42.一路、西へ。

Category:たびぼうろぐ 2010.10 コメント(6)

しこたま飲んだ後、東京駅まで倫堕さんがお見送りしてくれるとのことなので、とりあえず、一緒に秋葉原駅へ向かいました。山手線か京浜東北線のどちらに乗ったのか、全く記憶に無いんですが(汗) 2つ目の東京駅で下車。私は長距離片道切符の最後の下車印を貰うために出場。ここまであまりリアクションが無かった切符に、有人窓口にいた若手の駅員さんが反応。私が「最後の下車印なので・・・」と言うと、「捺すの緊張しますねぇ・・・どこに捺しましょうか?」と言ってきたので、切符のど真ん中に捺してもらいました。

次の乗る列車は、寝台特急「サンライズ出雲」
これで西へ向かいます。ちょっと前なら間違いなくブルートレインに乗って、午前中には福岡に着いていたんですが、今はそれも過去の話になってしました。ホームに上がると既に列車は入線済でした。

同じ寝台電車でも583系に比べると大変シンプルな顔をしていますね。
昭和の顔と平成の顔でこうも違うもんですね。女性の化粧を見てるようです(笑)

早速、車内に入ってみます。出発まではまだ時間があるので、倫堕さんと一緒に車内を探検。基本的に全て個室なので、通路に扉があるだけで面白味は無いんですが、ノビノビ座席の車輌の車内構造には驚きました。船の2等船室ように雑魚寝するだけの広々した所だと思っていたんですが、ちゃんと2階建てで頭の部分には仕切りがある造りでした。床は固そうでしたけど。それでも、寝台券が要らないのは魅力ですね。
そして、私の個室へ。すると隣や正面の個室には若い女性が数名たむろしていました。すぐに反応した我々は(笑)、お互いデジカメで写真を撮ったり(女性と一緒ではない・汗)しているうちに発車時間が近づいていきました。

↓ホームでお見送りしてくれた倫堕さん。手にはハイボール500ml(笑)

本当に楽しい時間をありがとうございました。また行くことがあったらよろしくお願いします。

22時00分/5031M・サンライズ出雲・出雲市行き発車。
閉まったドアから倫堕さんを見送り、個室に戻りました。

_tabilog_t07.jpg先程の女の子たちが居たので、しばらく話をしていると、どうやら彼女らはチアリーディングをやってる大学生だそうで、翌日行われる出雲駅伝の応援に向っているそうです。話し終って個室に入り、荷物の整理をしていると、隣の部屋のコが何やらトラブっている様子。どうしたのか聞いてみると、個室の鍵の番号を忘れてしまい、中に入れなくなったとのこと。
サンライズの個室は任意の番号を入力してロックするタイプの鍵なんですね。その番号は忘れてしまうとは、姉ちゃん何しよるん?(笑) 「車掌さんがあっちの車輌にいるはずだから、開けてもらえるよう言ってき〜」と言って、片方のコが車掌さんを探しにいきました。すると、しばらくして車掌さんが中に人が居ないのを確認し、ロック解除をしてくれて一件落着。「もう忘れたらいかんバイ」と言うと、ハイと苦笑いしながらそれぞれ個室に戻りました。
気が付いたら横浜まで来てきました。横浜駅発車後、何やら騒いでる輩が居る。気になったので通路から見てみると、どう見ても場違いな風貌の酔いちくれ兄ちゃん2人が乗ってきてて、空いてる個室に入り駄弁っている。こりゃ絶対この列車目当てじゃないな・・・。こちらもいい具合に酔っているので(笑)、近くに行って話を聞いてみると「大船で降りたいんだけど、これどこ行き?」っと兄ちゃんたち。「島根まで行く」と言ったら血相変えて車掌を探してました(笑) 次の停車駅を教えなかった私は意地悪? 酔ってたしね。おそらく彼らは次の停車駅の熱海で降ろされたでしょうが、時刻表を見ると、その日のうちに大船へ戻れる列車は無し。バカだねぇ・・・。いくら酔ってても自分の乗る列車ぐらい確認しようや・・・。

車内のテーブルにはサンライズの設備が印刷された絵ハガキが置いてありました。奥出雲おろち号の絵はがき同様、勿体無くて使えないねぇ。しかし、このサンライズの内装は凄いね。さずが、住宅メーカーが手掛けただけはあります。合木を使ってるんでしたっけ? 確か。
車掌さんが検札に来た時に買っておいたシャワーカードを持って、さっぱりしてこようとシャワー室のある車輌に移動。先客と待ち客がいたので、しばらくラウンジで夜の車窓を見ていました。私の前に待っていた方は、なんとシャワーカードを2枚持ってて、スミマセン時間かかりますけどいいですか?と申し訳なさそうに言ってきました。「それはダメです!」とは言えませんわな。複数枚使っちゃダメという決まりは特に無いんでしょうけど・・・。なんかなぁ・・・。

シャワーを浴びてさっぱりしたところで、締めの酒(まだ飲むか?)
チーカマを食べながら酒を飲み、光のみが流れる真っ暗な車窓を眺める。なんて贅沢な時間なんでしょう。2階席なので、窓の上部にRが付いており解放感は抜群。583系と違って空調も丁度良くて快適。そんな最高の環境なので、酒が空くと同時に寝てしまったようです。ブラインドも閉めずに(笑)

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コメント(6)

>ちくまえ。さん
写真見ました!なんと衝撃的なシーンなんでしょう。
信号場の本屋から漆生線側の竹林の中にある第4種踏切跡あたりまで綺麗になっていますね!
何をするつもりなんでしょう・・・。今度見に行ってみます。
完全にノーマークでした。廃線跡はこれがあるから恐ろしい・・・。

>倫堕さん
酒を握って列車を見つめる姿があまりにもハマり過ぎていて、特別出演させてしまいました(笑)
これぞ倫堕さんって感じで、知っている方なら一目で分かるでしょう!
サンライズ&100系こだま、なんて最高ですね。
今回の旅で初めて知ったんですが、新幹線に乗り換えると乗り継ぎ割引が適用されるんですね。
新幹線→在来線のみだと思い込んでました。
サンライズの特急料金が半額になって、サンライズの切符に「乗継」が印字されてました。

>きらら鉄道部長さん
シングルとソロの違いは調べてたんですが、平屋根室の存在は切符を手配した後に知りました(汗)
二階のシングルでも十分広かったですよ。私でもギリギリ大丈夫でしたもん(笑)
ポストカードになったのは最近なんでしょうか?それとも部屋によって違うとか!?

サンライズ!
私は東京へ行くとき、時間があればコレで行ってます。サンライズシングルはBソロより千円高くても広々してるので、いいですよね。2階室とのことですが、平屋根室は取れなかったのでしょうか? 体格がいい人でも快適ですよ(爆)

昨年使ったときはポストカードなんて無かったですよ・・・小さなパンフレットが置いてありました。

山手か京浜東北か・・・・私も全く記憶にありません!

郷愁の583系もいいですが、実用は・・・やっぱりサンライズですよね。
7年前に一回乗っただけですが、狭いスペースをうまくつかってるなと感心しました。
来年の帰省は、サンライズ&100系こだま、としたいところですが、
何せ高価なので、財布と相談です。。。。。

写真掲載、サンキューです。
あの日の感動がよみがえります!

失礼しました、またの名を『いよいよ大詰め』って(^ ^;

嘉穂信号場、漆生線方向も工事着手です。
信号機も今日見たら倒されて寝かされてました(T T)
新年は漆生線方向も要チェックですばい。

目尾も違うところで進展がありますよ!

>いよいよ大詰めさん(・・・logで誰だかわかります・汗)
サンライズはとても快適でしたよ。私の乗ったのはシングルでしたが、
A寝台になりますが、シングルデラックスなんかはビジホそのものみたいです。
夜行でちびちび飲む酒は最高です。
下戸でもノンアルコールのビール風味飲料を飲んで、雰囲気に酔うのもいいかもしれません。
ギャルたちとはご期待にそえるような話しはしてませんよ(笑)

うらやましい限りの鉄旅も終わりに近づいてきましたね。
このサンライズ出雲なんてちょっとしたビジホじゃないですか(*o*)
缶ビールの絵がとってもステキですばい(^ ^)

そのうちギャル(死語)達との詳細なレポを生でお願いします♪

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