道部長さん
ということは、私が乗っていたのはクハ111だったんですね!
4日目ということもあり、観察力が衰えてたせいか、番号を見るの忘れてました・・。
あの容器はもちろん持って帰りましたよ。娘のおもちゃになっていましたが、
今は大事に保管してます(笑)

>倫堕さん
岩国直前まで岩徳線のことは頭にありませんでした(汗)
乗車率が高めなのは曜日と時間帯にもよるかもしれませんね。
地元民の足として活躍する典型的なローカル線だなぁと感じました。

岩徳線ショートカットとは素晴らしい!
115系もよいのですが、DCでのひとときも捨てがたいです。
混雑してるとは私も意外(失礼)

EF65-1000、関東にいるとたまに見かけます。
感想、全く同じです。なんだか嬉しい!

G-01編成、来ましたねぇ(笑)
岡山方はクハ111-268、下関方はクハ115-605、中間モハは1000番台という寄せ集め(苦笑)クハ115-605も元々はクハ111なわけですが・・・

しゃもじかきめし、いつ見ても美味しそうです。
容器は当然お持ち帰り・・・ですよね!?(うちにもあります)

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