2010年3月アーカイブ

あのアーチ供用開始

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ついにあのアーチが通行可能になりました。あのアーチじゃわからんってね(汗)
国道201号線・飯塚庄内田川バイパス(・・長い)の下三緒付近にある、モジュラーチ工法で施工された連続アーチの高架橋です。今朝の新聞で本日開通とありましたので、遠回りになりますが仕事帰りに初走行してきました。

庄内側から進んでいくと・・・

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青看板は八木山バイパス方面へ直進出来るように表記されてます。
これまでは一旦、左に降りて(直方・新飯塚方面)県道とクロスして進んでいました。

↓左が県道へ降りる道・右がアーチ高架橋上

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新しい道はええのぉ〜。

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アーチの上なんですが、走ってみると普通の道路(笑) 当たり前。

↓県道と後藤寺線を一気にオーバークロスしていきます。

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↓県道からの合流点を過ぎた所。

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ここからは2車線になりました。ここでよく渋滞してたんよね。
お猿の仮設ガードレールは撤去されました。

そのままミスター青木の横を通過し、鶴三緒を抜けて五穀神交差点の手前辺りで・・・

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工エエェェ(´д`)ェェエエ工・・・   スイスイはココまでか・・・。
信号を過ぎた辺りから見える遠くから続く車の列・・。

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ここから先、八木山バイパスを含むと一山越えて鳴淵ダム入り口まで1車線です・・・。
ただ、写真の奥の坂を下りた堀池から穂波東までは片側2車線化工事が進んでいます。
五穀神から堀池までのボトルネックが解消しない限り、完全なスイスイとはいきませんねぇ。

走行中はアーチを全く感じないので、Uターンして現場を見てきました(笑)

↓新飯塚から山田へ抜ける県道とのクロス部分。左/飯塚、右/稲築、奥/庄内・田川方面。

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飯塚スルーの高速バスは昨年から運行しています。

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この連続アーチ、あそこを思い出しませんか? そう、西鉄折尾駅の連続高架アーチ。
「NEO-NNRアーチ」って感じですね(笑)

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径はかなりあります。

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↓こんな感じで左右と上部の3つの部材で構成されています。

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こうやってみると何か物足りない・・・
整然と並んだ赤茶色のアレが頭に浮かぶ・・・煉瓦アーチの見過ぎだな(笑)


手ぬぐいに廃線

Category:廃線・未成線 コメント(5)
食卓テーブルに何げなく置いてあった「台拭き」
折り畳んで、ばぁば&大ばぁばの卓上占有エリア(笑)の急須や湯のみに掛けられていてました。
オホーツクの文字が見えたので、あぁ、誰かの北海道土産か・・と思って、特に気にしていませんでした。
娘が食卓をイタズラした時に手に取って広げてみると・・・・んんん!?

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知床半島の地図かぁ。「台拭き」じゃなくて「手ぬぐい」やん。
ちょっと古めのデザインだなぁ。お!?鉄道も載ってるぞ・・。
地図を見ると、まず鉄道に目が行くのはしょうがないですな(汗)
最初に気が付いたのが左下の標津線。

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ここはJR化後数年で廃止になったはず・・・ということは、1980年代後半までのものか?
・・・と思って、左上を見ると・・・


え?

根北線!!!!?

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確か1970年頃に廃止になったはず。ということは、現役時のものなのか?この手ぬぐいは。

根北線は計画の歴史は古いけど、開通は遅く、しかも短命な路線だったと思います。
斜里から知床半島の付け根を山越えして根室標津へ続く計画だったが、
越川までしか開通しなかった所謂盲腸線なのだ。
その先、根室標津を目指していた遺構として、連続アーチが美しい通称・越川橋梁が有名です。

持ち主の大ばぁば(私の祖母)に聞いてみると、昨年亡くなった息子(私の叔父)が若かりし頃、
アルバイトしながら北海道を転々と放浪していた際に、知床に1ヶ月ほど滞在した時のお土産として貰ったものだそうな。
ということは、やはり当時のもので間違いないようだ。ということは40年ほど前のものか。
それにしても状態が大変良い。今まで何度か引っ越ししてるのによく残っていたなぁと感心しました。
しかし、そんなモノを台拭きにしようとは勿体無い!!
お土産を買った本人も居ないし、私的にも貴重な廃線が載っているモノだし、
「これは貴重だから台拭きにせんでよ〜」と言ったら、「額縁に入れとこうか」と言ってました(笑)
その叔父ももうすぐ1周忌を迎える。早いなぁ。
北海道放浪時は当然鉄道を使って移動してただろうから、色んな話を聞いてみたかったなぁ・・・。


嘉穂信号場跡 100321

Category:廃線・未成線 コメント(6)
1月以来の連休で久しぶりにゆっくりしてます。昼食後、眠そうな娘を連れてドライブへ(昼寝対策)。
車の中は半袖でもいいくらい暖かかったので、5分もしないうちにお昼寝(笑)
ということで、廃線跡ドライブへGo!!

いろいろ周りながら外せないポイント「嘉穂信号場跡」へ向うと・・・。
何な詰所っぽいものが見えてくる。西鉄バスの転回場跡の角には工事のお知らせ看板が。
いよいよ、踏切跡付近も工事が始まるようです。期間は8月までとなっていましたが、延びるでしょう(笑)
まず気が付いたのが、踏切跡の信号場側の竹林伐採。竹林の中に放置されていた車や鉄塔へ続いている取付道路?がバッチリ見えていました。

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ここは日吉巻揚踏切といいますが、機器ボックスにはうっすら文字が残っています。(裏側)

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↑ちょっとスッキリしましたね。

下山田側は特に変化はありませんが、今後、夏までにはガラッと変わってるかもしれませんね。

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旧道沿いを進んでいくと、この季節はモジャ度が低いので、辛うじてバラストが見える箇所があります。

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↓この信号機もいよいよ見納めになりそうですね・・・。

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↓県道の陸橋までは手付かず状態です。工杭から菜の花が咲いていました。春ですねぇ。

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↓陸橋の真下。真ん中辺りをよく見ると・・・

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「TB」が残っていました。でもって結構状態が良さそう(笑)

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↓先ほどの工杭辺りから信号場方向を見たところ。左上にバス停が見える所が県道。

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↓夏頃までにはこういったモノが見られなくなってしまうわけですね・・・。

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●おまけ
踏切名が「日吉巻揚」なので、踏切を渡った左側の山の中には・・・

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アーチの意匠が美しい巻揚機台座跡があります。


@KIGS

Category:音楽 コメント(5)
今回は鉄分ゼロなんで、スルーしてもらっても構いません(笑)

今日は家で「ひままつり会」だったんですが、途中退場しまして(汗)・・・北九州イノベーションギャラリー(KIGS)にて開催されている「ザ・テレビゲーム展」〜その発展を支えたイノベーション〜に行ってきました。

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なぜ、途中退場してまで行ったのかというと、企画展連動講演会「日々前人未到!ゼビウス・サウンド誕生の日〜『文化史上のテレビゲーム』試論」に参加したんですよ。先月に参加申し込みをしてまして、私の勘違いで「ひなまつり会」とダブルブッキングになってしまい・・・(汗)
嫁さん>スマン・・。

実はこれ、昔、ナムコのサウンドクリエイターとして活躍された慶野由利子さんの講演会なんですね。おそらく知らない方が殆どだと思いますが、あの「ゼビウス」や「ディグダグ」「ドラゴンバスター」などの曲やSE(効果音)を作った方なんです。学生時代にこれらのゲームにどっぷりハマり、その音に魅せられた私としては、行かないわけにはいきません。

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正味1時間ちょっとの短い時間でしたが、非常に興味深い内容でした。
パックマンの頃の音と慶野さんが携わった頃との音の違いをプロジェクターに映し出された譜面で説明したり・・・いきなり、倍音、周波数なんて言葉が出て来て、こちらはニヤリ(笑)、音楽に興味がない方はさっぱりわからんだろうなぁ・・と思いながら聞いていました。
ディグダグの敵キャラ「ファイガー」が放つ炎のSE作成話、これも譜面を表示して、低音部と高音部の2音構成で・・・不協音で・・・などなど、わかりやすく説明してくださいました。火を吐く音って、みなさん想像出来ます?(笑) ホント、凄い発想力です・・。
当時のハードは3和音しか出せなかったという話では、この日のために作曲したという新曲!?「INNOVATION STEP」を披露してくれました。曲としては4/4拍子と2/4拍子で構成された短いループ曲で、実に慶野さんっぽい曲調(好きだからそう聴こえるのかもしれない・汗)で顔が緩みっぱなしでした(笑) さらにメロディ・バッキング・ベースの3和音にSEを鳴らした場合、1パート犠牲にならなきゃいけないという話では、実際にこの曲にSEを重ね、それぞれのパートで犠牲になる様子を数パターン鳴らしてくれました。この辺は、すごく引きつけられましたねぇ。ハード的な制限がある中で曲や雰囲気を殺さないで鳴らすことがいかに大変だったのか・・・まさに職人芸ですね。ちなみに犠牲になるパートは、そのゲームのコンセプト等によるそうです。その後、本人もお気に入りという「フォゾン」が流れました。どんな音が出てくるか・・・おっと! これは「VIDEO GAME MUSIC」(細野晴臣監修・YENレーベル)からじゃ! すぐわかりました(汗) 学生の頃、テープがノビノビになるまで聞いてましたから・・。この世界初?のビデオゲームミュージックアルバムと当時刊行された「ALL ABOUT NAMCO」に掲載されているBGM・SEの譜面が無ければ、私が音楽の世界に飛び込むことは無かったでしょうね。慶野さんは私の趣味の世界を広げてくれた中の一人と言っても過言じゃありません。
ちなみにパックマンシリーズの「スーパーパックマン」「ミズパックマン」「パック&パル」にも携わったようです。スーパーパックマンの休憩BGMの効果音的フレーズがゼビウスのコイン投入時のクレジット音と似ている訳がわかりました。
後半は、「文化史上のテレビゲーム」試論・私論のお話でした。
アルタミラの洞窟の「五本足の牛」の絵を例にあげ「絵の中に時間の概念を取り込む」話のほか、鳥獣戯画のスクロール話などなど、慶野さんなりの考えを様々な素材をもとにお話してくださいました。
その後の質疑応答では、様々な観点からの質問が飛んでいました。初めに慶野さんから来場者へ質問してみたいと言っていましたが、来場者からの質問があまりに多かった(時間が押してた?)せいもあり、慶野さんへの質問に終始してしまいました。内容的には大変面白かったです。
今回はたまたま北九州で行われ、気軽に行けたことは幸運でした。慶野さんは現在も作曲やプロデュース活動をされているとのこと。今後もそれらの活動もさることながら、このようなディープな?内容の講演も続けてもらいたいですね。

で、本企画の「ザ・ビデオゲーム展」も見てきました。
開催前の事前告知でやるのは知っていたんですが、ちょうど、おっちー2号の誕生と重なってしまったため行けませんでした。今回は本企画展示がオマケ的な感じになってしまいましたが、ようやく行くことができました。残念ながら撮影禁止・お手を触れないでください。なので、何も画像がありません・・。
スペースインベーダーやパックマンシリーズのアップライト実機や様々な家庭用ハード、ゲームウォッチをはじめ懐かしのLSIゲームなど、多くのマシンが展示されていました。どれも手に取ってプレイしたい気分になります。パックマンを見て、小学生の頃、マルキョウの屋上で上手い人のプレイを見てたなとか、マルチスクリーンのゲームウォッチ「ドンキーコング」を見て、中学の時、学校に持ってきて先生に没収された奴が居たなぁとか、なんか色んな思い出が蘇ってきました。この辺は、昔の曲を聴いた時と同じ状態になりますね。
この展示、来週の日曜日まで! 興味があるかたは最後のチャンスですよ!!




●おまけ
恐れ多いとは思いつつ・・・サインを頂戴しました。
「フォゾン」の譜面に。家宝にします。墓場まで持っていきます。

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お忙しい中、有難うございました。


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