36.変わってっぺヨォゥ

Category:たびぼうろぐ 2010.10 コメント(4)

再入場して水戸方面の電車をホームで待つとしよう。ふと、学生時代に乗っていた鹿島臨海鉄道大洗鹿島線内では、車掌さんが車内補充券を売っていたのを思い出しました。鹿島神宮から新鉾田までの通学定期券で水戸まで乗り越す際は、いつも買っていました。JRの路線がびっしり印刷されてて、丸印が記された駅に小さな穴を開けるタイプのやつでした。もしかしたら今も売ってるのかなぁ・・そう思って、本来ならば友部駅の券売機で水戸または新鉾田までの(売ってたのかな?)切符を買って再入場するべきところでしたが、あえて買わずに今まで使ってきた長距離片道切符で再入場しました。
左の切符は学生時代に新鉾田〜水戸間を往復したときのもの。新鉾田から乗り越して車内で水戸までの往復切符を発行してもらいます。当時、水戸駅は自動改札なんてありませんでしたから、改札口には多くの駅員がいて、これを見せて出場して街へ向かいます。水戸駅ビルやサントピア、伊勢甚、川又楽器、ゲーセンとか行って遊んだり買い物したりしたなぁ。帰りはこの往復切符を見せて再入場。そのまま定期で鹿島まで帰ってました。いやぁ、懐かしい。

ホームで待っていると、初めて見る車輌が近づいてきました。何じゃ?あの車輌は?発車案内を見ると「フレッシュひたち」と表示してありました。フレッシュ? ネーミングはいいとして・・・常磐線の特急といえば「ひたち」ですね。ボンネット型の485系が大活躍していた時で記憶が止まっている(先頭にLEDのヘッドマーク?が付いてたやつは、大学時代に一度乗った気がしますがイマイチ覚えていない・・)ので、何もかもが新鮮です。まさにフレッシュ(笑)

今度乗る列車は水戸行きの普通列車。フレッシュひたちを見送ってホームで待っていると、また初めて見る列車がやってきました。時間的にあれが水戸行きの列車か? 常磐線は401系・403系・415系と条件反射的に待ち構えてたところがあって、見慣れぬ車輌の登場にちょっと不安になりましたよ(汗) あとで調べてみたら、国鉄型車輌はとっくに無くなってたんですね・・。1500番台も数年前まで常磐線を走っていたようですが、それも今は新しいやつに置き換わっているようです。それで、用無しとなった車輌達がはるばる九州までやってきたんですね。まぁ、国鉄時代から、勝田電車区と南福岡電車区の間では車輌の行き来が多かったですもんね。

私を不安にさせた(笑)車輌は「E531系」というそうな。この顔つきは好きになれんなぁ・・(汗)

11時44分・ 1355M/水戸行き発車。

自前の工場で造られた車輌のようです。製造工場表記にしては珍しい、行書体系の手書き文字(デジタルフォントではなさそう)が目を引きます。ちょっとしたところですが、これは気に入りました。

車内はこんな感じで、九州の特徴あるデザインをした車内設備とは全く違った印象ですね。
田舎者的な表現をすると「東京の電車」って感じ?(笑)

田畑や山が見える車窓から内原駅、赤塚駅と停車するごとに車窓から見える街が大きくなっていく。臨時駅の偕楽園あたりで進行方向右に千波湖が見えてきました。いやぁ〜懐かしいなぁ。近くにある茨城県民文化センターに行ってたなぁ。そろそろ水戸駅到着。私が行ってた頃は北口が表玄関的な感じで、駅ビルの前には商業ビルが建ち並んでいました。反対の南口一帯は「駅南・えきなん」って呼んでて、北口の繁栄ぶりとは対照的に何も無かったような気がしたんですが・・・着いてビックリ。大きな駅ビルが建ってて、周りには建設中のビルもありました。すごい開発ぶりだなぁ・・。あちらの言葉で言うと「なんだァ? えきなん、変わってっぺヨォゥ!! これ。久しぶりだから、どこがどこだかわがんねぇーべよ。これ」・・・こんな感じだったかな(汗) 鹿島周辺は転勤族(我が家も)が多いし、私自身数年しか居ませんでしたので、だっぺ言葉に染まりませんでしたが、超地元の人が話す会話は理解不能なことがありましたね(汗)
さて、次に大洗鹿島線に乗り換える為に一番駅南側にあるホームへ向かいました。すると、ホームへ降りる階段の前に改札口があって、そのまま行くことが出来なくなっていました。私の頃はJRも大洗鹿島線も同じ改札口だったんですが・・・。長距離片道切符を見せて、友部から新鉾田まで行くんですが・・・と尋ねてみると、友部〜水戸間の料金を徴収されて精算済券をもらいました。大洗鹿島線の切符は車内で買って下さいとのこと。大洗鹿島線の車内で乗り越し精算してもらおうかと思っていたんですが、乗車する際のシステムが変ってしまったようです。

階段を降りると大洗鹿島線のディーゼルカーが入線済でした。約20年ぶりの再会です。

車輌番号は「6012」 これは私の記憶が正しければ第三次増備車だな。開業当初は「6001〜6006」とキハ20系を改造した「2001〜2004」が配備され、その後「6007、6008」が増備され、「6009〜6012」が増備されたように思います。鉄離れしてた時期とはいえ、その辺はしっかりチェックしてましたね(汗)

早速乗車。お昼なのに結構な乗車率。車掌さんが居たので新鉾田までの切符をお願いすると、取り出したのは携帯端末機。レシートみたいな頼りない切符が発行されました・・・。車内補充券を期待していたのに残念。技術の進歩を認めるしかありませんね。780円か・・・私らの時は640円でした。あの頃に比べて140円も値上がりしてるんだ。

それにしても車掌さんの若いこと。私らの時代は爺さんやおいちゃんばかりでした。きっと国鉄から流れてきた方が多かったんでしょうね。通学で毎日乗っていると、車掌さんとも顔見知りになり気軽に話せて楽しかったなぁ。鉄な話は全くしなかったですけど。今でも何人かは覚えてます。 もう退職してるんだろうな・・・。

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コメント(4)

>ashiwodiさん
あのペラッペラな切符はちょっといただけませんね・・。
大洗鹿島線内で画像のような切符を発券してもらおうと思って、
友部駅で連絡乗車券を買わなかったんですが、
まさか端末機を持っていると思いませんでした・・。

>E531
九州にも九州の顔があるように、東日本も似た顔になる傾向があるようですね。
西日本も何となくわかりますもんねぇ。西のキヤが筑豊本線に入線した時は
西っぽい顔つきだなとピンと来たもんです。

otcheeさんこんばんは。
水戸まで来ましたね。私は茨城県は未知の世界です。

>補充券
最近はレシートタイプのものばかりで味気なくなってしまいました。もう常備タイプのものは絶滅してしまったのでしょうか。なら、友部駅で連絡乗車券を仕込めば・・・。しかし鹿島臨海鉄道は車掌さんがいるのですか!ワンマンではないのですね。ローカル私鉄には今時珍しいこと。

>E531
JR東日本の最近の新車はこのタイプが増えてますね。チョビさん仰せの通り踏切事故対策のようです。JR九州813系の最近の増備車も運転席後ろの余裕分はそうではありませんでしたっけ。

>チョビさん
言われてみればそうですねぇ。確かに長い。
よく見えませんでしたが、その分運転席が広々してるんでしょうねぇ。
運転台は高めのようですね。
そう、前照灯はLED表示の両サイドにある小さいやつでした。

E531っていうんですね!

乗務員室の入口から先端までがえらく長いですね。

踏切事故対策でしょうか?

しかし、お顔は私も好きじゃありません。

前照灯は上のやつでしょうか?

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